写真:鮎川 キオラ
地図を見る星野リゾートと言えば、経営不振に陥った旅館などをリノベーションして、人気の宿泊施設として再生させる宿泊業界の新星。星野リゾートのホテルは、今や観光地へ行くために予約するのではなく、ここに泊まりたいと「旅の目的」として予約する方が多いほどのブランド力があります。
その星野リゾートが、原点とも言える中軽井沢にある星野温泉に街を創った。その名も「ハルニレ テラス」。なんでも春楡(はるにれ)という樹木がこの場所に100本以上自生していたことから、その自然を生かしつつ開発された街なのです。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るオープン前、地元では「あの星野リゾートが、アウトレットに対抗してショッピングモールをつくるらしい」と噂されていたとか。でも、ふたを開けてみれば、地元で人気のそば屋「川上庵」や天然酵母のベーカリー「沢村」、丸山珈琲、インテリアショップといった厳選された14店舗。服飾店は1店舗もない施設としてオープン。「買い物なんていつでもできる!!軽井沢の空の下、のんびり食事しながら自然を楽しんでもらいたい」 そんなコンセプトが伝わってきます。
なんでも、オープンに先立って、中軽井沢に別荘を持つ方々に、どんなお店があったらうれしいか徹底的に調査したのだそう。その結果、別荘の多い中軽井沢には、出掛けたくなる洒落たレストランがあまりないとの意見が多く、飲食店を中心とした街ができあがったそうです。
大小さまざまな黒塗りのモダンな建物が並び、自生する春楡を囲むようにテラスが作られ、自然と一体になったお洒落な空間。スロープが整備されていてバリアフリーとなっているので、ベビーカーもらくらく散策できます。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る「ハルニレ テラス」の楽しみ方はいろいろ。テラスのすぐ横には、清流がさらさらと涼しげに流れます。せせらぎを聞きながら、ウッドチップの敷き詰められた散策道を歩けば、小鳥のさえずりも聞こえてきます。同じエリア内には、約100haもの「野鳥の森」があり、約80種類の野鳥が暮らしているそう。1時間から1時間半ほどの散歩道が整備されて、運がよければ、あの「幸せの青い鳥」と言われる、青く輝くオオルリに出会えるかも。
野鳥ウォッチングをはじめ、野鳥の森をフィールドとしたプログラムも用意されています。森を知り尽くした専属ガイドと歩けば、花や樹木の名前、野鳥の名前や生態などを解説してくれるので参考になりますよ。
【ピッキオビジターセンター】
星野エリア内
0267-45-7777
9:30-17:00
ネイチャーウォッチング各種あり 大人2,000円〜
写真:鮎川 キオラ
地図を見るこちらの「ハルニレ テラス」は、星野温泉「トンボの湯」の温泉街としての位置づけなのだとか。星野温泉の歴史は大正時代にまでさかのぼります。草津温泉帰りの湯治客の「仕上げの湯」として親しまれてきたそうです。美しい自然に囲まれた避暑地の名湯として、あの北原白秋や与謝野晶子などの文人にも愛された温泉です。
今もこんこんと湧き出す美肌の湯を気軽に楽しむなら、立ち寄り湯専用の「トンボの湯」へ。源泉かけ流し、循環・ろ過一切なしのこだわりだとか。
【トンボの湯】
星野エリア内
0267-44-3580
10:00〜23:00 (最終受付 22:00)
※G.W(4/27〜5/6)・8月は9:00〜
入浴料:大人1,200円 子供700円(3才〜小学生)
※G.W2013年4月27日(土)〜5月6日(月)および8月は特別料金 大人1,500円/子供1,000円
写真:鮎川 キオラ
地図を見る混雑する夏を避けて訪れるなら、6月の週末がお勧め。地元の生産者が出店する「軽井沢マルシェ」が開催されます。珍しい野菜や有機栽培、無農薬のこだわりの野菜が並び、楽しく野菜を作っている地元の方とのコミュニケーションが楽しい、とってもハートフルな催しです。私は、地元のスーパーではほとんど見かけない、大粒の生のプルーンを購入。干しプルーンでは味わえない、フレッシュな甘酸っぱさが癖になりそう。
星野リゾートが手掛けた、中軽井沢・星野エリアの街へ、ぜひお出かけください。お気に入りの本を片手にのんびり読書するもよし、野鳥の森を歩くもよし、大切な人とのんびり美味しいものを食べるもよし、優雅な時間を過ごす方法はいくつもあります。日常の慌ただしさから解放される極上の時間をぜひお過ごしください。
【軽井沢マルシェ】
2013年6月1日から30日の土曜日・日曜日開催
10:00-16:00
※その他、春、秋など季節ごとに開催
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(2025/1/24更新)
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