目黒のさんま!「目黒のSUNまつり」でサンマを味わいつくそう

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目黒のさんま!「目黒のSUNまつり」でサンマを味わいつくそう

目黒のさんま!「目黒のSUNまつり」でサンマを味わいつくそう

更新日:2015/08/18 13:47

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 武蔵国ナビゲーター、歴史探索ブロガー

2015年の第39回目黒区民まつり(目黒のSUNまつり)には、4つのイベントがあり、その内の“さんま祭”がサンマを振る舞うイベントとして、今年20周年を迎え、毎年大人気となっています。
そもそも目黒区が『目黒のさんま』で有名であったことから始まったイベントで、2015年も開催日は9月20日に決定しています。
今回は、この目黒区民まつりと、目黒の代名詞『目黒のさんま』をご紹介いたします。

目黒のさんまとは?

目黒のさんまとは?

写真:Naoyuki 金井

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このイベントを理解するには、まず『目黒のさんま』を知らなくてはなりませんが、これは落語家、三代目三遊亭金馬が得意としていた落語の噺の一つなのです。

“ある殿様が、目黒不動参詣をかねて遠乗りに出かけた時のこと、お腹がすいたので目黒にあった農家でサンマを分けてもらい、空腹もあってとても美味しく食べたのです。
しかし、当時のサンマは庶民の下魚で屋敷の御膳に出る訳はなく、サンマの味が忘れられない殿様は、親戚のお呼ばれの席でサンマを所望しました。驚いた家来たちは、日本橋の魚河岸から最上級のサンマを取り寄せ、小骨を取り、すっかり脂を取ったパサパサのサンマを差し出したのです。
一口食べた殿様は、美味しくないサンマに、「このサンマはどこから取り寄せた」と家来に聞いたところ「日本橋でございます」と家臣が答えました。
そこで殿様が一言「それはいかん。サンマは目黒にかぎる」”

以来、海のない目黒の名物がサンマになったのです。
会場近くの“茶屋坂街かど公園”には由来などの書かれた碑やプレートがあり、この公園の先の坂の上には、「目黒のさんま」の噺の舞台になったと云われる「爺々ヶ茶屋」があります。
現在は解説板だけですが、江戸時代歴代の将軍、3代家光、8代吉宗などが鷹狩の際に、富士の絶景を見ながら、ここに湧き出る清水の茶で喉を潤した茶屋だったのです。

目黒の鎮守で始まった

目黒の鎮守で始まった

写真:Naoyuki 金井

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806年に創建された目黒区内の最古の神社が『大鳥神社』で、古江戸9社の1社で目黒村の総鎮守でした。
江戸時代、農作業のときに唄われる“麦打唄”には、「目黒に名所が三つござる。一に大鳥、二に不動、三に金毘羅」と唄われたのは、当時の目黒三社と云われたもので、大鳥は大鳥神社、不動は目黒不動、金毘羅は高幢寺金毘羅権現社のことだったのですが、高幢寺は現在廃寺です。

こうして江戸時代から現在に至るまで大鳥神社は、9月の例大祭や11月の酉の市では、大勢の参拝客が集まる庶民に親しまれる神社になったのです。
このような背景から、現在のさんま祭りでのサンマ振る舞いの始まる30数年以上前から、地元の商店街が大鳥神社で生サンマを無料配布していたのです。
云わば、さんま祭りのルーツともいえる大鳥神社ですから、祭りの際には、参拝してみてはいかがでしょうか。

徹夜は必至のさんま祭り

徹夜は必至のさんま祭り

写真:Naoyuki 金井

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さんま祭りのシステムは、まず整理券を頂き、その後、順番に焼けたサンマがいただけるのです。
筆者の経験では、整理券を頂ける会場の「田道広場公園」では、開場1時間前で約1km以上の行列ができ、整理券をもらってサンマが食べられるまでの待ち時間が“約3時間半”という途方もないことになっていました。
早い方は間違いなく徹夜組なので、「絶対サンマが食べたい!」という方は、しっかり心と体の準備が必要でしょう。

目黒のさんま祭りでは、目黒区の友好都市・宮城県気仙沼市の新鮮なサンマを炭火で焼き、大根おろしに大分県臼杵市産のカボスを添えて無料で振る舞われます。
来場者の少なかった2014年でも行列は、約15000人位で、サンマは凡そ5000尾程度の用意ですから、並んでいても必ず食べられるわけではないのです。
主催者の情報によると、毎年、凡そ午前10時〜11時の間には定員の5000名になるようです。
必死の覚悟で行かれるか、雰囲気を楽しむかはあなた次第です。

イベントを楽しもう

イベントを楽しもう

写真:Naoyuki 金井

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残念ながらサンマにあり付けなかった方や、最初からあきらめた方でも、当然、イベントは楽しめます。
田道広場公園会場のサンマは香りと煙だけ楽しんで、テント屋台を楽しみませんか。

ここでは「ふるさと物産展」として北は青森県から、南は鹿児島県までの各地の名産・珍味などの店が楽しめます。その内、無料配布されるものはやはり長蛇の列になっていますが。
その中で、地元目黒の老舗・玉川屋を見つけられたら是非、味わってみてください。大正時代創業で全国から取り寄せの注文が来る人気店で、毎年出店を出しています。
特に注目は、『目黒むかしばなし』という、さんまの形の中に餡と求肥が入った人気の美味しい和菓子です。
この時期だけですから、是非、味わってみてください。

その他、各会場では、和太鼓の演奏、落語、日本舞踊、更に、巨大迷路、工作、ミニ縁日などがありますので、ゆっくり楽しんで下さい。

やっぱりサンマを食べよう

やっぱりサンマを食べよう

写真:Naoyuki 金井

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最後は、「目黒のさんま」を味わえる、筆者おススメのお店をご紹介します。
目黒駅近くの『上海食堂 陳民』です。
目黒で22年前に開店して以来の人気中華料理専門店で、本格中華の味を堪能しに、お忍びで通う芸能人もいるほどの知る人ぞ知る名店です。
メディアにもよく登場し、店内にはAKB48を始めとして多くの芸能人のサインや写真が飾られています。

ここでのサンマは、中華料理の「さんま唐揚げ定食」です。
焼きサンマとは違った芳ばしい香りは、普段、味わったことのないレシピで、サンマ本来の味は残しつつも、中華独特の味わい深い逸品です。
白米もスープも付け合わせもガッツリですので食べ過ぎないように、たまには変わった秋の味覚を楽しんで下さい。

※基本的に土日祝は休業ですが、普段でも営業している時もあり、特に目黒SUNまつりのときは、毎年営業しています。

最後に。。。

いかがですか、秋の味覚のさんま祭りは。
とにかく人気のイベントですから、混雑と行列は必至ですが、それがまた一つの楽しみでもあるのがこの祭りです。
サンマの味を堪能するもよし、サンマの雰囲気に浸るのも良いでしょう。
『目黒のさんま』を大いに楽しんで下さい。

※今回の情報は全て取材時点の情報ですので、詳しくは公式HPなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/15 訪問

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