写真:磯本 歌見
地図を見る川会山長楽寺は、天平年間(729年ごろ)行基が創建したお寺。天平9年(737年)八鹿山薬師寺を称しました。延暦年間には、弘法大師も訪れたとされる名刹です。天文11年(1542年)、天災により一度再建され、川会山長楽寺に改められました。
世界最大級の木造三大仏が平成6年に落慶開眼され、一躍その名を知られることになったのです。
大仏殿に入ると、まずその大仏様のスケールの大きさにあっと驚かされます。中央の釈迦如来像15.8m、床面から光背の最上部までが25.3m。向かって右の薬師如来像15.2m、左の阿弥陀如来像15.2m。高さにおいてはあの奈良の大仏様より大きいというのだから世界最大級でしょう。
この三大仏、中国の仏師のべ2万人が3年の年月をかけて製作したもので、樟の寄木造りに132万枚もの金箔がはりめぐらされています。
間口55m、奥行36m、高さ40mの重層寄棟造りの大仏殿は、その屋根に金箔1万8000枚を使用した鴟尾が金色に輝いています。殿内には、三大仏だけでなくその壁面に大理石の仏像千体仏が安置され、こちらも見ごたえがあります。
写真:磯本 歌見
地図を見る高さ70mの五重塔は、日本で2番目の高さを誇っています。最上階には釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来の三尊がお祀りされています。
その他、直径42cmの欅の柱を54本も使った回廊や、左右に8mを超える阿形吽形の仁王像が向かい立つ大門など何をとっても圧巻です。
これらの大仏や伽藍は、相互タクシー渇長、多田清翁の発願により、妻の菩提寺であるこの寺に造営され、その費用は230億とも250億とも言われています。そちらのスケールにも驚かされます。
写真:磯本 歌見
地図を見る美食の宝庫、但馬で磨きぬかれた極上の酒「香住鶴」。松葉ガニや干物の旨みが引き立つ地酒としても知られています。
「福壽蔵」は、香住鶴のオリジナル商品を販売するショップ。お酒はもちろん、味噌や羊羹、大福、きんつば、スイーツなど、自社開発したさまざまな商品を買うことができます。
試飲スペースもあり、香住鶴定番の商品から季節限定商品、福壽蔵限定商品など、ここでしか飲めないお酒も取りそろえています。
大吟醸から純米大吟醸までの試飲(有料)ができるラウンジもあり、オリジナルの菓子付お茶セットなども楽しめます。
予約が必要ですが、酒蔵見学は少人数でもできるので、酒作りの現場をぜひ見て帰ってください。
写真:磯本 歌見
地図を見る大乗寺は、江戸中期の画家・円山応挙とその一門の画家の襖絵を多く有することが有名で、別名「応挙寺」とも呼ばれるお寺。
江戸中期に建てられた客殿13室には、応挙とその門弟12名による障壁画165面があり、すべて国の重要文化財に指定されています。
応挙の絵は、さまざまな遠近技法を操り、絵の中にいろいろな仕掛けを盛り込んでいます。
自分たちだけで見てもなかなかわかりませんが、スタッフの方がガイドをしてくれるので、その仕掛けを実感することができます。
写真:磯本 歌見
地図を見る1世紀もの間、山陰本線を支え続けた余部鉄橋。鎧駅と餘部駅との間にあった全長310.6m、橋脚の高さ41.5mの鉄橋で、トレッスル式鉄橋と しては日本一の規模を誇り、山陰本線の名物として親しまれていました。
平成22年8月から運用開始した余部橋梁は、余部鉄橋同様「空中列車」としての眺望も美しく、新たな余部のシンボルとなっています。下から見上げる橋梁も圧巻。余部鉄橋の橋脚の一部が、展望施設「空の駅」として活用されています。
余部橋梁下には、展望施設へのアクセス通路や公園もあり、芝生張りの自由広場や余部鉄橋の橋脚跡を活用した東屋、余部鉄橋の主桁モニュメントも整備されています。
道の駅「あまるべ」には、日本海の水産物や但馬産の農産物なども置いているのでお土産を物色するのもいいでしょう。
とにかくスケールの大きいものばかりの香美町。
足を踏み入れてびっくりすることしばしばで、記憶に残る町のひとつになるのでは。
カニや但馬牛など美食も堪能しながら、香美町を巡ってみましょう。
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(2023/12/1更新)
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