奥津軽観光の決め手!五所川原市・津軽三味線会館&斜陽館

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奥津軽観光の決め手!五所川原市・津軽三味線会館&斜陽館

奥津軽観光の決め手!五所川原市・津軽三味線会館&斜陽館

更新日:2015/09/01 17:59

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆専門ナビゲーター

「津軽」と聞いて、まず思い浮かぶことは「津軽三味線」ではないでしょうか? そしてこの津軽生まれの有名人には文豪・太宰治がいます。この2つは、五所川原市金木町が生んだ日本に誇れるもの。本場ならではの生演奏が聞ける「津軽三味線会館」と、今も現存する太宰治の生家、太宰治記念館「斜陽館」という、奥津軽観光の要とも言える絶対に見逃せない見所をご紹介します。

何度も入場OK!セットでお得な共通券

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写真:sachie

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ご紹介する「津軽三味線会館」と「斜陽館」は、津軽半島の北部の五所川原市、「奥津軽」と呼ばれるエリアにあります。
津軽三味線会館は、斜陽館の駐車場を兼ねた敷地内の目と鼻の距離にあるので、簡単に行き来が可能。ここでは、津軽三味線の歴史や地元に伝わる郷土芸能、津軽三味線の名手「三橋美智也」さんの展示コーナーなどがあり、津軽三味線の生演奏を聞くこともできます。

折角、津軽三味線発祥の地に来たのなら津軽三味線の生演奏は外せませんよね。そこで、会館と斜陽館の共通券がお勧めなんです! 何故なら、どちらも再入場ができるので、演奏までの待ち時間に斜陽館を見学したり、売店でお買い物をしたり、時間調整ができるので便利です。その上、少し割安料金で利用できてしまいます。

津軽三味線の演奏時間は、季節によって異なりますが1日約4回行われていて、所要時間は約20分程度。会館入口に開演時間が書かれているので、まずはチェックしてみて下さいね。(詳しい演奏時間は、下記のMEMO【津軽三味線会館 NPO法人 かなぎ元気倶楽部】よりご覧下さい)

お次は、本場ならではの生演奏を体感してみましょう!

やっぱり違う!感動の音色

やっぱり違う!感動の音色

写真:sachie

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こちらは、津軽三味線の生演奏での一コマ。
演奏が始まってから終わるまでの間、演奏者は何かを話すこともなく、ただひたすら津軽三味線を演奏しているだけ。ですが、曲などの説明をしなくても、時折、力強く打ち鳴らす激しい音や柔らかな音は、まるで何かを訴えかけるような迫力で、情念をも感じとることができます。心の中まで響き渡る気迫ある音色は、聞けばきっと誰もが虜になってしまうことでしょう。
音をお伝えすることはできませんが、演奏者の表情からその迫力が伝わるかもしれません。

津軽三味線は、目の不自由な芸人「仁太坊(にたぼう)」こと「秋元仁太郎」が礎を築き、長い歴史の中で変化し、盲人たちが命をかけて編み出したもの。「弾く」というよりは、打ち付けるように叩く「叩き演奏」という独特の演奏こそが、津軽三味線と言われ、そこに着眼して見れば、より味わい深い演奏を聞くことが出来るでしょう。

後世に引き継ぐために津軽三味線会館が設けられ、ここでは毎年「津軽三味線全国大会」が開催されています。津軽三味線演奏者で知られる「上妻宏光」さんなど、名だたる著名な奏者を生み出しています。ここで演奏する奏者の方々も、こうした選りすぐりの一流の方ばかり! なので、ここを訪れたら絶対に外せません!!

因みに動画でなければ、撮影ができるので、素晴らしい演奏を写真に留めておきたいところ。訪れた記念に是非、一枚如何でしょうか?

