エベレストを眺めながらティータイム!お手軽トレッキング「ナムチェ」へ行こう!

エベレストを眺めながらティータイム!お手軽トレッキング「ナムチェ」へ行こう!

更新日:2015/08/10 18:26

Saito Junsoのプロフィール写真 Saito Junso 旅ブロガー、トレッカー
コーヒーや紅茶が好きな人はたくさんいるとは思いますが、世界最高峰エベレストを眺めながらティータイムを楽しめるホテルがあることをご存知ですか。
エベレストに続く道「エベレスト街道」。そこにある「ナムチェバザール」周辺には、ゆっくりとエベレストを眺めながらお茶が楽しめるホテルエベレストビューがあります。
意外と簡単に行けてしまうけど、至福のひと時を過ごせるナムチェトレッキングをご紹介します。

始まりはプロペラ機

始まりはプロペラ機

写真:Saito Junso

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旅の始まりはネパールの首都カトマンズです。
そこからナムチェトレッキングの拠点の町「ルクラ」へは飛行機で移動します。予約はカトマンズ市内の旅行代理店ならほとんどがどこでも可能です。

ただしヒマラヤの山中にあるルクラ空港は、霧の発生によるフライトキャンセルは日常茶飯事。天候の安定する乾季、そして朝一番に飛ぶファーストフライトを予約しましょう。

エベレストトレッキングの手配は、カトマンズに来てからでも個人で比較的簡単できますが、面倒な方は日本からのツアーが便利です。実際、たくさんの日本のご老人の団体が、トレッキングを楽しまれています。
また、日程的にはカトマンズから往復で5日間ほどは見ておきましょう。悪天候で飛行機が飛ばないことを考えると、もう少しあっても良いです。

カトマンズからルクラへはプロペラ機で移動します。
小さい機体に、山肌に張り付いたような小さなルクラ空港。無事着陸すると、いよいよトレッキングが始まります。

標高2804mのルクラ

標高2804mのルクラ

写真:Saito Junso

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ルクラは起点の町とはいえ標高は既に2804mもあります。日本ならアルプスクラスの標高です。

飛行機を降り立つとひんやりとした空気、そしてカトマンズとは全く違う景色に驚くでしょう。ここからトレッキングが始まります。

ガイドやポーターを雇いたい人はここルクラにはたくさん探せますので、雇うのもいいでしょう。ただナムチェまではルクラからでも1泊2日で行けますので、自分の体力や荷物と相談しながら決めましょう。行動を共にする人間選びは慎重に。

登山道は庶民の道

登山道は庶民の道

写真:Saito Junso

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エベレストトレッキングで利用する登山道の大半は、実は庶民の道なんです。ここで暮らす人達が、普段街へと移動する際に使う道などです。だから危険個所はあまり多くはありません。ただし標高は高いので、高山病などを考慮して無理は禁物です。

トレッキングの装備ですが、やはりトレッキングシューズだけは持参したいです。寝袋や防寒具など現地でも購入やレンタルはできますが、靴だけはやはり履き慣れたものをお勧めします。その他は一般的な登山で必要な地図や雨具などを用意しましょう。
また、訪問におすすめの時期は気候や気温を考えて、乾季に入る11月前後と乾季が終わる3月前後をお勧めします。

トレッキング中はチベット仏教の寺院やマニ車、そして五色の祈祷旗タルチョなどもよく見かけ、雰囲気を盛り上げてくれます。トレッキング道には幾つかの集落もあるので、休憩がてら現地の文化に触れてみるのも楽しいです。

そしてシーズン中は外国人トレッカーも多く、案内看板などもたくさん設置されているので、道に迷うことなく安心してトレッキングを楽しむことができます。

ナムチェは大都会?

ナムチェは大都会?

写真:Saito Junso

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ルクラから1泊2日でナムチェへ到着します。ナムチェトレッキングは比較的手軽に行えますが、途中、吊り橋や急な坂を越え一日数時間も歩くのでやはり体は疲れています。まずはここでゆっくり体を休めましょう。

ナムチェはエベレスト街道随一の街です。驚くほど多くの人や物資が集まり、大概のトレッキング用品もここで揃ってしまいます。街中にはトレッカーのほかにも物資を運ぶヤクなどとも頻繁にすれ違ったり、たくさんの店が所狭しと並んでいるので、散策するだけでも十分楽しめます。また郵便局やネットカフェ、両替商もあり、山にいながら不自由なく過ごすことができます。

なお宿泊するロッジですが、基本的に空きがあればどこでも予約なしで宿泊できます。そして宿泊費も100〜300ルピー程と驚くほど安く泊まれます。ただし食事はそのロッジですることが原則。食事の定番はダルバードとよばれるネパール料理ですが、全般に割高なのは山だから仕方がありません。

世界で一番の山を眺めながらティータイム

世界で一番の山を眺めながらティータイム

写真:Saito Junso

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ナムチェは標高3440mにある街ですが、ここからエベレストが見える「ホテルエベレストビュー」へは、標高3880mのシャンボチェと言う場所へ行きます。よく高度順応で訪問される場所ですが、このホテルのレストランからの眺望目当てでも、たくさんの人が集まってきます。
ちなみにこのホテル、実は日本人が建てたというから驚きです。

シャンボチェまでは片道約2時間半。標高が高いのでゆっくり歩きましょう。何せ周りには標高6000m、7000m級の雪を抱いた美しい山々が迎えてくれます。何とも贅沢な道です。
またこの辺りはエベレストを含め「サガルマータ国立公園」として、世界自然遺産にも登録されています。

レストランに到着したらそこで好きなものを注文します。お勧めはやはりネパールのチャイ。ネパール人が大好きな甘いミルクティーです。疲れた体にはぴったりの飲み物ですよ。
レストランの席は自由席ですので、早めに到着できれば特等席を確保したいです。

そして中央に見える二つの山。向かって右がローツェ(8516m)、そしてその隣がエベレスト(8848m)。距離の関係であまり大きく見えませんが、まぎれもなく世界一高い山です。
苦労して訪れた世界一の眺望レストラン。ゆっくりとその至福の時間を満喫しましょう。

一生の思い出に

今回はエベレストを眺めながらティータイムができるナムチェトレッキングを紹介しました。
世界一の山、そしてヒマラヤの美しい山々の風景は、訪れた人に大きな感動を与えること間違いありません。そして、そこでのティータイムはきっと一生の思い出となるでしょう。

本格的な登山装備なしでも比較的手軽に歩くことができるエベレストトレッキングは、是非とも一度訪れてほしい場所です。

エベレストトレッキングと聞くと難しいイメージがしますが、普通の人でも比較的手軽に楽しむことができます。世界一の山を眺めながらティータイムを楽しむために、是非このヒマラヤトレッキングに出掛けてみてませんか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2008/10/23−2008/11/06 訪問

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