写真:ろぼたん
地図を見る洞爺湖は明治43年(1910)、有珠山の噴火活動によって温泉が湧き出しました。大正6年(1917)開業した温泉から始まった温泉街、毎年春先(GW頃)から10月下旬まで毎日開催されるロングラン花火大会が有名です。国立公園にも指定されている風光明媚な湖で、湖畔からは4つの島からなる中島と湖の対岸、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山を望む風景、噴煙を上げる活火山などの自然が望めます。湖や山を利用したアクティビティや体験施設、湖を一望できるカフェやレストランなども点在し、北海道の雄大な自然を満喫できるスポットです。
今回ご紹介するのは、温泉街から洞爺湖中央に浮かぶ中島までを結ぶ観光船。写真は、赤い屋根のある桟橋にちょっとレトロな外観のお城のような遊覧船が中島から戻ってくるところです。火山と森に抱かれた洞爺湖周辺は国内初の「世界ジオパーク」にも認定された場所。ゆったりと湖面を進む遊覧船に乗って中島を目指しましょう。
写真:ろぼたん
地図を見る遊覧船に乗り込んだときに数羽のかもめを発見し、写真を撮りたくなるかもしれませんが、実は動き出してからの方がかもめの数が一気に増えてきます。最初はかもめよりも温泉街の様子や周囲の景観を楽しむのがオススメ。温泉街や湖畔から湖を眺めることは、湖に立寄ればいつでもできますが、湖から湖畔側の景色を楽しむことは、船に乗らなくてはできません。最初は景色を楽しむとよいですよ。
湖畔を出港し船が動きだすと、どこからともなくかもめたちが寄ってきて、船の端の方で留まったり、一緒に併走したり、間近でかもめたちの飛ぶ様子を眺めることができます。湖畔の景色が小さくなってかもめたちが寄ってきたら、写真撮影を楽しみましょう!中島が近づくと優雅に先導するかもめ。近づく中島と透明度を増す湖を背景に、素敵な写真が撮れますよ。
写真:ろぼたん
地図を見るかもめはまるでサービスショットのポーズを決めてくれるかのように、船の船尾や船首、手すりなどの場所に留まったり、船の近くを優雅に飛び回ってくれます。
飛び立つ瞬間、止まる瞬間、方向転換といった様々なシチュエーション、頭上、目線の高さ、見下ろす位置とあらゆる方角での撮影も可能。シャッターチャンスがありすぎて、ついつい写真撮影に夢中になって景色を楽しむのを忘れてしまうかも。
写真:ろぼたん
地図を見る洞爺湖にある中島には大島、弁天島、観音島、饅頭島と大小4つの島があります。その中の最も大きな島、大島に4月下旬〜10月末日の間、上陸も可能です。クルーズするだけであれば約50分の遊覧ですが、下船するのであれば、30分毎に出ている次の船に乗り込みましょう。
中島には手付かずの自然が残っており、エゾ鹿も多く生息。湖上には縁結びの神様・弁天を祭った弁天島や、縁結びのパワースポット、洞爺湖森林博物館もあり、洞爺湖周辺の自然やそこに生息する生き物について知ることができます。何より島近くの景観は素晴らしく、緑あふれる水辺の美しさが楽しめますよ。
写真:ろぼたん
地図を見るかもめの飛ぶ姿のシャッターチャンスが何度もあるのには理由があります。実は何十羽も一緒に併走するんです!このかもめたちがお目当ては船内で売られている「かっぱえびせん」。えびせんをもらおうと旋回したり、方向転換をしたりと様々な体勢をとってくれるというわけ。
1羽なら優雅に見えるかもめの飛ぶ姿。群れで飛ぶ姿は迫力満点!中島を背景にかもめたちの見事な飛びっぷりを見ることができますよ。
かもめは渡り鳥で、秋から冬にかけて日本に渡来し日本で越冬。春に日本を離れ、繁殖地に移動します。北海道では夏にはたくさんのかもめの姿が。鳥たちが活発に活動するのは明るい時間帯。かもめと洞爺湖のコラボを楽しみたいなら日中の日の高い時間帯がオススメです。また、洞爺湖といえば、花火!夜は花火クルーズを行っており、打ちあがる花火のそばで見学する裏花火もオススメです。
激しい火山が生んだ静かな湖、洞爺湖を楽しんだ後は温泉でひと休み。洞爺湖は、すべすべした肌ざわりで胃腸病や慢性筋肉リウマチにも効用がある弱食温泉も魅力。手湯や足湯、日帰り温泉、そして宿泊。たっぷり洞爺湖を楽しんでください。
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(2024/10/12更新)
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