ひんやり冷たい福島の微温湯(ぬるゆ)温泉は暑い日に最適!

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ひんやり冷たい福島の微温湯(ぬるゆ)温泉は暑い日に最適!

ひんやり冷たい福島の微温湯(ぬるゆ)温泉は暑い日に最適!

更新日:2015/08/19 09:49

フジイ サナエのプロフィール写真 フジイ サナエ 温泉ブロガー

暑い時期、温泉には行きたいけれど、ただでさえ暑いのに熱い温泉に浸かるのは正直キツい… そんな時お勧めなのが「ぬる湯」と呼ばれる湯温の低い温泉です。

福島県にあるその名も「微温湯(ぬるゆ)温泉」は、温泉の概念が覆るほどお湯がぬるいことで知られます。今回ご紹介するのは、32℃の源泉が加温なしの掛け流しで提供されている、微温湯温泉の一軒宿・旅館二階堂です。

秘湯と呼ぶにふさわしい林道の奥の一軒宿「旅館二階堂」

秘湯と呼ぶにふさわしい林道の奥の一軒宿「旅館二階堂」

写真:フジイ サナエ

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微温湯温泉は吾妻山の中腹、標高900メートルの高地に位置し、周囲には高湯温泉や土湯峠温泉郷など日本屈指の温泉地が集中しています。

日本秘湯を守る会会員の宿でもある旅館二階堂は、東北道福島西インターから西に10キロほどの場所にあります。地図上で見るとアクセス良好に思えますが、実際は国道から未舗装の山道を30分ほど走らなければたどり着けない、秘湯中の秘湯というべき温泉旅館です。

眼病にいい?酸性なのでめちゃくちゃしみる微温湯温泉

眼病にいい?酸性なのでめちゃくちゃしみる微温湯温泉

写真:フジイ サナエ

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浴室は男女別の内湯がそれぞれ一つあるだけ。源泉の湧出量は毎分194リットルと非常に豊富で、勢い良く湯船に注がれる無色透明のお湯は、一見すると単純泉のようなあっさりした泉質に見えますが、PH2.9のアルミニウム泉です。

微温湯温泉は眼病に効くとされ、目を洗うと白内障や結膜炎によいと言われています。しかしPH2.9の酸性泉なので、目に付いただけでかなり滲みます。

冷たすぎて凍える!微温湯温泉独自の入浴法とは?

冷たすぎて凍える!微温湯温泉独自の入浴法とは?

写真:フジイ サナエ

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湯船の奥には、明らかに後から付けたであろうかなり場違いな感じのポリバスが設置されていますが、これは何と!!微温湯温泉のお湯があまりにもぬるいので、寒くて温泉に浸かっていられなくなった時に避難する為の「沸かし湯」。

大抵の温泉は温かいお湯に入って体を温めますが、微温湯温泉は外で体を温めつつ冷たい温泉に入るという、とても不思議な入浴方法の温泉なのです。

さらに最低1時間は浸かっていないと、寒くてお湯から上がることすらできません。しかし、時間をかけてじっくり温泉に浸かることで、風呂上がりはじんわり体の芯が温もっているような、普通の温泉とは一味違った実感が得られるかと思います。

まさに鄙びた湯治宿そのもの!旅館二階堂の客室

まさに鄙びた湯治宿そのもの!旅館二階堂の客室

写真:フジイ サナエ

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温泉の歴史は古く、開湯は約300年前と言われていますが、戊辰戦争の際に一度建物は消失し、現在の宿はその後再建された物。

しかしそれでもおよそ100年前の建物なので、部屋の天井はとても低く、立ち上がると頭が付いてしまうのでは?と感じるほどの圧迫感です。さらに、歩いたり座ったりといった日常の動作だけでも、ギシギシと部屋全体からきしむ音が聞こえてきます。

こたつは一年中出しっぱなし。実際真夏でも、天気が悪い日などは暖房が欲しくなるような気温になることも珍しくはありません。

ネコがたくさんいる旅館二階堂

ネコがたくさんいる旅館二階堂

写真:フジイ サナエ

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旅館二階堂ではネコがたくさん飼われています。天気のいい日中はひなたぼっこをしに表に出てきますが、それ以外は宿の方の居住スペースからほとんど出てきません。

どのネコも全体的にあんまり愛想は良くないですが、頭ぐらいなら触らせてくれる子が若干いるので、ネコ好きな方はぜひ二階堂のネコちゃんに会いに行ってみて下さい。

最後に

雪深い場所柄、微温湯温泉は例年11月中旬には冬期休業に入ります。再開は4月下旬。温泉が冷たいため、汗ばむような暑い天候の時期に訪問されることをお勧めします。

旅館の周囲には、歩いていける範囲にバス停などは一切ありません。公共交通機関をご利用の際は、事前に宿の方に送迎の予約を入れて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/10/07−2012/10/08 訪問

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