写真:坂元 美鈴
地図を見る「失恋博物館」は、世界中から寄付された失恋にまつわるアイテムをエピソードとともに展示。そのユニークな展示内容からヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤーで特別賞を受賞しています。
クロアチア語と英語でその実話が説明されていますが、全て日本語訳した冊子を入口で渡してくれるので心配無用。その日本語訳の自然な表現がすばらしく、思わず引き込まれてしまいます。皆色々な失恋を乗り越えて一生懸命生きているんだなと、観た後はちょっぴり元気になれるミュージアムです。
写真:坂元 美鈴
地図を見るザグレブにまつわるあらゆるものが展示されている「ザグレブ博物館」。宗教画はもちろん、ザグレブで発見された古代の土器、民族衣装や食器類、調度品、1800年代のヘアサロンの模型(!)や軍服までも!各時代の庶民の生活が垣間見られる、興味深く親しみが持てる内容です。
17世紀の修道院を改築した3階建ての建物も趣があってステキ。全てのフロアを効果的に使った展示は見ごたえがありますよ。絵画だけの美術館は飽きちゃう…という人にもおすすめ。
写真:坂元 美鈴
地図を見る1952年設立の、世界で最も歴史あるナイーブアートミュージアムです。ちなみにナイーブアートとは“素朴派とも訳され、もともと絵画の正式な教育を受けていない者が独学で描いた絵画のことを指し、それゆえ素朴さや独創性が際立つ作品”(現代美術用語辞典より)なのだそう。
Ivan Rabuzinをはじめとするクロアチアを代表するアーティストの作品のほか、彼らと親交の深かった日本人アーティストの原田泰治氏の作品も展示されています。農作業の様子や森の風景など、農民の生活を切り取ったモチーフが多く、当時の人々の息遣いまでも聞こえてくるような、観る者との距離の近い親しみやすい作風が魅力。
宗教画はちょっと難しくて…という人もぜひ訪れてみて。心に響く作品が見つかるかも。
写真:坂元 美鈴
地図を見る「拷問博物館」は、クロアチアのものを中心に古代よりヨーロッパ全土で行われていた拷問の専用器具を展示した、ちょっぴり不気味な博物館です。
旧市街のレストランやショップが軒を連ねる通りの合間にある小規模な博物館ながら、展示された拷問器具と、その使い方を再現した映像、オーディオシステムによる英語の説明により、さらにいくつかの器具は実際に身につけることもでき、五感で恐怖を体験できる(!)仕組み。
魔女狩り用の器具の説明では、ザグレブの地図が表示され、今いる場所のごく近くで魔女裁判が行われていたことがわかったり、実際に起こった衝撃映像をみせるコーナーもあり、みた後は何ともいえない気分に…。心の準備をして挑むべし!
写真:坂元 美鈴
地図を見る古代より塩作りが盛んだったクロアチアのアドリア海沿岸の町ニン。そのクオリティの高さから某有名シェフも好んで使うという、ニンの塩のアンテナショップ&ミュージアム「Solana Nin」がザグレブにあるのです。場所は上記拷問博物館のすぐ近く。同じRadiceva通りにあります。
ショップの奥に併設された展示スペースには塩の製造過程が写真で紹介されているほか、塩作りの器具も。カルシウムやミネラル豊富なこちらの塩、なかでも結晶の上部1ミリからしかとれないフラワーソルトは、お土産としても大人気です。そのほか塩チョコレートやバスソルトなどもありますよ。
ミュージアムはヨーロッパ各地に数あれど、ザグレブにはたとえアート好きではなくても興味をそそられる個性派が揃っています。紹介したいずれも観光のメッカ・旧市街に位置しているので、ちょっと時間が出来た、なんてときに足を運んでみてくださいね。
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(2023/12/6更新)
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