写真:乾口 達司
地図を見る鷲羽山(わしゅうざん)の名は、海上から眺めると、鷲が翼を広げたように見えることに由来します。その魅力は何といっても瀬戸内海の絶景を堪能できること。瀬戸大橋の袂に位置しているため、瀬戸大橋を岡山県側から眺める最適のスポットとしても知られています。
なかでも、巨大な橋の構造を目の前で眺められるのは迫力満点!中腹に位置する鷲羽山駐車場から一番近い展望台だと数分なので、是非、展望台から広大な瀬戸内海とそれを跨ぐようにかけられた瀬戸大橋の勇姿をご覧ください。
写真:乾口 達司
地図を見る付近では屈指の観光名所だけに、毎日、たくさんの観光客で賑わっています。したがって、当然、観光客を対象としたレストラン(鷲羽山レストハウス)も完備していますが、嬉しいのは、その店内からも瀬戸内海を眺められること。食事をとりながら、瀬戸内海を眺めるなんて、素敵ではありませんか?特に窓際の席に座ることをお勧めします。
写真:乾口 達司
地図を見る駐車場から登りはじめて20分程度で標高133メートルの山頂「鍾秀峰」(しょうしゅうほう)まで到達できるのも、鷲羽山の魅力の一つ。鷲羽山を訪れたら、山頂も目指しましょう。もちろん、山頂からの絶景はお約束します。
写真は山頂から東方を撮影したもの。海の向こうに見えるのは四国・香川県の五色台で、その左側、はるか彼方には讃岐平野が広がっています。山頂にはそこから見渡せる景色を紹介した案内板も設置されているので、それを参照しながら、絶景を楽しみましょう。
写真:乾口 達司
地図を見る反対に西方に目をやると、瀬戸大橋の橋脚の向こうに港があるのが、おわかりになるでしょう。この港は下津井港といい、古くより天然の良港として栄えてきた港です。鷲羽山を楽しんだ後は下津井港まで足を延ばし、タコ料理に舌鼓を打ってみるのも一計でしょう。
写真:乾口 達司
地図を見るこの写真、何?どうして土器などが掲載されているの?と思われた方も多いはず。場違いな印象を受けるかも知れませんが、これもれっきとした鷲羽山の関連物。実は鷲羽山周辺からはご覧のような土器をはじめとする古代の遺物もたくさん出土しているのです。山頂の西側には石室を露出させた古墳も点在しており、鷲羽山が古代から重要な山と認識されていたことがうかがえます。
これらの遺物が展示されているのは、中腹に位置する鷲羽山ビジターセンター。ビジターセンターでは、ほかにも鷲羽山や瀬戸内海の自然、や生き物、瀬戸大橋についての解説などのコーナーがあり、瀬戸内海や瀬戸大橋について詳しく学ぶのに適しています。山頂への途中にあるため、休憩所としてもご利用いただけます。
鷲羽山の魅力、おわかりいただけたでしょうか。すでにご承知のとおり、瀬戸大橋の袂に位置しているため、本州から四国へ、あるいは四国から本州へと渡るついでに立ち寄れるのも魅力の一つ。旅の道中、是非、鷲羽山から瀬戸内海の絶景をご堪能ください。
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この記事を書いたナビゲーター
乾口 達司
これまでは日本文学や歴史学の世界で培った見識にもとづいて数多くの評論や書評を執筆してまいりました。奈良生まれ、奈良育ちの生粋の奈良っ子。奈良といえば日本を代表する観光地の一つですが、地元民の立場からい…
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