写真:Saito Junso
地図を見るまずご紹介したいのが、世界の美しい駅14選でも選ばれた「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名:ヴィクトリアターミナス駅」です。
宮殿のようなその外観は、ゴシック建築を代表する歴史的価値の高い駅です。大英国時代に英国人スティーヴァンスによって設計され、10年の年月をかけて1887年に完成しました。ヴィクトリア女王の治世だったので「ヴィクトリア」の名が付けられましたが、植民地時代の名を改称する運動の中で現在はインドの名に変えられています。
ムンバイのゴシック建築の中でも、とにかくその荘厳な姿に圧倒されます。歴史があるのにいまだ現役と言うことにも驚きです。ムンバイに来たら訪れておきたい場所です。
写真:Saito Junso
地図を見るチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の見学が終わったら、その向かいにあるムンバイ(旧ボンベイ)市の行政庁舎の見学もしましょう。
こちらも英国人スティーヴァンスによる設計なのですが、少し異なる点はインドの建築様式だったものを彼が手直しをしたという点です。インドと英国様式の特徴が強く現れた折衷作となるのですが、その特徴が球根系のドーム屋根を採用しているところなどに見られます。これはムガール朝のイスラム建築の影響ともいわれ、もちろん本家の英国にはないムンバイ独自のものです。
写真:Saito Junso
地図を見る英国の新聞で「世界の美しい大学10」にも選ばれたのが、ここムンバイにあるムンバイ大学です。こちらもゴシック様式とされる建築物で、英国にあるビックベンをイメージして造られたと言われる大きな時計塔が象徴的です。インド最古の大学でありながら、現在もインド屈指の名門校としてたくさんの学生が学んでいます。
大学なので見学する際は、門のところにいる守衛さんに一言許可を貰ってから敷地内に入りましょう。高さ80mとされる時計塔は少し離れた場所からでないと、カメラに収まりきれないほどです。
写真:Saito Junso
地図を見るタージマハル・ホテルは、インド近代工業を発展されたタタ氏によって1903年に建てられたインドを代表するホテルです。
とても豪華なホテルですが、このホテルが建てられるにはタタ氏の辛い体験があったと言います。当時白人の友人とボンベイ市内にあるホテルで夕食をとろうとした際に、白人専用との理由で入場を断られました。この時彼はインドの入り口であるこの街に、インド人によって世界の来賓を招くことができる一流ホテルを作ろうと決心したと言います。
今でも最高級ホテルとして世界の来賓を迎え、格式あるホテルとして注目を浴び続けています。インドでも最高級のこのホテルには、インド人の自尊心を感じることができるようです。
もちろんどなたでも宿泊ができますので、ムンバイに来たら歴史あるホテルに泊まってみるのもお勧めですよ。
写真:Saito Junso
地図を見るムンバイの歴史的建造物の幾つかは、夜ライトアップされるものもあります。その中でお勧めはやはり「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅」です。
インドで最初に鉄道が走り出し、大都市ムンバイの発展を陰から支え、歴史的価値から世界遺産にも登録されたこの駅は、昼も美しいのですが夜のライトアップもまた格別です。
ムンバイでは是非このチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の近くに一泊し、夜のライトアップを見学しましょう。
大英帝国時代に建てられた多くの建造物は、当時の優雅な繁栄振りを感じることができる貴重な財産です。植民地での建造物という負の遺産ではありますが、今はその建物がすっかりムンバイの街に溶け込みさながら西洋の街の雰囲気すら感じる様になっています。これだけ荘厳で歴史的価値のある建造物なのに、見学だけなら無料と言うのもとてもお得です。
ムンバイを訪れたら是非、大英帝国時代の建物を見学しながら散策してみてください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/6更新)
- 広告 -