写真:月宮 うさ
地図を見る北海道札幌市の定山渓は豊平川沿いの渓谷に温泉が湧く市民にも愛される地域。周囲には手付かずの大自然が広がり、秋には紅葉の名所として多くの観光客が押し寄せます。見頃は10月上旬〜中旬。錦色に染まる美しい風景があちらこちらで旅人を手招きしています。
記事内でご紹介する「定山渓散策路」は、アクセス抜群の絶景紅葉スポット!自然林の中を歩く2.5kmの渓流コースや1.5kmのふるさとコースもありますが、どなたでも気軽に散策できる「二見公園」から「二見吊橋」までを歩いてみましょう。
散策路のスタート地点である「二見公園」までのアクセスは、温泉街に架かる「月見橋」を渡り定山渓グランドホテル方面に向かいます(公園はホテル横の川沿い)。ここには駐車場がありませんので、お車の方は宿泊先の駐車場・近隣の有料駐車場をご利用くださいね。
公園に入ると出迎えてくれるのが写真の風景。中央に見える赤い橋が「二見吊橋」です。吊橋までの散策路は、途中道幅の狭い場所はありますが整備されておりアップダウンも少ないので、足元や体力に不安のある方にも歩きやすいです。
写真:月宮 うさ
地図を見る絶景の前に「定山渓散策路・二見公園」の何ともユーモラスな像「かっぱ大王」に会いに行きましょう。定山渓に伝わる河童伝説にちなんで温泉街にはたくさんの像がありますが、その代表的存在です。大きいのですぐに見つけられますよ!ここで1枚楽しい旅の記念写真の撮影はいかがですか?
写真:月宮 うさ
地図を見る「二見公園」から定山渓散策路を歩いて全長23mの「二見吊橋」へ向かいましょう。
散策路を道なりに進み、橋の前に辿り着くと黄金色に染まる朱塗りの吊橋が待っています!これだけでも感動の風景ですが、橋の上からはもっと素晴らしい渓谷美の絶景を眺めることができます。また、秋だけではなく緑が生い茂る季節や雪の季節も美しいですよ。
写真:月宮 うさ
地図を見る定山渓の中でも一二を争う紅葉スポット「二見吊橋」からの眺めは、錦色に染まる美しい渓谷の風景。中心を流れる豊平川(とよひらがわ)に映し出される吸い込まれるような空と木々の色はまるで宝石のよう。これぞ定山渓の絶景秋景色です!
また、ここの辺りは"かっぱ淵"と呼ばれ河童伝説が残されています。
昔々のお話。道路工事の仕事をしていた青年が、淵で魚捕りをしていた時に突然川の中に引き込まれてしまいます。仲間が助けようとしましたが淵が深すぎ、青年は川底に沈んでしまいました。青年は見つかること無く、両親は悲しみの中を過ごす日々をおくります。やがて1年の月日が流れ去り一周忌の夜、青年が父の夢枕に立ち語ります。「私は今河童の妻と子供と一緒に幸せに暮らしている」と。以来、人々はこの淵を「かっぱ淵」と呼ぶようになり、ここで遭難することは無くなりました。…と言う伝説です。
写真:月宮 うさ
地図を見る「二見吊橋」からの定山渓温泉街の風景も眺めてみましょう。絶景方向からくるっと反対側に視線を向けるとそこに広がるのは、昔から人々に愛され続ける温泉街。どこか懐かしささえも感じる景色にほっと癒されることでしょう。
「定山渓散策路」を歩いた後は、日帰り観光予定の皆様も是非温泉に入りほっこりしてくださいね。秋色露天風呂も最高ですよ!
時間と体力にゆとりのある方は「定山渓散策路」の自然林の中を歩いてみませんか?散策路は整備されていますが、多少のアップダウンがあります。また、道は舗装されていない場所もありますのでスニーカー等の運動に適した靴が必須です。
散策路からは美しい渓谷と北海道の野山に広がる紅葉を楽しむことができます!お子様でも歩ける難易度ですからファミリーにもオススメです。
秋の北海道札幌観光は是非とも絶景の定山渓へ!錦色の風景と良い温泉が待っています!!
※定山渓散策路の通行可能時期は5月下旬〜10月31日まで。ただし、二見公園・二見吊橋までは通年通行可能です(積雪量が多い日は除雪がされていないこともあります)。
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この記事を書いたナビゲーター
月宮 うさ
花と自然と四季の風景が好きな道産子。趣味は旅行と散歩と食べること。旅のスタイルは歩く!をモットーにあちらこちらに出没中。皆さまの旅行の計画に少しでもお役に立てることを願いつつ、旅の途中で見つけた感動を…
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