「花崗岩(かこうがん)のダイヤモンド」と呼ばれるほど高級な「庵治石(あじいし)」の産地でもあり、隣町の庵治町とあわせて約300の石材店が軒を連ねる、高松市・牟礼町。2005年に放映された大河ドラマ「義経」をきっかけに、「源平史跡」と「石材産業」をコラボして誕生したのが「むれ源平 石あかりロード」です☆
ことでん八栗駅から、那須与一が扇を射る時に、海中で馬を立たせたという「駒立岩」までを結ぶ約1キロ、庵治石のあかりで幻想的な道が浮かび上がる「むれ源平 石あかりロード」は、国土交通省の「日本風景街道」にも登録されているほど!
写真:凜風 杏花
地図を見るそれでは、主役のひとつである「石あかり」からご紹介しましょう。
キメが細かく、優美な光沢、独特の色合いの庵治石は、細かな細工が可能で風化や変質にも強く、400年は彫られた字が崩れたり、変色したり、艶がなくなったりしないとか!
展示作品のほとんどは「JAPAN石あかりコンテスト」の対象で、投票した方の中から抽選で素敵なプレゼントも! また、作品の購入も可能で、技能五輪日本代表というすごい職人さんも参加されているので、じっくり鑑賞するなら平日がねらい目かもしれません(^_-)-☆
写真:凜風 杏花
地図を見る土曜日(お盆を除く)に開催される盛りだくさんのイベントの内、洲崎寺で行われる歌や落語の客殿LIVEは、予約(有料)が必要ですが、外部のスクリーンにも映し出されるので、庭から無料で見学することもできるんですよ。
ほかにも、石の小物販売、自分だけの石あかりを作ることができる工房、ラーメン、たこ焼き、かき氷といった「げんぺい屋台」など、お祭りの風情も楽しみのひとつ♪
写真:凜風 杏花
地図を見る「むれ源平 石あかりロード」のもう一つの主役は源平史跡。義経が弓を落としたといわれる「義経弓流しの跡」など、どこかから源平合戦のひづめの音が聞こえてきそう^^
●駒立岩(こまたていわ) - 那須与一が扇の的を射る際に海の中で馬をたたせたという岩
●祈り岩 - 那須与一が扇の的を射るまえに一心に祈ったといわれている岩
●洲崎寺 (すさきじ)- 源義経の身代わりとなり戦死した佐藤継信の菩提寺
●射落畠(いおちばた) - 源義経の身代わりとなって佐藤継信が射落とされた所
●総門跡 - 平氏が六万寺を行在所とした際に海辺の防御のために構えた門…など
写真:凜風 杏花
地図を見る夕暮れ時に「ことでん八栗駅」に集まる人々。石あかり期間中の土曜(お盆以外)夜7時は石あかりガイドツアーの出発です! 地元ボランティアガイドさんと共に、源平合戦の史跡や石あかり作品を巡る楽しいツアーは無料で、途中離脱も途中参加も自由という気楽さ♪
石あかり作品は期間中毎日、夕暮れから21時30分まで点灯され、小雨は決行。アクセスほか詳しいことはMEMOのホームページでご確認ください。
牟礼町は他にも、四国八十八ヶ所第85番札所「八栗寺」や「イサム・ノグチ庭園美術館(要予約)」といった人気観光地もあり、ぜひ、そちらも合わせてお訪ねくださいね^^
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(2024/10/15更新)
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