国指定重要文化財!贅を極めた威厳ある建物

国指定重要文化財!贅を極めた威厳ある建物

写真:sachie

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音色に酔いしれたところですが、ここではガラリと変わって「斜陽館」をご紹介します。
先程も言いましたが、会館と斜陽館は徒歩で約1分もかからない距離。

ご覧になっているように、カーテンのドレープ、お洒落な壁紙・絵画。見ただけで高価そうな椅子やテーブル。上質に誂えた調度品の数々は、まるで外国の貴族の部屋を思わせるような雰囲気ですよね。ですが、ここは太宰治の生家、太宰治記念館「斜陽館」の一室。

後ほどご紹介しますが、斜陽館の外観は日本的な造りで、見た限りでは、洋室があるなんて絶対に想像がつきません。部屋にあるテーブルとイスは、津島家で実際に使われていたものらしく、外国の外交官をもてなすように明治政府が建てた「鹿鳴館」風に造られてたのだそう。
この斜陽館は、大地主だった太宰治の父「津島源右衛門」が、建てた和洋折衷の2階建ての建物。明治40年に落成し、1階に11室・2階に8室。延べ床面積は、約394坪もあります。

今もなお、ここを訪れる方々の口から「うわぁ〜、広い!まだあるの?」なんて、声が聞こえるほどの大きさ。このようなゴージャス感もあって、今でも歴とした豪邸です。
このような豪華な家に生まれた葛藤から、太宰文学が誕生したと言っても過言では無く、もはや原点とも言える場所。そのため、全国から多くのファンが絶えず訪れている、奥津軽でも有数の観光名所です。

ファンのみならず、太宰気分を味わなくちゃ!

ファンのみならず、太宰気分を味わなくちゃ!

写真:sachie

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ここを訪れたら、やっぱり太宰治気分を味わってみたくなるもの。張り紙にあるように、マントを着て写真撮影ができます。
このマントは「二重廻し」と呼ばれるもので、太宰が好んで着ていたものと同じデザイン。
分かりにくいかもしれませんが、上半身が二枚に重なっています。持ってみると以外に重く「こんなに重たいのを着ていたの」と関心してしまうほど。知性溢れる黒色で、これを着れば気分を味わえること間違いなし!
このマントは、1階板の間の一角にある和室にあるので、是非お試しを。部屋の入口にこの張り紙があるので、すぐに分かります。

斜陽館の米蔵や文庫蔵は、展示室になっていて、太宰の作品はもちろん、写真や略歴、実際に使用していた灰皿に至るまで、数々の品々が展示されています。文学が苦手な人でも、太宰治について簡単に知ることができ、生い立ち一つとっても、興味深く、きっと目を奪われてしまうことでしょう。

太宰治の生き様は、沢山のヒューマンドラマが満ちていて、たった一人の人生とは思えない色濃く壮絶なもの。不思議と吸い込まれるように、その人生に引きずり込まれてしまう――これこそ、太宰ワールドかもしれません。なので、太宰治の人生について知っている人も知らない人も、魅力満載の展示室をお忘れなくご覧下さいね。

旅の思い出に、どうぞ!

旅の思い出に、どうぞ!

写真:sachie

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斜陽館を訪れたら、お土産は外せませんよね。斜陽館の入口や道を挟んだ売店では、お菓子やクリアファイルなどのオリジナル商品が売られています。旅先から帰ってきて、開けるお土産は嬉しいものですが、ここでちょっと耳寄りな情報があります。

こちらは、斜陽館の前にある郵便ポスト。郵便ハガキを持参して、斜陽館の受付から手渡された袋に入れて、こちらのポストへ投函すると、風景スタンプが押されたハガキが届きます。
風景スタンプとは、日本各地のそれぞれの郵便局にあるスタンプ。その土地の景勝地や名物などのオリジナルのデザインで、同じものは2つとありません。
言い換えれば、そこの郵便局でなければない、珍しいスタンプなんです。ここの管轄は、金木郵便局。ここでは、ご覧になっている斜陽館と、斜陽館の前に立つある人物のデザインがされています。
気になる方は、是非送ってみて下さいね。どんなものが届くかお楽しみに!!

おわりに

津軽三味線会館と斜陽館の近くには、太宰の作品『思ひ出』に登場する「雲祥寺」や、太宰治の居宅として唯一現存する邸宅「旧津島家新座敷 太宰治疎開の家」などの必見スポットも点在!

今回ご紹介した、津軽三味線会館と斜陽館。全く結びつきがないと思われるかもしれませんが、津島家のような豪商が、津軽三味線などを弾く芸人を庇護したため、津軽では音楽が育ったと言われています。実は、切っても切れない関係なので、両方見学するのがお勧めです。

今も多くの人々から愛されている太宰治と津軽三味線。その故郷を訪ねて、思いを馳せたり、本物の芸能に触れたりしてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/15 訪問

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