まるでヨーロッパの古城・黒部峡谷トロッコ列車から見るダムに建つ発電所が優美!

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まるでヨーロッパの古城・黒部峡谷トロッコ列車から見るダムに建つ発電所が優美!

まるでヨーロッパの古城・黒部峡谷トロッコ列車から見るダムに建つ発電所が優美!

更新日:2015/08/26 16:12

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル トラベルライター

黒部峡谷では電源開発の資材を運ぶことを目的に電力会社の専用鉄道がひかれました。昭和2年のことです。その後、登山客らからの要望を受け、「生命の保証をしない」ことを条件に便乗乗車が可能に。今では観光客向けのトロッコ電車として私たちを楽しませてくれています。もとが電源開発を目的としていたたため、沿線にはダムがいくつも。今回は車窓から見える、私たちの生活を支える黒部峡谷のダムと発電所をご紹介します。

黒部川電気記念館

黒部川電気記念館

提供元:(公社)富山県観光連盟

http://www.info-toyama.com/地図を見る

トロッコ宇奈月駅の前に建つアルペン風の建物。この黒部川電気記念館では黒部の電源開発の歴史が学べます。“黒部の太陽”でも有名な黒部ダム(くろよん)の建設工事に関する展示も多数。困難を極めた“大町トンネル”の工事現場を再現したイメージトンネルで、当時の難工事の様子を体験することができます。

これからトロッコに乗る人はもちろん、立山黒部アルペンルートで黒部ダムに行かれる予定の方は、ここで見学しておくと旅の内容もより一層深くなるでしょう。

宇奈月ダム

宇奈月ダム

提供元:(公社)富山県観光連盟

http://www.info-toyama.com/地図を見る

宇奈月ダムは2001年に完成した比較的新しいダム。トロッコで宇奈月駅を出発し、新山彦橋を渡ったらまもなく見えてきます。黒部川は“暴れ川”として知られており、幾たびも洪水によって下流域に被害を与えてきました。宇奈月ダムはこの黒部川の洪水から下流域の人々の暮らしを守り、さらに豊富な水量で発電をするために作られたダムです。

宇奈月ダムにある宇奈月発電所は、宇奈月ダムから最大毎秒70立方メートルを取水して最大2万キロワットを発電します。この発電所は見学のできる施設で、見学スペースには現在どれくらいの電気を発電中であるか一目でわかるデジタル表示板も。トロッコの宇奈月駅からやまびこ遊歩道を20分ほど歩いた場所にあります。

まるで古城!新柳河原発電所

まるで古城!新柳河原発電所

写真:東郷 カオル

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ダムのご紹介なのに、いきなり中世ヨーロッパの古城のような写真。実はこれは宇奈月ダム湖の湖岸に建つ“新柳原発電所”。湖上に浮かぶ城をイメージしたものらしいですが、切り取り方によっては日本とは思えないような写真になります。宇奈月ダムの建設で水没した柳河原発電所の替わりに建設された発電所ですので、こちらも比較的新しいもの。行きも帰りもトロッコ列車の車窓からよく見えます。“ダム”とか“発電”といったお堅いイメージとはかけ離れた美しい風景です。

新柳河原発電所は、次でご紹介する上流の出し平ダムから取水して発電しています。

排砂機能のあるダム・出し平ダム

排砂機能のあるダム・出し平ダム

写真:東郷 カオル

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出し平ダムは宇奈月ダムの上流に位置する、排砂機能を持つダムです。黒部川流域は土砂が多く、貯水池に流入した土砂を排出しダム機能を維持しなくてはなりません。そのための排砂ゲートがダムの両サイドに備わっています。
排砂機能を持ったダムはこの出し平ダムが日本では初。フォトジェニックな新柳河原発電所とは打って変わって、出し平ダムはダムマニアが喜びそうなダムです。

出し平ダムもトロッコの車窓からよく見えますので、お見逃しなく。

トロッコの席は右?左?

宇奈月駅からトロッコに乗る際は、必ず早めに並んで右側の席に座りましょう。今回ご紹介したダムと発電所は全て右側に見えてきます。
宇奈月ダムにはおサルさん専用の橋もあり、この橋もトロッコ右側に見えてきます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/25 訪問

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