一週間で巡る東地中海の旅、イタリア、ギリシャ、モンテネグロを訪ねて

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一週間で巡る東地中海の旅、イタリア、ギリシャ、モンテネグロを訪ねて

一週間で巡る東地中海の旅、イタリア、ギリシャ、モンテネグロを訪ねて

更新日:2015/09/26 16:39

堀江 廣喜のプロフィール写真 堀江 廣喜 トラベルプロデューサー

東地中海ってどこでしょう?
イタリア半島をはさんで東側、アドリア海、エーゲ海が中心で、ヴェネチア、サントリーニ島など歴史と美しい風景には事欠かないエリアです。
今回はこのエリアの魅力的な街々のご紹介と、一週間でこの国々をまわるのを可能にする旅のスタイル、クルーズについてもお話ししましょう。この船旅はイタリアのヴェネチアからスタートします。
そして8日目の朝、朝陽に輝くヴェネチアに戻ります。

ルネッサンス絵画の巨匠ラファエロを生んだ世界遺産の街ウルビーノ

ルネッサンス絵画の巨匠ラファエロを生んだ世界遺産の街ウルビーノ

写真:堀江 廣喜

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ヴェネチアを夕方出航した船は翌朝、アドリア海に面したアンコーナの港に到着します。
この港からバスで約1時間で、イタリアルネッサンスが花開いた世界遺産の街ウルビーノに到着します。

ウルビーノ、あまり聞いたことのない街かもしれませんが、ルネッサンス文化が花開いたイタリアの世界遺産の街です。
この街を繁栄に導いたのは、モンテフェルトロ家によるものでした。特に歴代の人物の中で最も重要な人がフェデリーコ・ダ・モンテフェルトロでした。彼は当代随一の武将と呼ばれ、多くの都市国家が乱立していた時代に、ウルビーノに安定をもたらしました。
街は1400年代にイタリアルネッサンス文化の中心地として繁栄し、この地で画家ラファエッロが生まれ宮廷文化を吸収し美的感覚を養っていきました。

旧市街は小高い丘の上の城壁に囲まれた小さな街ですが、中世の面影が色濃く残る落ち着いた街です。1444年フェデリーコ公が建て始めたドゥカーレ宮殿は、現在は国立マルケ美術館として一般公開されており、ラファエロの作品及びルネッサンス絵画の傑作が集まっています。街の中心ラファエロ通りには、ラファエロが14歳まで過ごした生家も残っています。
のんびり散策に適したイタリアの小さな街です。

エーゲ海の人気の島へのアプローチが素晴らしい

エーゲ海の人気の島へのアプローチが素晴らしい

写真:堀江 廣喜

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イタリアのアンコーナの港を出たクルーズ船は、次にギリシャのエーゲ海に向かって航海を進めていきます。エーゲ海には、ロードス島、ミコノス島など人気の島々がいくつもありますが、その中でも人気の島がこのサントリーニ島です。かつて大爆発を起こした火山が形成したカルデラ地形の一部で、その外輪山にあたるのがこの島で、崖の上に広がる白い家並み、紺碧のエーゲ海、どこを見ても絵になります。

この島へのアプローチもクルーズならご覧のような光景を眺めながら島に到着します。大型のクルーズ船は直接は島に接岸できないので、沖に泊まってそこから小舟に乗り換えて島に上陸します。これもなかなか情緒があって楽しいものです。

世界一美しい夕日が見られると評判のサントリーニ島

世界一美しい夕日が見られると評判のサントリーニ島

写真:堀江 廣喜

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クルーズの場合、寄港地の観光(別料金)があらかじめセットされていて、島に着いてからのバス移動やガイドさんの案内も含まれていて時間のロスもありません。もちろんこの島に滞在したい方はクルーズは向いていませんが、ハイライト観光地をいくつも効率的に回りたい方にはピッタリです。

サントリーニ島の中での観光は、島の中心「フィラ」地区と島の北部「イア」の村になりますが、この移動のバスもふくめて迷うことなくハイライトポイントを見て回れます。
島の中心「フィラ」では、サントリーニ島の素晴らしい景色が一望出来るポイントがあります。エーゲ海に浮かぶカルデラの地形と、白い家並みが手に取るようにご覧になれ、思い描くエーゲ海のイメージそのものを見ることができます。

