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地図を見る「愛宕念仏寺」は愛宕山の麓に位置する小さな寺院。天台宗に属しており、その歴史は8世紀中ごろにまで遡るという古刹です。境内のいたるところに羅漢さんと呼ばれる石像がたくさん並んでいることで知られています。
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地図を見るその数なんと1200躰という羅漢さんは一つとして同じ表情はなく、思わず見入ってしまうような表情豊かなものばかり。時を忘れて羅漢さんたちと向き合っているといつの間にか和み、癒されるような感覚を味わえます。
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地図を見るそんな羅漢さんの中に、いま話題の人物にそっくりなものがあるという噂が広まっているのです!1200躰もの羅漢さんからそれを探すのは大変ですので、どこにあるのか答えを教えちゃいましょう。そのそっくりさんは、平安時代から京の都を火災から守ってきたという「火除地蔵菩薩」が祀られている地蔵堂の前です!
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地図を見る地蔵堂の前にズラリと並んだ羅漢さんを見渡してみましょう。ん・・・?なにやらひとり、特徴的な頭部の羅漢さんがいるではありませんか!
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地図を見る出たーっ!!
アメリカ合衆国第45代大統領、ドナルド・トランプ!(笑)
トランプ大統領といえば、その特徴的なヘアースタイルについつい目が行ってしまいますが、この羅漢さんも同じような頭をしています。また頭だけでなく、ちょっとムスっとしているように見える表情もどことなく似ているのです。
ちなみに一番それっぽく見えるのは羅漢さんを右前方に見るような角度!
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地図を見るちなみにこの羅漢さんの特徴的な頭部は、髪型ではなくベレー帽をかぶっているのだそうです。また完成したのは約40年前ということですので、誰かに似せて作ったわけではありません。
愛宕念仏寺を訪れた外国人観光客が「この羅漢さんがトランプ大統領に見える」と言い出したのが噂となって広まったのだとか。ちなみにトランプ大統領の隣のモアイ羅漢さんも気になりますが・・・。
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地図を見る「愛宕念仏寺」は過去から興廃を繰り返してきましたが、昭和25年の台風災害により境内が大きな被害を受け廃寺に。そしてついには「京都一の荒れ寺」と言われるようになってしまっていました。
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地図を見るそこで復興を託されたのが、仏像彫刻家としても有名な先代住職の西村公朝さん。昭和55年からは山門の解体復元修理など、本格的な復興事業がはじまったのですが、その際に境内を羅漢さんでいっぱいにしようと呼びかけたところ大きな反響を呼んだのです。
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地図を見る「昭和の羅漢彫り」として行われた、一般参拝者による手掘りの羅漢さんの奉納。その数は足かけ10年で1200躰となり現在に至っています。境内を埋め尽くしている羅漢さんにはそんなエピソードが隠されていたのです。
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地図を見る素人の作であるがゆえ、それぞれに味わい深い羅漢さんばかり。中にはかなりユーモラスな羅漢さんもいます。この画像中央の羅漢さんはなんとボクサー!
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地図を見るこちらの羅漢さんはメガネをかけて、ヘッドホンステレオを持っています。
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地図を見るさらにこちらの羅漢さんはテニスラケットを持っています。他にも本当に様々な表情の羅漢さんがいますのでくまなく境内をめぐってください。
また「愛宕念仏寺」の本尊は厄除千手観音で、古来から厄除けの寺として信仰されてきました。他にも境内には手で触れて拝むためにつくられたという「ふれ愛観音」など、小さなお寺ではありますがみどころはいっぱい。ぜひ時間の許す限りじっくりとご参拝を・・・。
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
電話番号:075-865-1231
拝観料:300円
拝観時間:8:00〜17:00 (受付終了16:45)
アクセス:京都バス清滝行き「おたぎ寺前」下車すぐ
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(2024/3/29更新)
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