写真:やま かづ
地図を見る済州市の旧市街にそびえる23階建ての近代的な「チェジュKALホテル」。韓国のフラッグキャリアともいえる大韓航空系列のホテルなので、そのホスピタリティ精神には定評があり、ハードもソフトも特1級、ビジネス客だけでなく観光客も安心して宿泊することができます。
部屋のカテゴリーはスタンダード、デラックス、スイートに分けられており、2ベッドルームを基本として、オンドル(韓国式床下暖房)を備えた客室もラインナップされています。
ちなみに韓国では、ホテルのランクを韓国の国花、ムクゲの数であらわします。特1級はムクゲの数が5つで、ファイブスター(5つ星)と同じ意味を持ちます。
写真:やま かづ
地図を見る12階以上のフロアには「エグゼクティブフロア ラウンジ」が設置されており、コーヒー、紅茶などのホットドリンクに加えて、クッキーなどのスナックも用意されています。また、雑誌、新聞(残念ながら日本語のものはなし)も常に最新のものがあり、そのフロアの宿泊客なら誰でも自由に利用することができます。
ゆったりとしたラウンジにゆったりとしたソファ。グループ旅行の際のちょっとした集いや、広いスペースが必要な書類整理など、結構使える宿泊者専用のラウンジとなっています。
写真:やま かづ
地図を見るさすがに済州島が誇る総合ホテルだけあって、宿泊客が必要とする施設は全てそろっています。それどころか、数日の宿泊では、ほとんど使う機会がないままチェックアウトしてしまうかもしれません。
最上階には済州市内を見渡せるスカイラウンジ、3階にはトレーニングルーム、エアロビクスルーム、プール、サウナも併設されているフィットネスセンターや理容室があります。さらに、2階には韓国、中国、日本の各国料理が味わえるレストラン、ロビーにはビュッフェレストラン、バー、ベーカリー、ブティック、お土産物や雑貨が手に入るショップなどもあります。おまけに、地下にはカラオケラウンジまである、巨大なアミューズメント施設と化した「チェジュKALホテル」、その使い方はいろいろです。
写真:やま かづ
地図を見る韓国といえばカジノを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、実は、韓国にあるカジノの半数は済州島のホテルに集中しています。
ここ、「チェジュKALホテル」のカジノは、ホテル自体が団体客をたくさんとっているので、曜日にかかわりなく、いつもにぎわっています。カジノを一つのエンターテイメントとして考えるなら、人が多くて活気のあるほうが気分は盛り上がりますね。
日本では決して体験することができないカジノ。基本的には外国人専用で、入場にはパスポートが必要です。また、18歳未満は立ち入りできません。もし、カジノを楽しむなら、予算を決めて熱中し過ぎないようご注意ください。
写真:やま かづ
地図を見る旧済州市街には幾つかの外せない見どころがありますが、「チェジュKALホテル」なら、それらに徒歩でアクセスできちゃいます。
ホテルの南を走る三姓路沿いには、大きなトルハルバンのモニュメントが目印の、済州島の自然や風俗の資料を集めた「済州特別自治道民族自然史博物館」があります。また、済州人発祥の伝説が語り継がれている国家史跡の「三姓穴(サムソンヒョル)」もその隣です。
さらに、少し海のほうまで足を伸ばせば、済州市民の台所と呼ばれている「東門市場(トンムンシジャン)」があり、そこでは、済州近海でとれる海産物や農作物が売られています。観光客御用達のお土産物も並べられていますので、うまく値段交渉すれば、スーパーマーケットよりもお得に買い物ができるかもしれませんが、それはあなたの腕次第です。
済州市内でも歴史的な見どころが集まる旧済州市街、その中心部に建つのが「チェジュKALホテル」です。5つ星ホテルとはいえ、西帰浦(ソグィポ)にあるリゾートホテルのような開放的な華やかさはありませんが、機能的でグレードが高い割には料金はリーズナブルです。
済州島の観光は「チェジュKALホテル」を起点にすれば間違いありませんね。
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この記事を書いたナビゲーター
やま かづ
プライベートでの渡航歴は、東南アジアを中心に200回以上、渡航国はのべ350カ国を数えます。海外旅行の趣味が高じて機内食会社に勤務、航空会社のさまざまな機内食に接し、世界各国の食習慣や食文化を学びまし…
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