ご覧の青いドームをいただく白い家は、北部の町「イア」の町並みです。ここは、世界一美しい夕日が沈む町として有名で、世界各地からたくさんの観光客がここの夕日を見にやってきます。特にカップルでのご旅行やハネムーナー旅行におすすめです。

モンテネグロの世界遺産 コトル

モンテネグロの世界遺産 コトル

写真:堀江 廣喜

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アドリア海が陸地に入り込み、複雑な入り江となっているモンテネグロのコトル湾。一帯には、中世、港湾都市として栄えた町が点在しています。この街へのアプローチは北欧のフィヨルドのような美しい風景を見ながら到着します。中でも、湾の最も奥に位置するコトルは、中世の薫りが色濃く残る町です。

コトルの街の正門のところにあるレリーフには翼の生えたライオンが表されています。これはヴェネチアの守護聖人である聖マルコのシンボルであり、この像があるということでかつてヴェネチアの支配地であったということがわかります。
アドリア海沿岸の街々は中世から近世にかけてヴェネチア共和国の支配下にありましたが、コトルの街を歩いていても、一瞬ヴェネチアの裏通りを歩いているような感覚を覚えます。

コトルはアドリア海沿岸でも中世の古い町並みが良く保存されたユネスコの世界遺産です。1166年に建てられた聖トリプン大聖堂、セルビア正教会の聖ルカ教会はロマネスク様式の建物で、内部には多くのイコン(聖画)が飾ってあります。そのほかには海洋博物館や中央広場の大時計など多くの見所があり、総延長4.5kmの長さをほこる古代の城壁が市街地の上にそびえています。街の後方の小高い山(黒い山:モンテネグロの語源だそうです)の上まで登れますので、そこからの街とコトル湾の景色は必見です。

ヴェネチアの正面玄関はクルーズでしか見ることができません

ヴェネチアの正面玄関はクルーズでしか見ることができません

写真:堀江 廣喜

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クルーズの最後に戻ってくるヴェネチアについて、塩野七生さんのエッセイ「イタリア遺聞」の中にこんな一節があります。
「ヴェネチアの表玄関は海に面しているのである。陸から汽車で着くのは、裏の通用口から入るということなのだ」

海洋国家であった当時の表玄関はこのサンマルコ広場の岸壁でした。中継貿易で栄えていたヴェネチアは、遠く現在のイスタンブールやアフリカとも貿易をしており、遠い国から長い航海を終え故国へ帰ってきたベネチア人、又初めてヨーロッパの光景を見るオリエントの人、それぞれどんな思いでこの景色を眺めていたんでしょう。

船がヴェネチアに近づくにつれ、徐々に見えてくるサンマルコ広場の鐘楼やドゥカーレ宮殿、大運河、まさに当時の人と同じ光景を船の上から見ることができます。
(2014年から大型船の大運河への通行が制限されましたので、船種によってはこの景色が見られないルートになる場合もあります。ご予約の際各種クルーズ会社にご確認ください)

クルーズ旅行なら観光地が向こうからやって来てくれます!

クルーズと聞くと、一般的に料金が高い、服装が大変、揺れるのでは、退屈、お年寄りばかり・・・などのイメージを抱かれる方が多いと思いますが、クルーズにもいろいろなタイプのものがあり、確かに高額で、世界一周のように年配の方が多いクルーズもあります。
しかし、今回ご紹介した私が乗船したMSCクルーズは、上記のようなイメージとは又違いカジュアルな雰囲気で、ハネムーナー、ご家族連れ、ご年配のカップル、お友達同士など幅広い方が楽しめるクルーズです。
一般のツアーと違って人気の観光地を一気に効率よく回れて、ご自身での移動がないのと、ホテルを渡り歩くこともないので、ゆったり旅を楽しむことが出来ます。
こんな旅のスタイルが気に入って、リピーターになる方が多い様です。
是非次のご旅行で考えてみてはいかがでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/04/23−2015/07/04 訪問

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