写真:藤谷 愛
地図を見る滞在日に土曜日が含まれるなら、ぜひウィーン最大の蚤の市「ナッシュマルクト(Naschmarkt)」へ!リネンや刺繍製品になかなか良い状態のものが見つかります。アンティークや布物が好きな方(ハンドメイドされる方に結構多いです)にはとてもいいお土産になりますよ。
このエリアはもともとが食品市場。食材の他にレストランやカフェ、ファストフードの屋台もありますので、ランチはぜひこちらでどうぞ。
また、食品市場を右手、蚤の市を左手にするちょうど境目に最寄りの地下鉄駅「ケッテンブルッケンガッセ駅(Kettenbrückengasse)」がありますが、その正面にあるアパートビルのデザインが花柄で異彩を放っていることに気づくはず。これは有名な建築家オットー・ワーグナーの作品で、「マジョリカハウス」と呼ばれ、ウィーンのアール・ヌーボー建築の代表格の一つなのでお見逃しなく!
「ナッシュマルクトの蚤の市よりは確実に稀少なアンティーク品を手に入れたい」という方にお薦めしたいのが「ドロテウム(Dorotheum)」。「サザビーズ」や「クリスティーズ」と並ぶ格式の高さで、中欧最大規模のオークションハウスです。
「オークションなんて、どうやったらいいか分かりません。」という皆さま、ご安心を!オークションハウスは言ってみれば「質屋」と同じで、競売にかけるものもあれば、定価をつけ販売している物品もあるのです。とはいっても300年の歴史と、もとは宮殿でさえあった建物。お買い物と共に、重厚な雰囲気を味わいたいものです。その商品の種類は、ジュエリーなどの貴金属に始まり、上階に行くとアンティークのテディベアまで。大切な方へのプレゼントをお探しなら、こちらの訪問をお忘れなく!
ウィーンの中心地にある「ホーフブルク王宮(Hofburg)」は皇妃エリザベートのファンなら必ず訪れたい場所です。「シシィ」と呼ばれたエリザベートの生活や波乱万丈の生涯を紹介した「シシィ博物館」では、彼女が外見の美しさを維持するために使用した痩身エクササイズの器具やハンガリー女王の戴冠式で着用したドレスのレプリカなど、期待以上の展示を見ることができます。また、皇帝の部屋や銀器コレクションも見応えがあるので、十分に時間をとることをお薦めします。
見学後は、王宮につながる通りの一つ「ヘレンガッセ(Herrengasse)」徒歩1分の距離にある「ザ・ヴィエナストア (The Viennastore)」へ。このお店には、ウィーンのアーティストが手掛けるポップなお土産品が並びます。ワインにピッタリのグラスにもウィーンを表現した可愛いデザインがあり、自分用にしてしまいたいくらいです。
また、取材時期は通りの6番地に1店舗だったショップですが、5番地に新店舗がオープンしたとのことで、こちらもお見逃しなく!
写真:藤谷 愛
地図を見るウィーン市庁舎(Rathaus)前広場では、四季折々のイベントが行われています。例えば、夏なら映画&音楽祭、冬にはアイススケートリンクまで登場します。また、旅行時期がクリスマスなら「ウィーンで一番有名」といっても過言ではない、クリスマスマーケットを見逃してはなりません。盛大かつキュートで、観光だけでも見応えがありますが、お土産にもピッタリの民芸品や手作り雑貨の露店も多数出店しています。
2016年は11月12日〜12月26日までマーケットが開かれていますので、この美しい夜景とお土産探しを同時に楽しむ、この時期最高のスポットと言えます。
写真:藤谷 愛
地図を見るウィーンに来たら誰もがやってみたいことの一つに「カフェ巡り」が挙げられます。そんな場所で疲れきったら、もうカフェに行くしかありません。疲れている時に混雑が気にならない、ひと際落ち着いた雰囲気と優雅さのある有名店「カフェ・インペリアル・ウィーン(Café Imperial Vienna)」をご紹介します。
カフェ・インペリアルはインペリアル・ホテル内に併設されたカフェサロン。1873年にホテルがオープンした際に、時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に敬意を払い作られた伝統あるスイーツが「インペリアル・トルテ」です。アーモンドの香り高いマジパンとチョコレートケーキのレイヤーを、最終的にミルクチョコレートでコーティングしており、他の有名店、「ザッハー」や「デメル」とは形も味も全く印象の異なるトルテです。こちらのトルテが気に入った方は、ぜひお土産にどうぞ。8週間保存可能で長い旅行のお土産にも安心です。
ウィーンは宮殿、博物館、建築など見どころがたくさん。美味しいものや有名店もたくさんあるので、観光をしながらお土産をゲットするのは限られた時間を有効に使うためには必須。
ぜひこちらの記事を参考に、大切な方に喜ばれるお土産探しと観光を楽しんでくださいね。
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(2024/9/9更新)
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