夜遅くまで沢山の人で賑わう、バルセロナを代表するメインストリート・ランブラス通りを一歩入った所に在るレイアール広場。
中南米の香り漂うこちらの広場に、1878年にバルセロナ市の依頼を受けた26歳のガウディが、建築家としてのデビューを飾った作品・街灯が設置されています。
ガウディの温かく、ファンタスティックな世界観が好きだという方は多いですが、こちらの街灯からはガウディを象徴する美しい曲線や植物のモチーフなどは一切見当たらず、どことなく愛嬌のある出で立ちで、街灯の上部には商業を司るギリシャ神話・ヘルメスの象徴である翼をつけた鉄カブトが施されています。
地中海地方独特の清々しい真っ青な空の下で見る街灯も、夕闇に灯る街灯もどちらも素敵ですので、ぜひ両方の時間帯に足を運んでみてはいかがでしょう。
世界一予約の取れないレストランを輩出するなど、隠れた美食の国・スペイン。
せっかくそんなスペインに来たのだから、本場で「美味しい!」名物・パエリヤが食べたい!と皆さんお考えですよね。
…しかし残念ながらそのパエリヤ。スペイン料理の中でも安くない料理の一つだとはご存知だったでしょうか。
ここでみなさん落ち込むなかれ!
そんなパエリヤをリーズナブルに、なおかつ美味しく食べられるのがこちらのお店「ラス キンザ ニッツ(Les Quinze Nits)」。バルセロナを代表する人気レストランですが、お値段は他のレストランと比較してもなかなかリーズナブル。写真の「ミックス パエリヤ(Paella Mixta)」が2人前で17.9ユーロ(日本円で約2,400円、1人前8.95ユーロで注文は2人前から)です。
バルセロナで獲れた魚介とそのエキスがたっぷり染み込み、リブ肉とソーセージまでもが炊きこまれたごはんに、たっぷりのレモンをかけてさっぱりと食すパエリヤはまさに想像していたパエリヤの味。思わず箸…ではなく、スプーンがさくさく進んでしまいます。
パエリヤは注文してから30分近く待ちますので、最初に頼み、前菜を食べながらゆっくり待つのが良いですね。大きなお鍋にずっしりたっぷり入ってきますので、お腹を空かせて行ってください〜!!
さて、名物のパエリヤを楽しんでその美味しさに満足頂けたのならば、このレストランの真の名物?!ともいうべき「イカ墨のパエリヤ(Arroz negro con sepia en su tinta)」もいかがでしょうか。
注文して待つこと20分強。
深く大きな年季の入った銀のお鍋には、底まで真っ黒いごはんがたっぷり。最初から最後まで具の入っていないこの黒いごはんと対峙するのか…と若干愕然とするのですが、一口食べてみてその思いは杞憂に終わります。
見た目は写真通り、なんともシンプルな、なんの変哲も無いイカ墨のパエリヤなのですが、イカ墨とトマトの味がしっかり入った柔らかめのごはんが日本人の口に本当に合うんです!
そしてこのパエリヤだけでも十分美味しいのに、このイカ墨のパエリヤに付いてくるのが、自家製マヨネーズににんにくをたっぷり入れたアリオリソース。このソースがパエリヤの味をなんともまろやかにしてくれる上、パンチも加えてくれて、味を更に引き立ててくれます。
そう!箸…ではなくスプーンが本当に止まらなくなるのです。
お値段は2人前で16.8ユーロ(日本円で約1,150円、1人前8.40ユーロで注文は二人前から)です。皆さん!このイカ墨パエリヤを食べるときは、「必ず」このアリオリソースを付けて食べて下さいね〜!!
「名物に旨い物なし」という故事成語がこの世にあれども、世界でも人気のある美食の国・日本に住んでいる私達は、世界に出ても「美味しいごはん」を当たり前のように求めていますよね。また、私のようにそれが楽しみで旅に出向く人が多いのも事実です。
旅に出たらその先の名物を美味しく、リーズナブルに食べたいと思うのは人の常。
「ラス キンザ ニッツ(Les Quinze Nits)」のパエリヤはそんな私達、日本からの欲張りな旅人の願望を満たしてくれる一店なのです。
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(2024/4/17更新)
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