ベトナム戦争時の戦場に潜入!ホーチミン郊外「クチトンネル」

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ベトナム戦争時の戦場に潜入!ホーチミン郊外「クチトンネル」

ベトナム戦争時の戦場に潜入!ホーチミン郊外「クチトンネル」

更新日:2015/08/09 14:35

古川 悠紀のプロフィール写真 古川 悠紀 フリーランスライター

ベトナム戦争は町中を含む陸上が戦場になったことから、歴史上で有数の悲劇の戦争といわれています。1975年に戦争は終結しましたが、現在もなおその傷痕はベトナム各地の至るところに残されています。今回紹介する「クチトンネル」は、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)が掘った巨大な地下通路。観光スポットにもなっていて、戦争時、ここでどのような戦闘が行われていたかを知ることができます。

目的地のクチまではツアー参加で向かおう

目的地のクチまではツアー参加で向かおう

写真:古川 悠紀

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クチトンネルがあるクチ県までは、ホーチミンから車で60分程度北西へ走ったところにあります。田舎の田園風景が続くこのエリア一帯で、ベトナム戦争時には激しい戦闘が繰り広げられました。クチトンネルまではツアーに参加するのがベター。タクシーと比べて予算も節約できますし、ツアースタッフによるクチトンネルの説明を聞くこともできます。

クチトンネルは雑木林の中にあり、敷地内は観光地化されていますが、一説によるとまだ地雷が残っている可能性もあるようです。ルートから外れないようにしてください。

トンネルは全長250kmに及ぶ

トンネルは全長250kmに及ぶ

写真:古川 悠紀

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ベトコンが掘ったトンネルの全長は正確には把握しきれていませんが250km以上とされています。それほど複雑で長いトンネルは、識者をして、「これほど複雑怪奇のトンネルは、世界中から技術者を呼び寄せても二度と作ることは不可能」と言わしめたほど。

トンネルへの入口となる穴は、小柄なベトナム人が人一人入るのがやっとなほど小さく、体の大きいアメリカ軍人は見つけても入ることが不可能でした。また、穴は木の葉で隠れているので、アメリカ軍の背後を狙う奇襲攻撃もうまくいきました。

観光では一部の穴に入ることができますし、トンネル内部を探索することもできます。ただし、身をかがめて歩かなければならないので、体力が要ります。

トンネル内部は、一か月、二か月生活できるよう軍事会議室や寝室、シアタールーム、キッチンなどが配備されていました。

数々のブービートラップを見学

数々のブービートラップを見学

写真:古川 悠紀

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ベトコンはアメリカ軍に対して、地の利を活かして、敷地内に数々のブービートラップをしかけました。その一部を模型で見学することができます。例えば写真上のトラップは、床が抜ける忍者屋敷のようなからくり。

そのほかには、ドアを開けたら針のついた鉄球が落ちてくるトラップや足で踏むと鉄の針に挟まれるようなものも。どれも刃には蛇の猛毒が塗ってあるので、怪我自体は軽傷でも、毒によって20分後には死に至らしめることができます。

模型や本物の戦車に乗って記念撮影

模型や本物の戦車に乗って記念撮影

写真:古川 悠紀

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敷地内には、至るところに模型が展示されています。アサルトライフルを持ってハンモックに寝そべっていたり、不発弾の火薬を抜き取る作業現場の様子などは、非常に興味深いものがあります。当時の様子がリアルに伝わってくるでしょう。

アメリカ軍が落とした最新の重火器や不発弾を手に入れたベトコンですが、それらを使うことはしなく、必要な火薬や部品だけを抜き取って、自分たちの使い慣れた武器に転用していました。不発弾から手作業で火薬を抜き取る作業は、非常にリスクが伴うことは明白です。

また、実際に地雷を踏んで故障したアメリカ軍の戦車も展示されていて、戦車に乗って記念撮影をすることもできます。

実弾を使ったライフルの射撃体験

実弾を使ったライフルの射撃体験

写真:古川 悠紀

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敷地内には射撃場もあり、実弾をこめて射撃体験をすることができます。体験時には、発砲音で鼓膜が破れるおそれがあるので、必ずイヤープロテクターをつけてください。ライフルは手元の鉄板に固定しますので、反動は少しだけ。女性でも楽しむことができます。

おわりに

ベトナム戦争関連施設とはいっても、硬くなる必要はありません。ちょっとしたテーマパーク気分で気軽に足を運ぶことができます。クチトンネルはカオダイ教総本山やミトーのジャングルクルーズなどとセットでツアーになっているので、1日かけてホーチミンの郊外観光に出かけるのはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/07 訪問

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