写真:古川 悠紀
地図を見るギースアンは市民劇場から徒歩3分という好立地。市民劇場はホーチミンの中心に建ち、周辺は観光名所もたくさん。旅の拠点となる場所です。その市民劇場を裏手に回り、ハイバーチュン通りという大通りを渡った先には、ローカルな香り漂う路地が見えます。ギースアンは、その路地先に佇んでいます。バイクの喧騒にうんざりしている人も、ここは非常に静かなので、ゆっくりと落ち着くことができます。
提供元:Nghi Xuan
http://www.nghixuanrestaurant.com/htmls/ガイドブックなどでは、しばしばフエ料理=宮廷料理と解釈されることがありますが、厳密には異なります。フエ料理はフエに暮らす一般的な人々も日ごろ食べていた料理で、宮廷料理は、歴代グエン皇帝が嗜んでいた高級食材を使った料理です。つまり、現在食べられる宮廷料理は、正しくは「宮廷風」ということです。
フエ料理は濃い目の味つけが特徴。薄味や甘口のホーチミン、ハノイの料理に物足りなさを感じた方は、フエ料理を試食してみてください。
写真:古川 悠紀
地図を見るギースアンの気品ある内装は、当時のフエの建築様式を再現したもの。歴代グエン王朝の政権は、現在の中国を宗主国とみなしていた時代と、フランスの支配下にあった時代に分けることができます。その内、建築物は一般的に中国の影響を色濃く受けていたようです。
三階建ての店内は、テーブル席と個室に分かれていて、個室は主に団体客用となります。漆で塗られたテーブルや、飾られてあるアンティークが高級感を漂わせています。フエ料理はベトナム人にも人気がありますが、ギースアンは主に外国人旅行客に支持されているレストランですので、食事時であっても、比較的静かに食事をとることができます。
写真:古川 悠紀
地図を見るギースアンで必ず押さえておきたい料理が「蒸餅」です。米粉といえば、フォーや生春巻きを作る上でも欠かせないベトナムの伝統食材です。その米粉を小皿と一緒に蒸して、干しエビとネギ油を添えたものが「バインベオ(Banh Beo)」と呼ばれるフエの名物料理。グエン朝時代には、宮廷でも食されていたとされています。
その他にも、「ブンボーフエ(Bun Bo Hue)」という麺料理や、蓮の実チャーハンの「コムセン」なども食べておきたいところです。ギースアンでは、フエ料理以外のベトナム料理も含めて、50種類以上のメニューを用意しています。料理を選ぶのに困っている方には、コースもおすすめです。9.5ドルから28ドルの予算の中で、複数あるコースから選択することができます。
ギースアンのメニューは日本語表記がされているので、料理のイメージも浮かびやすいです。ここで紹介した料理以外にもフエ料理(宮廷料理)はたくさんあるので、事前に料理の名前をピックアップしておくといいでしょう。
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(2023/12/1更新)
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