御前埼灯台を目指し国道357号線沿いを車で進んでいくと、なんと静岡県最南端の岬に到達!今まで、伊豆半島の最南端にある石廊崎の方が南にあると思っていたので、御前崎市に最南端があるとはとても意外でした。日本最南端にはもちろん及びませんが(笑)、最○端っていう響きに達成感をおぼえ、皆さん到達した時に思わずうれしくなってしまうはず!ちなみに、日本最南端は、東京都の沖ノ鳥島です。各都道府県の最○端巡りっていうのも、なかなか面白いかもしれません♪
道路を渡ったところにみさきの広場があり、40台ほど停められる無料駐車場が完備されています。こちらに車を停めて、階段を登って御前埼灯台を目指しましょう。
<静岡県最南端:御前崎市>
北緯:34度35分42秒
東経:138度13分36秒
<日本最南端:東京都 沖ノ鳥島>
北緯:20度25分31秒
東経:136度04分11秒
御前埼灯台は、御前崎市のシンボル的な存在で、高さ17m。目の前に広がる太平洋の大海原と御前崎市の街並みを眺めることができます。17mでも十分に高いのですが、小高い丘の上に建っている為、想像以上に素敵な眺望をご覧いただける事でしょう。
更に、みさきの広場の方に目を向けると、巨大なカメを発見する事に。アカウミガメが海に向かっている様子がデザインされているんですって。実は、御前崎市は、ウミガメの産卵地でもあり、とてもカメに縁がある都市。そんな御前崎に遊びに来たら、お土産にオススメなのが、かめや本店の亀饅頭!かわいいカメの形をしていて、こし餡が入ったお饅頭で縁起がいいものとしても人気です。
ちなみに、御前崎市にあるので「御前崎灯台」だとずっと思っていましたが、正式には「御前埼灯台」のようです。灯台は、岬などの先端に建てられ、航海している船に位置や航路を知らせ、安全に航海する為の大切な航路標識の役割を果たしています。私達が日常でみる地図では、岬のような突端部を「崎」とあらわしているようですが、海図においては、「埼」を用いるとの事。航路標識の大切な役割を果たしている灯台に対しては、海図に倣って「埼」という文字を使っているんですって。他の灯台もよくよく見ると「埼」なんですね。
■御前埼灯台
<営業時間>9:00〜16:00
<料金>200円、小学生以下無料
御前埼灯台は、海と大地の調和をテーマにした御前崎ケープパーク内にあり、公園内の端から端までを約10分の遊歩道で結んでいます。公園内には、御前埼灯台の他、ねづみ塚、恋人の聖地と認定された潮騒の像等の見所が満載!
今、海の安全を守る役割を果たしているのは御前埼灯台ですが、この見尾火燈明堂は江戸時代に同じく海を守っていた建物。現存する建物は復元されたものですが、徳川家光が統治していた時代の1635年に建てられました。航行する船の安全を図る為に、当時は、現在のように電気の力で海を照らしていた訳ではなく、毎晩村人二人が火の番をしていたようです。強風や高波の際には、あまり役には立たず難破船があとをたたなかったようですが、火を絶やさないようにしていた苦労がうかがえます。昔はそんな苦労がありましたが、今現在は御前埼灯台がしっかりと海の安全を見守ってくれているので安心ですね。
みさきの広場から、階段を頑張って登っていくと目の前に「地球が丸くみえるん台」の立派な石碑が飛び込んできます。どこにあるんだろうと、キョロキョロ見渡すと、、、
そうです、この丸い台が「地球が丸く見えるん台」なのです!写真をご覧になって、「えっ!?」これが・・・と驚かれた方が多いのではないでしょうか?私もその内の一人。初め見たときは、座る為のベンチかと思ってしまいました。一人しか立つ事ができない位の大きさの台。いざ地球の丸みを感じる為に、台の上に立ってみましょう。「地球が丸く見えるん台」からの景色を独り占めです!!!
写真では伝えきれず申し訳ないのですが、目の前には全くさえぎるものがないので、太平洋を一望でき水平線がスーッときれいに丸みを帯びているのが分かります。やっぱり地球は丸かった♪と素直に納得してしまう事間違いありません。写真のように、台の手前には手摺りがしっかりあるので大丈夫ですが、風が強い時がありますので台に立つ際には注意して下さいね。
今回は夕暮れ時に訪問し、周色に溶けゆく太陽がとてもきれいだったのが印象的でした。それもそのはず、御前崎市は日本の夕陽百選に選ばれている都市なので夕暮れの景色がとても素敵なのが納得です!
御前崎ケープパーク内には、「地球が丸く見えるん台」の他に、「夕日と風が見えるん台」というものもあり、こちらからの景色も絶景ですよ!恋人の聖地である潮騒の像が近くにありますので、カップルにもオススメ。もちろん、昼間の景色もとてもきれいなので、時間帯問わず楽しむことができるはずです。近くには、夏にうれしい御前崎海水浴場、おいしいお魚達が手に入る御前崎海鮮なぶら市場もありますので、ぜひ一緒にお立ち寄り下さいね。夏に向かって、更にドライブが楽しみな時期を迎えました。車の窓を開けて、波の音を聞きながら素敵なドライブにお出かけしませんか?
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(2024/9/9更新)
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