カリフォルニア州モントレー　歴史とワインを味わう、ちょっと大人の旅

更新日：2015/08/31 14:32

サンフランシスコから南に約200キロ。ルート１を海外沿いにひた走ると、歴史ある港町モントレーに到着。新鮮な魚介類が食べられるのも魅力で、年間を通して観光客であふれています。今回は歴史的建造物が集まる州立歴史公園の散歩コースと、歩き疲れたら喉を潤して欲しい美味しいワインが飲めるレストランをご紹介。モントレーの隠れ家的な場所を回る、ちょっと大人の旅行プランです。

カリフォルニアの歴史を語る街角

写真：いしいひい

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モントレーは1602年にスペインの航海者によって発見され、スペイン、メキシコ、アメリカ領下の首府となった歴史ある街です。

観光客でにぎわうフィッシャーマンズワーフの向かいにあるのが、モントレー州立歴史公園（Monterey State Historic Park）。園内にたたずむこの建物は、1827年カリフォルニアで最初に作られた税関で、州の歴史建造物第1号に指定されています。古色蒼然とした風情で、モントレーがかつて漁港として栄えていた頃の雰囲気を残しています。
この税関の隣には、歴史博物館となっているパシフィック・ハウス、昔の捕鯨本部、さらにダウンタウンに向かって歩いていくと古い劇場や邸宅など歴史建造物が美しく保存されているので、地図を片手に歩いてみましょう。周辺のカフェやスーパーなどのお店も景観に配慮して控えめのカラーと雰囲気になっています。マクドナルドのMのマークも黄色ではなく、黒でした。

カリフォルニアで最古の現役の教会

写真：いしいひい

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歴史公園の散歩道のいちばん東に位置しているのが、ロイヤル・プレシディオ・チャペル（Royal Presidio ChapelまたはSan Carlos Cathedral）。クリーム色の壁が青空に映えるコロニアル様式の美しい教会で、カリフォルニアで精力的に伝道活動を行ったスペイン人修道士フニペロ・セラによって建てられました。1794年の完成後、今日まで絶え間なく教会として利用され続けています。カリフォルニア最古の現役の教会でありモントレーで唯一現存する18世紀の石造建築物とあって、地元民の愛着が強い場所。花に囲まれた庭園にも癒されます。

併設のヘリティッジセンターミュージアムも見学できます。

モントレー州立歴史公園
20 Custom House Plaza, Monterey, CA 93940
税関、パシフィックハウスの見学は、金～日　10時～16時　
その他の建物は基本的に外観のみ見学できます。
ロイヤル・プレシディオ・チャペル
500 Church Street　Monterey, CA 93940
（ミュージアムの時間は曜日により異なります）

隠れ家的なテイスティングルームでまったり

写真：いしいひい

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歴史散歩のあとは、美味しいワインなど如何でしょうか。

州立歴史公園から海沿いの遊歩道を20分あまり歩くと、モントレー一番の観光地、レストランやお土産屋さんが並び活気あるキャナリーロウに到着。この通りにあるテイストオブモントレー（A Taste of Monterey）は、地元ワインと地元食材の料理を落ち着いた雰囲気で楽しめる、隠れ家的なお店です。

このお店の魅力は何といっても、写真にあるようなダイナミックな景色。180度太平洋を眺めることが出来るこの席は、開放感いっぱいです。大きなガラス越しに青い海を見渡すと、カーペットのように広がる海藻の森にぷかぷかと浮かぶラッコや、波間を悠々と泳いでいくアザラシの姿などが見えることも。ゆったりくつろぎながらワインのテイスティングをするもよし、モントレーの醸造所ピーターBの地ビールを味わうのもいいですね。

ワインと一緒に、カリフォルニア料理をどうぞ

写真：いしいひい

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テイストオブモントレーでは、是非お食事も楽しんでください。

モントレーは海の幸のみならず周辺に広大な農業地帯が広がり、このお店のビストロメニューには地元の新鮮食材がたくさん使われています。お薦めは、カニのディップ（Monterey Crab dip）。地元の名産アーティチョークにチーズとカニをあえてこんがり焼いたディップは少しほろ苦く、これまたカリフォルニア名物のサワードウブレッドという酸味のあるパンと一緒に頂きます。地元食材は地ワインと相性ぴったり！
テイストオブモントレー
700 Cannery Row, Monterey, CA 93940
営業時間　11:00~19:00（木～土は 11:00~20:00）