八ヶ岳南山麓・清里といえば、別荘地、ゴルフ場、温泉など、リゾート地として人気があるエリアですが、そもそもの興りは牧場だったということをご存知でしょうか?
その歴史は大正15(1924)年にさかのぼります。旧大泉村の県有地を借用して馬の放牧を始めたことが始まりで、後に八ヶ岳牧場天女山分場と呼ばれることとなった牧場は、開場以来90年以上の歴史を持っています。
ちなみに、「アメリカン・フットボールの父」として知られるポール・ラッシュが1938年に清泉寮を建設したのは昭和13(1938)年。別荘地としての開発が始まったのは第二次世界大戦後のこと。
今回ご紹介する山梨県立まきば公園は、その歴史ある八ヶ岳牧場の一部を開放してつくられた公園です。八ヶ岳ライン沿いに位置し、JR小海線清里駅または甲斐大泉駅からタクシーで約10分、マイカーの場合中央道長坂IC.から約20分でアクセスすることができます。
まきば公園の魅力は、なんといってもその広さ!
標高1100〜1200メートル、約10万平米の広大な牧草地に牛、馬、羊、やぎ、うさぎなどの動物が放牧され、小動物とのふれあいができる広場のほか、バードウォッチングができる遊歩道、屋根のある休憩所、トイレ、大型駐車場も整備されています。
そして、もうひとつの魅力が入場料が無料ということ! 高原の風に吹かれて気ままに散策したいときはもちろん、カップルや、ファミリーでのお出かけにももってこいの公園です。
牧場内の人気者は、子やぎやポニー等の小動物。牧場内に生えている草なら自由に採って食べさせることができるので、夏休みや連休は餌をやる子ども達で賑わいます。
また、夏休みや祝祭日には工作体験等のイベントも行われるので、ホームページを事前にチェックしておくとよいでしょう。
動物に直接触れるのは苦手という方も、ご安心を。
公園内の施設「まきば館」には、山梨県産品を取り揃えたショップ、カフェやレストラン、畜産にまつわる資料や観光案内パンフレットが設置されている情報コーナーがあります。
小腹が空いた方は、入口左側のまきばカフェへ。
一番人気は、八ヶ岳牛乳をたっぷり使ったソフトクリーム。数種の生クリームを独自にブレンドした、濃厚な味は癖になりそうなおいしさです。甲州ワインビーフ100%使用のまきばバーガーも、ご当地ならではのグルメとして抑えておきたい逸品です。
※飲食は屋外のベンチ等で。牧場内への持込みはできません。
がっつりと召し上がりたい方には、まきばレストランがおすすめ。
開放的な窓のある空間で牧場の景色を楽しみながら、山梨県産のこだわりの食材を使ったオリジナル料理を堪能することができます。
せっかくなら、ご当地・甲州のワインビーフや甲州富士桜ポークをいただきたいもの。ステーキはもちろん、ビーフシチュー、手ごねハンバーグ、ステーキ丼、チャーシュー丼など甲州ブランド肉を使った様々なメニューがあり、何にしようか選ぶのも楽しみのひとつ。
お子様(小学生まで)向けメニューも充実。ハンバーグ、ミートソーススパゲティ等がワンプレートに載った定番のお子様プレートのほか、お子様オムライス、お子様カレーも人気です。
写真は甲州ワインビーフ100%使用 ワインビーフのミートソースのセット(スープ、サラダ、パンorライス付)。コクのあるミートソースの上にフレッシュなトマトとチーズがとろ〜り。パスタとよくからめて一度に口に運べば、絶妙なハーモニーが楽しめます。
レストランとはいえ、お値段も比較的リーズナブルなので、グループやファミリーでのお食事にもおすすめです。
まきば公園の開園は4月中旬〜11月中旬。夏の避暑はもちろん、秋には紅葉や味覚狩りも併せて楽しめます。
レストランのメニューも旬の食材に併せて変わりますので、お楽しみに!
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(2024/10/6更新)
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