【ログイン後、ご利用いただける機能】
PCからのLINEログイン方法
ログインにはLINEアカウントが必要です。
また以下の手順でLINEアプリのログイン許可をオンにしてください。
写真:藤谷 愛
地図を見る戦国武将・大友宗麟が築城した「臼杵城(跡)」や、国の都市景観100選にも選ばれた「仁王座界隈」など、臼杵市には歴史ある建築物が多くあります。これに加え、九州に2つしかない木造の三重塔を擁す「龍原寺」などのお寺が数多くあり、これら30か所に竹灯篭の巨大オブジェや灯篭が設置されています。
写真:藤谷 愛
地図を見る「うすき竹宵」(以下、竹宵)では、小さな路地にも竹灯篭を設置。その数はナント2万本!20ほどのボランティア団体の協力も得て、豪華なもの、繊細なもの、はたまた現代芸術のような作品などを各所で公開します。規模、美しさ共に観光客が圧倒される竹宵は、まさに臼杵市の城下町全体を舞台にしたお祭りなのです。
人口が4万人にも満たないこの町に、その2倍以上の観光客が訪れる「竹宵」の人気は、単にオブジェの美しさだけによるものではありません。臼杵市に伝わる「真名野(まなの)長者伝説」を時代絵巻のような行列で表現しているのも、理由の一つです。
都の皇子と恋に落ちその子供を産んだ姫(般若姫)が、皇子に会うために都へ上る旅に出ることに。しかしその途上で嵐に遭い、船もろとも沈んでしまいました。悲しんだ姫の両親が命じ、現在の臼杵市深田に数多くの石仏を掘らせたのが、この地にある国宝「臼杵石仏」の起源という伝説です。
竹宵では、般若姫の霊とその遺品を迎える父、小五郎、母、玉津姫、般若姫の娘、玉絵姫の行列を、竹灯篭の美しい光の中で観ることができます。このストーリーの中では、観光客たちもまた、般若姫の霊を迎えるキャストの一人なのかもしれません。
写真:藤谷 愛
地図を見る某麦焼酎のテレビコマーシャルでも撮影された「仁王座(におうざ)」と呼ばれるエリアには、ほんの100メートルほどの間に6つものお寺があります。界隈の狭い路地にはびっしりと竹灯篭が置かれ、観光客の足元とお寺の壁をほの暗く照らしています。
写真:藤谷 愛
地図を見る特に「旧真光寺(きゅうしんこうじ)」では屋内で美しいオブジェを眺めることができます。また、ここから三重塔の龍原寺がある「平清水(ひらそうず)」は徒歩5分ほどなので、一緒に見学したほうがよいでしょう。
仁王座界隈の町並みは臼杵観光の名所の一つでもあるので、暗くなる前に一周りしてお寺の並ぶ情緒ある風景を見ておくのもお薦めです。
「多福寺(たふくじ)」は仁王座エリアから徒歩5分。臼杵城跡と向かい合う小高い丘に建てられたお寺で、城下町を一望できるビューポイントでもあります。このお寺では例年お寺に上がる石段に沿って製作されたオブジェを観ることができます。もちろん、境内にも美しいオブジェがたくさんあるので、この1か所だけでも時間をかける価値ありです。
写真:藤谷 愛
地図を見るまた、多福寺を下ったら、徒歩で5分もかからないほどの臼杵城跡へ。
城跡に上がる道沿いに毎年オブジェが作られます。石垣や城門も照らされ、遺跡と竹灯篭のオブジェを同時に眺めることのできるスポットです。
写真:藤谷 愛
地図を見る臼杵市の商業地区には8つの町があります。現在、その中心となるのが八町大路(はっちょうおおじ)で、竹宵の際にはこの周辺にもたくさんのオブジェが飾られます。
写真:藤谷 愛
地図を見るまた、このエリアには飲食店が大変多く、臼杵の名産「フグ」や「カボスぶり」を扱う割烹料理屋や、大分名物「トリ天」を提供する洋食屋のほか、飲食の屋台もあるので、店内で食べても、街ブラをしながらつまみ食いをするにもいいエリアです。
ちなみに、どのお店も午後6時を過ぎるとかなり混みあってきます。夜のイベントを満喫するためにも、食事は夕方5時くらいから始めるのをお勧めします。
お薦めした場所以外にも、竹宵では見どころがたくさん。八町大路にある「サーラ・デ・うすき」は観光案内と資料館を併せもった施設で、例年、琴など和楽器の音楽イベント等が行われます。その他、「久家の大蔵(くげのおおくら)」でも催し物が例年行われています。ちなみに「久家の大蔵」は1868年に建てられた酒蔵で、臼杵と交流のあったポルトガルにちなんで、ポルトガルの有名な「アズレージョタイル」の壁画を埋め込んだ美しい蔵として、観光客に広く公開しています。
HPや会場でまずは竹宵マップを手に入れて、記事を参考にしながら自分なりの観光ルートを練ってみましょう。
竹灯篭で幻想的に浮かび上がる美しい城下町を、贅沢な秋の散歩で満喫してくださいね。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
3月7日(日)にアクセスが多かったガイド記事
- PR -