バルセロナの南西にあるワインの産地として有名なぺネデスという街で、「Pares Balta」は1790年に操業を開始しました。
伝統的なワイン製造を代々受け継ぐ老舗のワイナリーで、なんと製造するワインすべてがオーガニックワイン! それを証明するため、ワインボトルのラベルにはオーガニックを表すOrganic farmingと書かれたシールが貼られています。大きなワインメーカーのような大量製造ではなく、家族経営ならではの品質にこだわった製法で、200年以上続く伝統を守っています。
ワイナリーの敷居内には葡萄畑が一面に広がっています。オーガニック栽培にこだわっているため、葡萄が育つ土壌にも細心の注意を払い、ワイナリー独自の手入れが施されています。
乾燥したぺネデスの大地に育つのは、甘味がギュッと凝縮された葡萄。秋の収穫時期に、最高のコンディションで収穫された上質な葡萄だけが、カヴァに使用されます。この葡萄の果汁は、専用の機械で不快な渋味や酸味を発生させないよう、じっくりと丁寧に絞られるのです。
従来の製法では、大きなタンクに大量の果汁を入れてカヴァの一次発酵を起こします。しかし「Pares Balta」にとって一番大切なのは、醸造効率よりも出来上がるカヴァの品質。小さなタンクに少量ずつ果汁入れて発酵させていくのです。
その後1本1本ボトリングされたカヴァは、貯蔵のためにワイナリー地下へと運ばれます。地下へ通ずる急な階段を降りていくと、そこに広がるのは空気の流れが地上とは全く違うひんやりとした薄暗い空間。この貯蔵庫で、カヴァはそれぞれの瓶の中で再度発酵を起こします。長い月日をかけて熟成させることで、きめ細かい炭酸がたくさん発生する上質なカヴァの完成です!
このワイナリーツアーでは見学の最後に数種類のワインが試飲できます。カヴァだけでなく、赤・白ワインのテイスティングも可能。もちろんすべてのワインが「Pares Balta」で製造されたものです。
相性の良いおつまみや食事についてもアドバイスしてくれるので、とっても参考になりますよ! ツアー終了後には、カヴァやその他のワイン、ここでしか買えないワイナリーロゴ入りのオープナーやセーバーなどのワインアクセサリーを購入することができます。
「Pares Balta」のカヴァは飲んだ瞬間、たくさんの繊細な泡が舌を心地よくマッサージしてくれます。これはまぎれもなく上質なカヴァの証拠です。
カヴァの老舗ワイナリーで、葡萄収穫から醸造、テイスティングに至るまで理解を深め、ぜひお気に入りの1本を見つけてくださいね!
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(2024/10/12更新)
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