心やすらぐ「ならまち八景」おすすめビューポイントを巡ろう

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心やすらぐ「ならまち八景」おすすめビューポイントを巡ろう

心やすらぐ「ならまち八景」おすすめビューポイントを巡ろう

更新日:2015/08/20 12:41

島野 佳幸のプロフィール写真 島野 佳幸 京都写真家、フリーライター

JR・近鉄奈良駅からメインストリートの三条通を歩いて興福寺、東大寺、春日大社、若草山への観光ルートは大変有名です。でも、興福寺あたりから南に下がって行くと、落ち着いた古い街並みが保存されている「ならまち」を歩くことができます。その中でも「ならまち八景」は、地元の人が、ならまちらしさや、歴史を感じるなどのお勧めポイントとして選んだ心安らぐ場所です。

散策マップ

散策マップ

写真:島野 佳幸

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奈良駅から、興福寺の南に位置する猿沢池を目指してまず進むと良いです。猿沢の池の少し南に「ならまちセンター」があって、そこで「散策マップ」を手に入れましょう。おすすめの「ならまち八景」が書かれています。(もちろんマップはならまちの他の見どころでも手に入れることはできます。)

「ならまち八景」は、西は春日大社境内に隣接するところから、東は近鉄奈良駅近くを南北に走る「やすらぎの道」まで、中心を走る「ならまち大通り」の近辺に点在しています。ちょうど上の写真(奈良県庁屋上から興福寺を眺めた写真)の方向に位置します。

「ならまち」は、奈良時代に勢力を誇った世界遺産・元興寺の境内を中心とした地域で、古き良き日本のなつかしさを感じさせてくれる風情ある町屋が建ち並んでいます。ぐるりと歩いても2〜3時間ほどで巡れます。途中、町屋をそのまま生かした風情ある甘味処や小物のお店が点在していて、休憩しながらのんびり散歩がおすすめです。

鶴福院町から望む興福寺五重塔

鶴福院町から望む興福寺五重塔

写真:島野 佳幸

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散策路の途中の辻々に、道しるべの案内が書かれているので、マップと見比べながら歩くと迷うことは無いでしょう。

ならまちセンターを少し南に下がったところが興福寺大乗院の門跡屋敷があったといわれるところで、その場所から北に興福寺五重塔が見通せます。街中から五重塔が見られる風景は京都の八坂の塔に雰囲気が似ています

ならまちの庚申(こうしん)堂

ならまちの庚申(こうしん)堂

写真:島野 佳幸

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庚申堂は、庶民の間に広まった「庚申信仰」のならまちの拠点で、青面金剛像を祭祀する祠です。

「ならまち」の家の軒先には、赤いぬいぐるみがぶら下がっています。「庚申さん」のお使いの申をかたどったお守りで、これは、災いを代わりに受けてくれる魔除けを意味し、家の中に災難が入ってこないように吊るしています。「身代り申」とよばれています。また、背中に願い事を書いて吊るせば願いが叶うとされ、「願い申」とも呼ばれています。

ならまち格子の家

ならまち格子の家

写真:島野 佳幸

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ならまち格子の家は、猿沢の池とJR桜井線「京終(きょうばて)駅」のちょうど中間くらいに位置していて、どちらからも500mほどの距離の「ならまち」の南端に位置します。

「ならまち」の伝統的な町屋を再現していて、腰掛けベンチなども有り無料で休憩することができます。町家部分では、江戸時代中ごろから明治の中ごろまでによく作られた「厨子(つし)二階(中二階)」(本格的な二階ではなく、屋根の低い二階)にもあがることができ、畳の間や離れなどとあわせて町家の風情をじゅうぶん感じることができます。

名勝旧大乗院庭園

名勝旧大乗院庭園

写真:島野 佳幸

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旧大乗院庭園は、ならまちの東を南北に走る国道169号線(天理街道)沿いにあります。大乗院は興福寺の門跡寺院として栄えた子院で鎌倉時代にこの地にうつされました。

ほかの「ならまち」の風景とは少し雰囲気が異なり、緑あふれる広い庭園と大きな池と朱色の橋が特徴の、銀閣寺庭園を手掛けた作庭の名手「善阿弥」が関わった貴重な作庭遺構が見られます。ここも無料休憩所になっていて、庭に入るときだけ100円の入園料が必要です。歩き回って疲れたときなど、ここで休憩すると良いです。

八景の残り四景もおすすめ

写真と記事で八景のなかの四景を紹介しましたが、これ以外の四景も是非巡ってみてください。

(1)上街道沿いの町並み:上街道は、古代、奈良と飛鳥を結んだ上ツ道へとつながる街道で、宿や商店で賑わった往時の雰囲気を思い起こさせる町並みが残ります。
(2)かつての花街あたり:明治時代初めから昭和にかけて、花街として賑わった町並みで、しっとりとした風情があります。
(3)元興寺本堂の屋根瓦:蘇我馬子が飛鳥の地に建てたわが国最古の寺院、法興寺(飛鳥寺)を平城遷都に伴い 今の地に移転され名も元興寺と改められた世界遺産のお寺です。
(4)塀の残る高畑町あたり:近くの春日大社の社家町(しゃけまち)で、落ち着いたたたずまいの町並みです。志賀直哉の旧居も近くにあります。

半日もあれば、ゆっくりと八景全部を見学できます。季節の良いときにでものんびり、おすすめポイントを巡ってみてはいかがでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/05 訪問

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