写真:安藤 美紀
地図を見る歴史あるお店がひしめく浅草。この地ですでに半世紀、寿司屋の名店「すし屋の野八」は、古くから浅草の食文化を盛り立ててきました。創業は昭和47年。本格的な江戸前寿司が味わえる、地元民や食通の人からもよく知られたお店です。
お店の場所は、地下鉄 銀座線の田原町駅から徒歩5分。浅草駅からだと、徒歩10分くらいの場所にあります。雷門通りと浅草通りに平行する道沿い、迷ったら田原小学校を目印にするといいでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見る初めて行くお寿司屋さんは、ちょっと緊張しちゃう…という方も多いのではないでしょうか?
しかし、ここは浅草。下町らしく、リラックスしながらお寿司を楽しめます。一歩中へ入れば、お店の2代目が非常に親しみやすい笑顔で“いらっしゃい!”とフレンドリーに迎えてくれるのです。
「すし屋の野八」最大のウリは、ネタの種類が圧倒的に多いこと!約40〜50種類もの種類豊富なネタが常に店頭に並んでいるそう。ネタもかなり良質なものを揃えていて、落ち着いた雰囲気の中で江戸前寿司を味わうことができます。
写真:安藤 美紀
地図を見るそれでは、いよいよ一粒寿司の登場です。
かなり小さく切られていますが、どんなネタかお分かりでしょうか?一粒寿司のネタは7種類(赤身・白身・中トロ・ほっき貝・ウニ・タコ・玉子)。この中に、中トロやウニなど高級ネタが入っているのも嬉しいポイントです。
木に木目があるように、魚にも筋目があります。通常その筋目に沿ってネタを切っていくのですが、一粒寿司も魚の繊維に合わせてネタを切るなど、普通のお寿司と手順は基本的に同じ。お寿司を引き立たせる名脇役、海苔も器用に細く切られていきます。一粒寿司は小さいからって、抜かりありません!!
にぎり寿司というと、ササッと素早く握ってくれるイメージがありますが、一粒寿司は丁寧に作られるため1人前が完成するのに約10分程度かかります。
写真:安藤 美紀
地図を見る一粒寿司が、ついに完成!
サイズは小さくても、完璧なお寿司になっています。白身魚の上にもみじおろしがのっていたり、ウニが軍艦巻きになっていたり。その完成度の高さにビックリ。昔はワサビを入れていたそうですが、子供が食べて泣いてしまうことがあったらしく、現在はワサビ抜きになっています。
もともと小指サイズくらいのお寿司は、お雛様に飾る時などに職人さんが作っていたものだとか。ある日「すし屋の野八」の2代目が小さいお寿司を握ってお客さんに出したところ、“どこまで小さくできるの…?やっぱり、お米一粒じゃない?”と言われて作り始めたのが、一粒寿司のキッカケ。
笑顔でお寿司を食べてもらいたい。というのが一粒寿司のコンセプト。ユーモア溢れる一粒寿司には、「え〜!!小さすぎるよっ!」と笑顔で突っ込みたくなる、ほっこりした幸せがギュッと詰まっているのです。
写真:安藤 美紀
地図を見る一粒寿司の食べ方は様々。普通のお寿司と同じように手で1貫ずつ食べてもよし、爪楊枝をお箸代わりにしてもよし。お好みのお寿司をいくつか指にのせ、一気にパクっと食べるのもまたよし!
…でも、じっさい味はどうなの?
と気になっている方もいるかと思いますが、これが意外と本格派!
シャリはモチっとしていて、海苔は小さくてもパリッパリ。ネタとシャリのバランスが完璧で、ネタの良さも実感できます。
小さくて可愛い〜!!!とテンションが上がる一粒寿司は、驚くことに無料のサービス。「すし屋の野八」を利用する人なら、誰でもにぎってもらえます。
お店の営業は夕方5時から深夜2時まで。寿司好きの外国人観光客を案内するお店として利用するのも便利ですし、浅草エリアで美味しい&楽しいお寿司を食べたいときに「すし屋の野八」を訪れるといいでしょう。浅草の和やかな夜が、さらに幸せな時間に包まれます。
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(2024/10/16更新)
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