御岩神社へは日立駅から車で20分。バスで35分。5000円〜の観光タクシープランもあります。(問い合わせ:日立電鉄タクシー)
白い鳥居を潜り境内に1歩入ると、ひんやりとした心地よい空気が。高い杉の木に囲まれた参道を歩いていくと、幹周囲9メートル、高さ50メートル、推定樹齢600年の巨樹が神々しい姿で屹立しています。県指定天然記念物で「森の巨人たち百選」に茨城県内で唯一選ばれた御神木です。地上3メートルあたりから3本に分かれ、均等に天に向かって伸びているのですが、3本に分かれている部分がちょうどいい具合に窪んでいます。昔はそこに天狗が住んでいて、周りの住人に恐れられていたという天狗様伝説が残っているのですが、本当に今でも住んで居そうな雰囲気すら漂います。
※御神木は、人に触られることを嫌います。パワーがもらえる、などと御神木にペタペタ触るのは逆効果ですので絶対にやめましょう。遠くからでも充分にパワーを頂けます。
写真:おしみ ゆかり
地図を見る創建の時期は不明ですが、721年編集の「常陸国風土記」に「太古よりこのかびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」と記され、考古学においても、それを裏付けるように、古代縄文人が神々を祀る祭壇遺跡などが発掘されているそうです。
仁王門を潜ると「御岩山霊場図」が掲げられていますが、その図には、国常立尊(くにとこたちのみこと)をはじめてとして、御岩神社に祀ってある188柱の神様が描かれています。つまり、御岩神社にお参りするだけで日本のほとんどの神さまにお参りすることができちゃうのです! さらには大日如来さまと阿弥陀如来さまも祀ってあり、大日如来さまはお正月のみ御開帳になります。このように神仏習合色が色濃く残り、「神仏を祀る唯一の社」ともよばれてます。
写真:おしみ ゆかり
地図を見る江戸時代には水戸藩初代徳川頼房公により、出羽三山を勧請し水戸藩の国峰と位置づけ、藩主代々の祈願所として栄えました。水戸黄門でおなじみの徳川光圀公からも祟敬を受けたといわれています。黄門さまの超人的なパワーの源は御岩神社だったのかもしれませんね。
御岩神社を参拝するだけで十分パワーを頂けますが、更にパワーが欲しい方は、御岩山登山がおすすめです。宇宙から見えた光の元と云われる岩や、高千穂から分けてもらった天岩戸や、日本最古の岩石軍など、みどころがたくさん。ですが、軽い気持ちで登れる山ではありません。きちんと準備して、ルールを守って登りましょう。
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(2024/12/14更新)
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