吐竜の滝は小淵沢ICから車で約30分、清里高原の手前。渓谷に降りていく道は県道28号からはずれ、狭いつづら折りを降りて行くと、すぐに吐竜の滝の駐車場に到着します。大型車は入れないので要注意です。
ここから歩いて滝を目指します。殆ど平坦で、最初は林間コースです。健脚でなくてもOK。5分ほどで熊笹の林間路を抜けると、渓流の音が聞こえてきます。
散策路はめざす滝がある川俣川と合流します。川に沿ってさらに滝を目指します。マイナスイオンたっぷりの空気と渓流のせせらぎを満喫しましょう。巨大な岩がいくつも点在し、渓流風景も楽しめます。
川伝いに、歩道を上流に向かい歩いていくと、橋があり対岸へ渡ります。ここは頭上を小海線(八ヶ岳高原線)が並走し、歩いている間に、通過する列車に遭遇することも。橋の手前に写真スポットがあるので一息いれながら撮影はいかがでしょう。橋を写してよし、橋から写してよしのポイントです。上流に目をやると小滝が見えてきます。
橋を渡り、ぐるっと回り込むだけで吐竜の滝に出ます。莫大な水量が生み出す「ゴーッ」という圧倒的な滝の音が聞こえ、最後は爆音に引き込まれていきます。駐車場からゆっくり歩いて10分少し、写真をとりながらでも15分位の距離です。
視界が開けると壮大な滝が目の前に広がります。
吐竜の滝は滝壺ではありません。川俣川に側面から流れ落ちる滝で、高さ10メートル、幅15メートルほど。滝は幾重にも分かれて川に流れ落ちます。糸を引くようでもあり、絹布を流したようにも見えるのです。「竜の吐く滝」として川俣川で最も美しい滝として有名です。川の側面の岩や苔の間をぬって流れ落ちる様は、自然が作り上げた極上の日本庭園です。
激流が岩をたたく滝ではなく、至る所に草や苔が生えています。水は冷たく、透明です。滝の前に立つとずぶぬれになりますが、吐竜の滝では、水滴は霧のミストとなり、辺り一面を包み込んでいます。マイナスイオンと冷涼感に癒されますよ。
滝から少し下がって眺めると、見事な枝振りのもみじがしなだれています。秋は、紅葉に染まった絶景になります。
散策路は、吐竜の滝から上流に向かい、「川俣東沢渓谷自然観察園遊歩道」として整備され、更に散策を楽しむことができます。半日時間がとれる方には、おススメです。
滝の中、滝の対岸の岩や樹木の表面は、長さ20ミリほどもあるじゅうたんのような苔におおわれています。絶えず霧のミストに満たされる吐竜の滝のしっとりとやわらかい冷気とマイナスイオンに包まれる最高の癒しに疲れが取れるでしょう。
小淵沢周辺は、野外アクティビティのメッカ。キャンプ場、道の駅、温泉もある体験型施設のほか、観光牧場、山梨県乗馬振興センター馬術競技場の巨大乗馬施設もあります。小淵沢周辺は乗馬の中心地。周辺に乗馬クラブが数多くあり、馬を多く使う撮影場所でも有名。引馬をのんびり楽しむ家族連れの姿も見られます。
キャンプ、川遊び、乗馬、登山、トレッキングなどアクティビティ一杯の小淵沢ですが、吐竜の滝や周辺の野辺山高原は小淵沢ICから手軽に訪れることができる癒しスポットです。
吐竜の滝のマイナスイオン一杯の霧のミストに包まれる旅に出かけてみてはいかがでしょう。関連情報をMEMO欄に入れておきます。
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(2023/11/29更新)
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