JR長浜駅の東口を出て、北東方向へ5分ほど歩くと黒壁の街並みのある黒壁スクエアへと到着します。黒壁の街並みは、明治33年(1900)に黒漆喰塗りの洋風建築である国立第百三十銀行長浜支店が完成し、「黒壁銀行」として親しまれたことからはじまりました。
その一角に、長浜での散策の際にぜひ訪れていただきたいカフェ、カフェ 叶 匠壽庵があります。
「あも」や「匠壽庵 大石最中」などが有名な和菓子屋さんである叶 匠壽庵が大通寺の参道に程近いアーケード沿いに開いているカフェです。
カフェは、黒壁の街並みの構成要素のひとつとなっている築100年ほどの古民家を改装したもので、外観だけでなくインテリアも魅力的です。長い年月、大切に使われてきたことを想像せずにはいられないテーブルや椅子、棚などがとても素敵でくつろげる時間が過ごせます。また、土蔵のある中庭の風景を眺めながらのティータイムは格別です。
こちらのカフェでは、あんみつや季節の生菓子のお抹茶セットなど、「和」のデザートも充実しているのですが、「洋」のデザートである三種類のケーキもおすすめです。写真は、「近江のまつりばやし」という名前の、いちごと練乳のやさしい風味のケーキです。どこか懐かしいその風味は、和菓子の名店ならではかもしれません。
歴史を感じるインテリアのカフェでケーキをいただくなんて、黒壁スクエアが町の顔となった明治時代にタイムスリップしたかのようで、歴史的な街並みの散策の気分をより盛り上げてくれるのではないでしょうか?
黒壁スクエアの更に北東方向、徒歩5分ほどの場所に大通寺があります。
素敵なカフェでくつろいだあとは、さらなる歴史的名所をじっくり見学してみてはいかがでしょう?
大通寺は、黒壁スクエアができるよりもずっと早い慶安4年(1652)からこの地で長浜の町を見守っています。大通寺は、旧長浜城内に道場を開いたことをきっかけに慶長7年(1602)に創建された真宗大谷派の寺院です。「長浜御坊」の名で親しまれています。
大通寺の参道は、その奥にそびえる大通寺の山門とあいまって、黒壁スクエアとはまた違った歴史的な風情を感じられる場所です。大通寺には、重要文化財の本堂や大広間、客殿があります。大広間と客殿の内部に描かれる円山応挙や狩野山楽、山雪の障壁画も見所です。
黒壁スクエアや大通寺以外にも歴史的名所が充実している長浜では、ご紹介したカフェ 叶 匠壽庵のようにゆったりとした時間が流れる心落ち着ける場所での休憩が不可欠ですよね。
カフェ 叶 匠壽庵では、「和」と「洋」のデザート以外にも近江牛を使用したお食事のご用意もあり、ランチタイムに利用するのもおすすめです。歴史的魅力の溢れるカフェ空間を楽しみにぜひ、立ち寄ってみてください。
カフェには、和菓子の販売店も併設されており、こちらの店舗でしか購入することのできない「洋」のテイストを取り入れた和菓子もあります。もちろん、お土産物のみの購入もできますので、お食事やティータイムを逃してしまった場合でも、足を運んでみてくださいね。
カフェの詳細情報と長浜の観光案内をMEMOにリンクしています。ご訪問の際にはこちらもご確認ください!
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