写真:東郷 カオル
地図を見る黒部峡谷トロッコ電車は、宇奈月駅から終点の欅平駅までを1時間少々でのんびりと走る列車。のんびりですが、オープンタイプの窓のない“普通客車”に乗ると、外の風やトンネル内のひんやりとした空気が感じられ、とても臨場感にあふれた時間を過ごすことができます。
ここでは黒部峡谷トロッコ電車の車窓からの撮影スポットをご紹介しますが、トロッコ列車の道中、ほぼ全て撮影スポットと言っても過言ではないほどの自然美が車窓から見てとれます。今回はその中でも峡谷に花を添える“橋”を中心にご紹介しましょう。
まず出発してすぐに“新山彦橋”を通過します。ここからは“やまびこ遊歩道(旧山彦橋)”がよく見えます。写真手前の赤い柵が新山彦橋のもので、奥に見えるくすんだ赤の橋がやまびこ遊歩道です。
やまびこ遊歩道は、新山彦橋を渡るトロッコを撮影する絶好の撮影ポイントになっています。
宇奈月で時間がある方は、是非やまびこ遊歩道からの新山彦橋を眺めてみてください。
写真:東郷 カオル
地図を見る先ほどの新山彦橋を渡るトロッコを上から撮りたいなら、やまびこ展望台がおすすめです。特に新緑の時期は青葉と渓流と赤い橋が素晴らしいコントラストを見せてくれます。展望台にはトロッコの時刻表も掲示されていますので、いつ頃トロッコが通るのか一目瞭然。
宇奈月駅から歩いて5分もかかりませんし、展望台とは言ってもさほど登る場所でもありませんので、駅で時間のある方は是非訪れてみてください。
黒部峡谷は電源開発にあたり、多少なりとももともとあった自然環境を変えてしまっています。うなづき湖上には高さ15メートルの所に野生の猿専用の橋が架けられており、ダム貯水後も猿が対岸へ渡れるようにとの配慮がなされています。「人間、優しい^^」と、おサルが思っているかどうかはわかりませんが、運良くおサルが橋を渡っているところを見られたらほのぼのすることでしょう。
場所は柳橋駅のすぐ近く。ですが、この駅では降車はできませんので車窓からの見学となります。ビューポイントが近づいてきたら車内アナウンスがありますので聞き逃しのないように。
トロッコは宇奈月を出発して1時間ちょっとで終点の欅平へ。写真は欅平の手前の鐘釣駅近くにある鐘釣橋。ここは“錦繍関”と呼ばれる紅葉の名所。トロッコの車内では、橋にさしかかる前にアナウンスが流れますので、シャッターチャンスはお見逃しなく。
鐘釣駅周辺は万年雪展望台や河原露天風呂など見どころが多く、ここで下車される方も沢山いらっしゃいます。
黒部峡谷トロッコ電車の車内アナウンスは、富山出身の室井滋さんの声です。テレビでお見かけする室井さんの楽しい口調そのままに、見どころを案内されています。
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この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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