滋賀「沙沙貴神社」は全国の佐々木さんのための寺院!

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滋賀「沙沙貴神社」は全国の佐々木さんのための寺院!

滋賀「沙沙貴神社」は全国の佐々木さんのための寺院!

更新日:2017/11/08 18:48

KISHI Satoruのプロフィール写真 KISHI Satoru 岬の狩人、伝記研究者、旅するパンクス

「解体新書」を刊行した江戸の蘭学医・杉田玄白。江戸時代後期に北方・樺太を探索した間宮林蔵。日露戦争で活躍した陸軍大将・乃木希典。こちらの三人の共通項が、何かお分かりでしょうか。
実は三人共、宇多源氏・佐佐木源氏の流れを汲む血筋の方々です。佐々木家、六角家、京極家、朽木家、墨田家などを始めとして、200以上の姓に分流しているので、あなたの姓にも関連があるかもしれない滋賀「沙沙貴神社」を紹介致します。

近江百華苑としても有名な沙沙貴神社

近江百華苑としても有名な沙沙貴神社

写真:KISHI Satoru

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安土といえば織田信長の安土城が有名ですが、滋賀県近江(おうみ)八幡市安土町にある安土駅を降り、徒歩で15分程の所に非常に立派な神社があります。その名も沙沙貴(ささき)神社。
佐佐木源氏発祥之地として全国の佐々木さん、またその流れを汲む姓を持つ方々から現在でも篤い信仰を集めています。
また「なんじゃもんじゃ」「うらしま草」などの珍しい花が咲く近江百華苑としても知られています。琵琶湖や安土城跡からも程近い、歴史と華のある神社です。

沙沙貴神社の由来と四座五柱の神々

沙沙貴神社の由来と四座五柱の神々

写真:KISHI Satoru

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沙沙貴神社では、下記の四座五柱(よんざいつはしら)の神々を佐々木大明神として祀っています。

第一座「少彦名神(すくなひこなのかみ)」神代の昔からお鎮まりの産土(うぶすな)の神
第二座「大毘古神(おおひこのかみ)」沙沙貴山君の祖神
第三座「仁徳天皇(おおささきのすめらみこと)」沙沙貴の地に由縁深い祭神
第四座「宇多天皇(うだのすめらみこと)」「敦実親王(あつみのみこ)」宇多源氏の祖神

諸説ありますが、第一座「少彦名神」は、ササゲの豆の鞘に乗って海を渡って来られたことから、ササキ神社と言われるようになったとの伝承があります。
浦生(がもう)・神埼地方の古代豪族「狭狭城山君」と、近江源氏「佐々木氏」の氏神として厚い信仰を受けて栄えてきた神社です。

「なんじゃもんじゃ」とは「何という木じゃ?」

「なんじゃもんじゃ」とは「何という木じゃ?」

写真:KISHI Satoru

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「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれる成長すると高さ30メートルにもなるモクセイ科の落葉樹。実際の名前は「ヒトツバタゴ」と言います。一般的に長崎県の対馬や木曽川沿いの岐阜県や愛知県に隔離分布する珍しい樹木。この地域以外でも野鳥などにより種子が運ばれ自生することもあり、その名の通り「何という木じゃ?」と、より一層、珍重されてきました。花の見頃は五月中旬の一週間程度。

因みに「なんじゃもんじゃ」とは、一般的に「ヒトツバタゴ」の事を指しますが、地元の珍しい木々に対しても用いられる愛称でもあるので、ニレ、イヌザクラ、ボダイジュなどの場合もあります。別の場所では、同じく「ヒトツバタゴ」である明治神宮の「なんじゃもんじゃ」も有名です。

パワースポット・縁結び「出逢の椙檜(しょうかい)」

パワースポット・縁結び「出逢の椙檜(しょうかい)」

写真:KISHI Satoru

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椙(すぎ)と檜(ひのき)の木が寄り添うように、二本並んで大きく育っています。椙は、栄えて伸び、檜は息吹を与えると案内板に紹介されてあります。
こちらの前には二つの石。男石(おのこいし)と女石(おみないし)があります。
男性は男石から女石まで、女性は女石から男石まで、目を閉じて進みます。上手く真っ直ぐに歩み渡れば、良縁に恵まれるとの事。

二つの石の間は数メートル離れています。出来そうな、出来なさそうな、非常に微妙な距離。ロープが地面に設置されてあるので、ゆっくりと時間を掛けて一歩ずつ確かめながら、素敵な出逢いや良縁を求めて歩んでみて下さい。

「乃木将軍御手植の松」と沙沙貴神社の縁

「乃木将軍御手植の松」と沙沙貴神社の縁

写真:KISHI Satoru

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鎌倉初期の武士、佐々木四郎高綱の後裔である乃木希典将軍と静子夫人は深く沙沙貴神社を崇敬していました。境内にある「乃木将軍御手植の松」は1906年(明治39年)6月28日に参拝された時、御本人が鍬を持って植えられた松。
「乃木さんのお言葉」として近くには記念碑もあり、植樹の折に安土小学校の児童たちにお話された内容が書かれてあります。平易な語彙を選び、「御先祖様を大切に」との主旨が説かれ、子供たちへの愛情や優しさも伝わってきます。

滋賀県近江八幡市「沙沙貴神社」のまとめ

平安、鎌倉時代の様式を継承して、江戸時代に再建された楼門や本殿、権殿、東西回廊など滋賀県指定重要文化財8棟の大型木造建築物を有する沙沙貴神社。
柳のように新枝の先の緑が薄紅色に群がって咲く花、ギョリュウ科の落葉小高木の「御柳(ぎょりゅう)」、スイカズラ科の落葉低木の「鶯神楽」、サトイモ科の多年草の「うらしま草」等も植えられています。

「なんじゃもんじゃ」「出逢の椙檜」「乃木将軍御手植の松」といった樹木や草花に溢れた近江百華苑としても有名な神社。
姓に繋がりのある方、草花を愛でる方、良縁を求める方、木造建築を観る方、多くの人々を惹き寄せて止まない滋賀「沙沙貴神社」の御紹介でした。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/22 訪問

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