山間の平地にポツンと佇む秘境駅。北海道・石北本線「生野駅」

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山間の平地にポツンと佇む秘境駅。北海道・石北本線「生野駅」

山間の平地にポツンと佇む秘境駅。北海道・石北本線「生野駅」

更新日:2015/08/09 14:39

岡田 学のプロフィール写真 岡田 学 ローカル線好きの旅ブロガー

駅と言っても、大きな建物を構えた立派な駅もあれば、小さなバス停を思わせる簡素な小屋しかない駅など、その規模はピンキリです。

そんな駅の中でも、北海道紋別郡の遠軽町にある、JR石北本線の「生野駅(いくのえき)」は極めつけ。駅舎すらないシンプルなホームというだけでなく、周囲には農家や民家が見えるくらいで、他には何もありません。

今回はそんな秘境感あふれる生野駅について紹介致します。

板張りのホームしかない、あまりに簡素な駅

板張りのホームしかない、あまりに簡素な駅

写真:岡田 学

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駅の構造は、板張りで作られたプラットホーム。それ自体はローカル線だとよく見られますが、この生野駅は本当にそれしかないのです。本来ならあるべき駅舎は、どこにも見当たりません。なんとも、簡素極まる外観です。

昔はホームの裏柄に廃バスが置かれており、その車両が待合室として使われていました。車内にあるイスには座布団が敷かれており、雑誌も置かれていたほど。当時は鉄道ファンの一部で話題になっていました。

そんな廃バスの待合室も、2007年(平成19年)に撤去されてしまい、現在のように待合室がない状態となりました。次の列車を待つのなら、ホームに立ち続けることになります。

板張りのホームだけという駅になってしまいましたが、ここまで駅が簡素であるのはむしろ、ある種の潔さを感じることでしょう。

周囲にはただ平地が広がるのみ

周囲にはただ平地が広がるのみ

写真:岡田 学

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栄えている駅だと周囲に様々な施設があるものですが、生野駅はそういったものとは無縁です。遠くに農家や民家がけっこう見えるものの、駅の周囲はただ平地が広がっております。さらには山間という立地から、秘境感が漂う場所となっています。

初めて訪れたなら、その駅の有り様に愕然とせずにはいられません。

国道242号線からは150メートル以上外れた場所にあるので、初見だと気づくのはまず不可能。予め知識がないと、ここに駅があるとは思わないでしょう。

遠くに農家などが見えながらも、まるで忘れ去られた場所であるかのような感慨にとらわれる生野駅。静けさを味わうのにピッタリの駅です。都会の喧騒に疲れた方には、うってつけの場所と言えます。

霧が発生した景色はとても幻想的

霧が発生した景色はとても幻想的

写真:岡田 学

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平地にポツンとある秘境駅なので、そこから見た景色は素晴らしいもの。近くの畑や山の斜面にある草原など、実に田舎らしい景色で、旅情にひたれること間違いなし。

特に見応えあるのが、雨の日に霧が発生した景観。周囲に連なる山々に白いモヤがかかり、田舎特有の何もない景色と相まって、幻想的な光景が見られます。

普段以上に秘境感が漂う駅となりますので、ぜひ雨の日に訪れてみてください。

停まる列車があまりに少ない運行ダイヤ

停まる列車があまりに少ない運行ダイヤ

写真:岡田 学

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この生野駅を語る上で外せないのが、その極端に停車本数が少ない運行ダイヤ。2015年8月の時点においては、生田原・網走方面が午後に3本で、遠軽方面はなんと1本のみ。
停まるのは普通列車のみで、特急列車は停まりません。それどころか、普通列車ですら通過する便があるくらいです。

生野駅に列車で訪れたなら、帰りは苦労します。この駅で次の列車を乗るのなら、長時間待つことは避けられません。

朝の遠軽行きの便で訪れた場合は、夕方まで待つことになります。また、午後の生田原・網走行きの便で訪れた場合でも、2〜3時間待つことに。
それなら、隣の「安国駅(やすくにえき)」か「生田原駅(いくたはらえき)」まで1時間かけて歩いて行ったほうがまだマシでしょう。

気軽に訪れるなら、車でのアクセスが必須となります。

おわりに

平地にポツンとあるだけの生野駅。あまりに簡素なその姿や、山間の田舎特有の穏やかな景色など、ぜひ訪れてみたい秘境駅と言えます。

この駅は「遠軽駅」から網走方面へ2つ隣りにあり、石北本線でおよそ50分ほどの距離にあります。車でのアクセスなら、国道242号線を走行しておよそ20分ほど。

生野駅へは国道242号線から駅への小道があるのですが、前述のとおり国道からはわかりづらいため、あらかじめ地図で調べておくことが必須となります。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/15 訪問

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