現在台湾各地にある「観光工場」とは、工場の生産や製造はそのまま行いながら、一部を観光客に開放している施設です。時代や産業構造の変化による工場経営の行き詰まりを解消するために、政府指導により始められました。
台湾高山茶の工場「遊山茶訪」もその「観光工場」の一つ。製品の製造過程を見学できるだけでなく、高山茶に関する文物や資料の展示、そして体験コーナーなどもあります。二週間前に予約をすれば、写真のように係の方に無料で解説してもらえます。(2015年現在は中国語と英語のみです。)
2002年に作られた「遊山茶訪」ブランドは、一日中霧に覆われる海抜の高い茶畑で栽培された高山茶のブランドです。50数年良質なお茶を追求してきたというお茶は、自然生態農法で栽培された安全なお茶です。その種類は、凍頂茶、阿里山茶、杉林渓茶、翠峰茶、大禹嶺茶、梨山茶の6種類。どれも「遊山茶訪」で試飲することができるので、気になるお茶があったら係の方に声をかけてみてくださいね。政府経済部の「台湾ビジュアルデザイン賞 ロゴ類」金賞獲得しているだけあって、パッケージもきれいで、ギフトにもおススメです。
展示室内は、文物とパネルだけではなく、映像コーナーもあります。「観光工場」なので、展示室のガラス越しに工場の様子も見ることができます。写真のような中国茶道を紹介するコーナーもあって、台湾茶が身近に感じられますよ!
展示室内には、写真のようにお茶の木も置かれています。茶畑に行かなくても、「遊山茶訪」で実際にお茶の木に触ったり、写真を撮ったりすることができます。工場と言うと、殺風景な感じがするかもしれませんが、そんなイメージをくつがえす展示室内は、茶色を基調としたスタイリッシュな造り。おしゃれでモダンな空間で、木の状態からの高山茶を存分に楽しむことができます。
製造過程で切り取られる烏龍茶の茎を使った消臭グッズ作りも体験できます(費用100元)。烏龍茶の茎は、昔は自宅用のお茶として、写真のようにつぶして丸くして保存されていたそうです。それと同じように作ったのがこの消臭グッズ。最後に体験コーナーに置かれている漢字スタンプをおせば、レトロなお土産になりますよ。
「遊山茶訪」は、お茶に触れて、お茶を存分に楽しむことができる施設です。朝9時から夜6時まで開放されているので、高山茶を試飲しながら、ゆっくり過ごすことができます。
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(2024/9/9更新)
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