写真:井伊 たびを
地図を見る「魚津水族館」の入口を入れば、まず「富山の河川コーナー」で、渓流に棲むイワナをはじめ、カジカ、トミヨなどの淡水魚が迎えてくれる。お子様たちの瞳がまず輝くのが、このコーナーだ。
だが、なんといっても「魚津水族館」のメイン施設は、日本初の全面アクリル製のトンネルがある「富山湾大水槽」だ。このトンネルを通れば、まるで海の中を歩いているみたいだ。つい、掌や指先が透明なアクリル面に伸び、悠々と回遊する魚たちに、話しかけたくなる。
240トンの海水に満ちたこの「富山湾大水槽」は、ブリを初めとする大型魚類はもちろんのこと、富山湾に生息する魚たちを、いろんな角度から観察し、楽しめるように工夫されている。
また、2階には他にも「深海生物コーナー」があり、3階には「ジャングルコーナー」や、サンゴ礁に棲む生物の他、水族館の裏側を覗ける「バックヤードコーナー」があり、様々な生物をいろんな角度から楽しむことができる。
写真:井伊 たびを
地図を見るダイバーが「富山湾大水槽」に潜って、富山湾の王者ブリやクエなど、大型の魚たちに餌付けをする。1日4回行われるこの「餌付けショー」には、館内の人が吸い寄せられるほどの人気だ。この光景は必見の価値あり!だ。
写真:井伊 たびを
地図を見るイシダイ「イシちゃん」の旗引きや、ウマヅラハギ「ウーちゃん」の輪くぐりなど、魚の学習能力を活かしたショー。「おさかなショー」は、親子で楽しめるショータイムで、またお子様の瞳が輝くコーナーだ。特にウマヅラハギによるショーが見られるのは、ここ魚津水族館だけだ。
写真:井伊 たびを
地図を見る「ガラエステコーナー」の水槽に手を入れると小さな「ガラ・ルファ」がたくさん寄ってきて、あなたの角質を食べてキレイにしてくれる。なんとも!くすぐったい!感覚は、お子様もお気に入りだ。
そもそも「ガラ・ルファ」は、西アジアに住む淡水魚。ふだんは、コケや岩場の小さな虫を食べているが、人の古くなった角質を食べる習性もある。エステや皮膚病治療にも使われている。
動画:井伊 たびを
地図を見る1日2回行う「アザラシのお食事タイム」では、「ミミ」「クウ」「まちこ」「ハル」の4頭が日々のトレーニングで覚えた技を披露する。何をするかはその日のお楽しみとか。
初代の「魚津水族館」は、大正2年9月に開催された富山県主催「一府八県連合共進会」の第二会場として建設された。日本海側で初の水族館だった。そして、二代目は、昭和29年4月に開催された富山産業大博覧会の魚津第二会場に、日本海側最大の水族館として建設されたとか。現存する水族館として、当館は日本最古である。
三代目である現在の館は、日本海側最大級の水族館として、昭和56年4月にオープン。「北アルプスの渓流から日本海の深海まで」「富山湾を科学する」を基本テーマに、富山湾の水生生物を中心に展示を行っている。
「富山湾大水槽」の全面アクリル製トンネルは、日本で初めて設置された。平成25年3月に創立100周年記念リニューアルをして、より富山にこだわった展示や世界の環境、そして水族館の裏方などを見せる施設に進化している。
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(2024/11/5更新)
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