写真:安藤 美紀
地図を見る名古屋では朝ごはんを喫茶店で食べることを“モーニングする”と言います。名古屋のモーニングは、コーヒーの値段で卵やトーストが付くのは当たり前。名古屋のモーニング文化はとても古く、1950年頃、愛知県一宮市の喫茶店から始まりました。
山ほどある名古屋の喫茶店の中で生き残るためには、モーニングに特徴がないと、難しいと言われています。名古屋の人はモーニングを見る目が肥えているので、朝ごはんが満足出来ないところには行きません。
NINI CAFEのモーニングの料金は、400円(ドリンク代のみ)。名古屋のモーニングの相場は350円~400円なので、地元視点で見るとやや高めと言えるかもしれません。
やや料金は高めでも、地元の人から圧倒的に支持される人気の秘訣は、サラダのボリュームと美味しさ。サラダの中身は、毎日、日替わりで変わるようになっています。私が訪れた日は、レタス・赤ピーマン・黄ピーマン・ブロッコリースプラウト・ポテトサラダ・人参・玉葱・かまごこ・ひじきの10種類でした。
オーナーの鈴木さんいわく、
「野菜をたくさん食べてもらいたい」
という思いで、モーニングのサラダのボリュームを多くしているそうです。
新鮮な野菜からは、美味しい野菜の香りと、シャキッとした食感、みずみずしい喉越しが味わえます。食べ終えた後に、美味しさと心地よさが残るような野菜サラダはなかなか他では食べられません!
それに、何と言っても名古屋で大人気のトーストと言えば「小倉トースト」。こんがり焼いたトーストに、甘いつぶ餡をたっぷりのせて食べるのが、名古屋流です(^-^ )/
写真:安藤 美紀
地図を見る鮮やかな黄色の店内は、1階と2階に分かれています。基本的には1階が喫茶室。あまりにもお客さんが多くなると、2階のフロアも使うそうです。毎日行列が出来るので、テレビ付きの待合室も用意されていて、行列を作る人に負担をかけないよう、細かな気配りもされています。
お店の左側は、ガーデンになっていて、ペット同伴OK。緑豊かな場所なので、落ち着いて食べることが出来ますよ♪
写真:安藤 美紀
地図を見るオーナーの鈴木さんの趣味で、店内はアメリカの大衆食堂のようなイメージになっています。ポップな色使いのポスター、カッコイイ内装、センスの良さが溢れています。
「本当は、もっとダイナーっぽくしたかった」
オーナーの鈴木さんは言っていましたが、
年配の客層に合わせて、現在は控えめにしているそうです(^-^)
写真:安藤 美紀
地図を見る次々と訪れる地元の常連客。開店後は、どんどん人が来て待合室で待たなければいけないので、狙い目は第一陣が帰っていく10時頃。わりとスムーズにお店に入れるようです。
写真:安藤 美紀
地図を見る次々とモーニングを作るキッチンは、まさに戦場。作っても作っても、どんどん運ばれて無くなっていきます。
そして、「また来るね!」笑顔で手を振って帰っていく、常連客の姿がとても印象的でした。
名古屋では、人気がある喫茶店のコーヒーチケットをまとめて買っておく習慣があります。NINI CAFEも、コルクボードにお客さんの名前が書かれたコーヒーチケットがたくさん貼り付けてありました。これだけコーヒーチケットが置かれているのは、モーニング激戦区名古屋で地域に根付いている証拠でしょう。
NINI CAFEがある尾張旭市は、「美味しい紅茶の店」が日本一多いと認定されています。モーニングと一緒に美味しい紅茶を飲んでみるのも良いですね。
近くには、お花見の季節になると花見客であふれる「城山公園」もあります。公園内では、長池で釣りを楽しんだり、公園の一角にある「スカイワードあさひ」というタワーの展望室が人気。標高131mのタワーから360℃見渡せる景色は、爽快です!
NINI CAFEで、こだわりのモーニングを食べた後は、城山公園をのんびり散策。心豊かな1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【NINI CAFE(ニニ カフェ)】
愛知県尾張旭市東印場町二反田300
TEL 0561-56-9162
営業時間 8:00〜18:00
お休み 毎週月曜日
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(2024/9/9更新)
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