屋久島にも負けない太古の神秘が山形に!戸沢村「幻想の森」

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屋久島にも負けない太古の神秘が山形に!戸沢村「幻想の森」

屋久島にも負けない太古の神秘が山形に!戸沢村「幻想の森」

更新日:2017/05/12 11:05

まつり はるこのプロフィール写真 まつり はるこ 編集者

山形県の母なる川・最上川。なかでもその中流にあたる「最上峡」は、美しい景勝地として、また松尾芭蕉の『奥の細道』の舞台として知られています。そんな最上峡の奥深くに「幻想の森」と呼ばれる森があることをご存知でしょうか?有名CMや話題の映画のロケ地にもなったこの神秘の森は、地元の人でもあまり行かないというまさに秘境。樹齢数百年という老木たちが、訪れる人を穏やかに迎えてくれる太古ロマン溢れる地なのです。

「幻想の森」までの道〜最上川の流れを存分に堪能〜

「幻想の森」までの道〜最上川の流れを存分に堪能〜

写真:まつり はるこ

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最上峡「幻想の森」を紹介するのに欠かせない「最上川」について、まずはご説明しましょう。最上川の源となるのは山形県南部の米沢市、福島県との県境に近い吾妻山です。最上川はそこから県内を北に北に流れ、県北部の新庄市で西に大きく流れを変えて広大な庄内平野を進み、酒田で日本海に注ぎます。

日本三大急流のひとつにも数えられるこの川は、山形県の美味しいお米や果物を育む、まさに”母なる川”なのです。写真は、最上川が大きく流れを変える新庄市本合海(もとあいかい)地区の風景。酒田の河口まで60kmほどの地点で、滔々とした雄大な流れを楽しむことが出来ます。

ここから最上川は、庄内町の狩川付近までの26knほどを国道47号線と並行するように流れ、「幻想の森」のある最上峡もこの途中にあります。「幻想の森」への期待を高めてくれる絶景を車窓に見ながらのドライブはとても爽快です。

「幻想の森」へは険しい山道を越えて…

「幻想の森」へは険しい山道を越えて…

写真:まつり はるこ

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新庄市本合海地区から最上川沿いを走ること15分ほど。左手に「幻想の森」という看板が見えてきます。とても小さいので見逃さないようにご注意を(川沿いに「白糸の滝ドライブイン」や「最上川リバーポート」が見えたら行き過ぎです)。

そこからは未舗装の林道をクネクネと登ること約15分。道の突き当りは数台分の駐車場となっていて、大きな看板があるのですぐに分かるでしょう。林道は1本道でかなり道幅が狭く、車のすれ違いが難しいところもあるので、ゆっくりと進むことをお勧めします。

目の前に広がる「幻想の森」は、地元でも「知ってはいるけど行ったことない」という人が多いまさに秘境。静かに、そして穏やかに訪れる人を迎え入れてくれます。

最上峡「幻想の森」は日本有数のスギの群生地

最上峡「幻想の森」は日本有数のスギの群生地

写真:まつり はるこ

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スギといえば屋久島を思い浮かべる方も多いでしょう。屋久島の屋久杉は“表スギ”といわれる太平洋型。一方、ここ「幻想の森」のスギは“裏スギ”といわれる日本海型です。裏スギは葉が垂れるように下向きに付いているという特徴があるため、屋久島のスギの群生地とは一味違った森の風景を楽しむことができるのです。

裏スギの群生地としては、京都(芦生スギ)や秋田(秋田スギ)などが広く知られていますが、「幻想の森」を含む最上峡の一帯も日本有数の群生地のひとつに挙げられます。写真のように、根元近くからタコ足のように太い幹が枝分かれしているのも、最上峡のスギの特徴。土地の名前から「土湯スギ」「山之内スギ」と呼ばれることもあります。

樹齢1000年を超えるものもあると言われ、大きなものになると幹周りが15mを超えるものも。豪雪にも負けず、長い歴史を刻んできた老木たちの姿は圧巻の一言です。

静寂に身を委ねる心地よさ

静寂に身を委ねる心地よさ

写真:まつり はるこ

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この森で聞こえるのは、鳥のさえずりと自分の息づかい、そして風が森をわたる音だけ――少しの間おしゃべりを止めて、この静寂に身を委ねてみることをオススメします。老木たちが語りかけてくるような、そんな気分にさせてくれる雰囲気です。

木製のチップが敷かれ、歩きやすいトレッキングコースとして散策路が完備されているのも嬉しいところ。本格的な太古の森を、気軽に散策できるのがいいですね!

あのCMや映画のロケ地として注目!

あのCMや映画のロケ地として注目!

写真:まつり はるこ

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「幻想の森」は、名作のリメイクということでも話題になった『十三人の刺客』(主演:役所広司/2013年)、時代劇ながら若い観客をも魅了した『超高速!参勤交代』(主演:佐々木蔵之介/2014年)のロケ地としても知られています。

しかし、これまで山奥にひっそりと佇んでいた「幻想の森」を一躍注目のスポットにしたのは、やはりJR東日本「大人の休日倶楽部」のCMでしょう。吉永小百合さんも堪能したこの森の神秘を、じっくりと味わってみてはいかがでしょうか?

「幻想の森」への行き方、オススメの時期

雪深い地域のため、冬季は閉鎖される「幻想の森」。春は雪解けの風景、夏には新緑、そして秋には燃えるように紅葉したツタが絡まる姿と、四季折々にみせる違った表情を楽しむことができます。

「幻想の森」へは徒歩で行くことは難しいので、車でのアクセスとなります。マイカーやレンタカーでの移動が難しい場合は、旅の玄関口となる新庄駅からタクシーを利用するといいでしょう。新庄駅に併設された「もがみ広域交流センター ゆめりあ」にある「もがみ情報案内センター」では、「幻想の森」を含む近隣の観光スポットの情報収集できます。

戸沢村の古口駅からもタクシーを利用できますが、JR陸羽西線(奥の細道最上川ライン)は1〜2時間に1本と電車の本数も少ないので、限られた時間を有効に使いたいという方には新庄駅からの利用をオススメします。

※写真をクリックするとマップが表示されます。2〜5枚目の写真のマップは、47号線沿いにある幻想の森入口にポイントを立ててありますので、参考にしてください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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