車内でジビエが食べられる!?ベルギーへ行くならタリスに乗ろう♪

車内でジビエが食べられる!?ベルギーへ行くならタリスに乗ろう♪

更新日:2015/09/07 16:26

一番ヶ瀬 絵梨子のプロフィール写真 一番ヶ瀬 絵梨子 コムラード・オブ・チーズ
ヨーロッパの高速鉄道と言えば、フランスのTGVが有名ですね。
ほかにも、ドイツのICEやイギリスのユーロスターなど各国自慢の高速鉄道がありますので、ヨーロッパの鉄道が乗り放題になるユーレイルパスで鉄道の旅を楽しむ旅行者も多いです。
そして、今回ご紹介するのはベルギーを中心に最高時速300kmで走っている高速鉄道タリス。
一等車では豪華な食事も提供されるので、ワンランク上の鉄道旅行を体験できますよ。

日本からの旅行なら、パリからの乗車が便利!

日本からの旅行なら、パリからの乗車が便利!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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タリスの始発駅はベルギーのブリュッセルのほか、フランスのパリ、ドイツのケルン、オランダのアムステルダム。ヨーロッパ4ヶ国を走っていますので、比較的乗りやすい列車です。
短期旅行の場合は、日本からの直行便があるパリからブリュッセルへ向かう路線がいちばん利用しやすいのではないでしょうか。片道約1時間20分ですので、日帰りも可能ですよ。

パリでタリスが発着するのはパリ北駅(Gare du Nord)、ブリュッセルはブリュッセル南駅(Gare de Bruxelles-Midi)です。市内からアクセスしやすいのも鉄道の魅力ですね。
しかも、ヨーロッパのターミナル駅は屋根が高くて解放的!
光が多く差し込む設計になっているので屋外のようなさわやかな雰囲気です。

愛称は「ルージュトレイン」、高級感のある車体でテンションUP!

愛称は「ルージュトレイン」、高級感のある車体でテンションUP!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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タリスの車体は高級感のある赤紫で、「ルージュトレイン(赤い列車)」と呼ばれています。
ヨーロッパの鉄道と言えばフランスのTGVが有名ですが、タリスはこのTGVの改良型です。
写真右はイギリスへ向かうユーロスター。鉄道好きにはたまらない組合せですね。
ちなみにパリ北駅なら、 リールやダンケルクなどフランス北部へ向かうTGVも見られますよ。

なお、タリスのチケットは個人でもオンライン予約ができます。
プロモーション(セール)で二等車より一等車が安くなる場合もありますよ。
普通車よりグリーン車が安くなるなんて、日本では考えられないことですよね。
※ユーレイスパスでも乗車できますが、ユーレイルパス向けの座席数は限られています。ユーレイスパス利用の場合は、日程が決まったら早めに予約するようにしてください。

タリスの一等車には一人席もあり。一人旅でも心配なし!

タリスの一等車には一人席もあり。一人旅でも心配なし!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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一人旅の場合、高級な座席に座っても隣に知らない人が来たら寛げませんよね。
そこで国際交流を楽しめる人ならそれこそが旅の醍醐味ですが、外国語が苦手で人見知りな人なら、「Where are you from?」と聞かれるだけで緊張で身が縮む思いでしょう。
その点、タリスの一等車は安心。片側は一列シートなので、隣に人が来る心配はありません。
各シートに備えられたエアクッションやヘッドレストをフル活用して寛ぎましょう。
逆にグループ旅行の場合は、向かい合わせの座席で鉄道の旅を楽しむこともできますよ。

さらに一等車ではWi-Fi利用が無料ですので、旅の情報収集やSNSへの投稿も簡単!
ちなみに二等車ではWi-Fiは一部有料で、ドリンクや食事の無料サービスもありません。
料金は10〜50ユーロ違うのですが、せっかく乗るならやはり一等車がおすすめです。
割安な時間帯を狙って、ぜひ一等車に乗ってみてくださいね。

メインディッシュにジビエ!?車内食とは思えないクオリティ!

メインディッシュにジビエ!?車内食とは思えないクオリティ!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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タリスの一等車に乗ると、飲み物や食事が提供されます。
飛行機の機内食と同様の無料サービスですが、レストランのような本格的なお料理で驚き!
ワインにしようかビールにしようか、お酒好きなら嬉しい悩みを抱えることになるでしょう。
時間帯によっては軽食になりますので、できればディナータイムを狙ってください。
時速300kmで走っているとは思えないくらい揺れも少ないので、快適に食べられますよ。

ちなみに、写真のメインディッシュはなんとウサギ。
車内食にウサギが提供されるとは、さすがジビエの国・ベルギーの鉄道ですね。
必ずしもジビエが出るとは限りませんが、ジビエの季節である秋〜冬は狙い目です。

人気都市のアントワープへも、直通便でらくらくアクセス!

人気都市のアントワープへも、直通便でらくらくアクセス!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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人気アニメ「フランダースの犬」の舞台として知られるのがベルギーのアントワープ。
日本人なら、ブリュッセルよりもアントワープに興味のある人が多いかもしれませんね。
そんなアントワープにも、パリからアムステルダム行きのタリスを利用すると、乗り換えなしで行くことができます。
本数はブリュッセル行きよりは少ないものの、2時間に1本程度。所要時間は約2時間です。
逆にアムステルダムからアントワープを目指せば、わずか1時間15分で到着します。

また、タリスの停車するアントワープ中央駅(アントウェルペン中央駅)はベルギーの鉄道駅の中で最も美しいと言われ、アントワープ市民自慢の駅でもあります。
アントワープまで行く場合は、予め駅を観光する時間も旅程に組み込んでおいてくださいね。

なお、アントワープと並んで人気のブルージュへは、ブリュッセルで乗り換えになります。
以前はパリからのブルージュへの直通便があったのですが、2015年現在は廃止されています。

タリスに乗って、ワンランク上のヨーロッパ旅行を!

ベルギーは、観光名所はもちろん、グルメでも魅力満載です。
日本でも人気上昇中のベルギービールやフリッツ(フライドポテト)、バケツに入ったムール貝の白ワイン蒸しのほか、チョコレートやワッフルも本場ならではのおいしさが楽しめます。
そんなわけで、新婚旅行や女子旅など、ちょっと贅沢したくなる旅行におすすめの国です。
ぜひタリスに乗って、とびっきり優雅な気分でベルギーを訪れてみてくださいね!

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/09/23−2012/10/05 訪問

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