写真:乾口 達司
地図を見るJR山陽本線を大阪・神戸方面から西に向かうと、高砂市付近を通過中、車窓右手に山々の連なりを見ることができるでしょう。この山の連なりが播磨アルプスです。高御位神社(たかみくらじんじゃ)は、その播磨アルプスのなかでもひときわ高い高御位山の山頂に鎮座しています。
写真は高御位山をふもとから撮影した一枚。その山頂に巨大な岩が乗っているのが、おわかりになるでしょうか。高御位神社はまさしく山頂に位置するその巨岩の上に鎮座しているのです。
写真は山頂の巨岩上に鎮座する高御位神社の本殿。画面の左側に少し見えているのが、一枚目の写真に写っていた巨岩の頂上部です。その神さまの名は高御位大神。創建は古代にまでさかのぼるとのこと。国土開発の神さまである大国主命がこの巨岩の上に降臨したといういい伝えも残されています。どのような神さまであったにせよ、高御位神社がこの巨岩ひいては高御位山自体を御神体とする山岳信仰のメッカであったことが、ここからもわかりますね。
写真:乾口 達司
地図を見る写真は参道脇に顔をのぞかせている岩場。これも高御位神社の御神体である巨岩の一部です。画面ではわかりづらいかとは思いますが、その岩の表面には穴があけられています。これは「御水址」(みもひあと)と呼ばれており、古代、祭祀をとりおこなう人たちが神さまにお供えする水を溜めるために刳り貫いたものであるといわれています。こんな何気ないところにも古代の痕跡が見つかるなんて、ロマンを感じませんか?
写真:乾口 達司
地図を見る写真:乾口 達司
地図を見る高御位神社が高御位山の山頂に鎮座していることは繰り返しお伝えしたとおりです。いいかえれば、それは高御位神社が抜群の眺望を誇っていることを意味します。高御位神社のもう一つの魅力はまさしくその点にあります。
写真は御神体である巨岩から眺めた播磨灘方面。はるか遠く、海の上に浮かんでいるのは、小豆島。お天気が良ければ四国まで見渡せますよ。高御位神社を参拝するときは、ぜひ、お天気の良い日を選びましょう。
写真:乾口 達司
地図を見るこちらは高御位神社から東方を撮影した一枚。画面の手前、左から右に流れているのが加古川。画面の右手、はるか遠くには淡路島も顔をのぞかせています。もちろん、本州と淡路島とを結ぶ明石海峡大橋も望めます。ほかにも、播磨地方の山々が連なる北方の眺望も抜群!360度の大パノラマをご堪能ください。
高御位神社が聖地としてだけでなく、景観面でも訪れていただきたい神社であることが、おわかりいただけたでしょうか。山の上に鎮座しているといっても、その標高は300メートルあまり。ハイキング程度の時間と装備で誰でも登ることができます。竹田城を訪れた後は天空にそびえる高御位神社にも参拝してみてください。
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(2024/10/9更新)
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