大通りから少し離れた所に位置する「豊盛食堂」は、こぢんまりとしたお店ですが、食事時には席がなくなる程人気のお店。食事時に訪れると、あふれる人を前にして忙しく動き回る店員さんをつかまえることもできず、立ち往生してしまうくらいです。忙しそうな店員さんを見ると、つい遠慮してしまいがちですが…遠慮せずに大きな声で声をかけてください!混雑を避けたい方は8時以降が狙い目です。
このお店、メニューがないんです。ではどうやって注文するかと言うと、右奥の方にあるレジカウンターで目の前にあるケースに入った材料とメニューを見ながら注文します。お店の方によると、日本人のお客さんも多いということで、片言の日本語なら通じます。言葉が通じなくても、壁には主なメニューの写真が張ってあって、日本語も書いてあるので指差しでもオーダーできますよ。
お店は木の家具やテーブルのダークブラウンと打ちっぱなしのコンクリートを基調としたレトロな雰囲気がただよっています。そして店内に飾られた客家の布が更にレトロさを一層引き立てています。そんなクラシカルな雰囲気の中で味わえるのが台湾人もすすめる台湾家庭料理の数々。
特におすすめするのがお店の看板メニュー「菜乾肉」(160元)。彰化埔塩鄉の「花菜乾(干しカリフラワー)」と豚肉を煮たものですが、客家料理の「梅干扣肉」では「梅菜(干しからし菜)」を使っているところ、「花菜乾(干しカリフラワー)」を使っているのが特徴。肉はとろけるように柔らかく、カリフラワーのコリコリとした食感も楽しめます。
山菜好きの方におすすめしたいのが、写真左の「過猫菜(クワレシダ)」。ワラビ類に属する「過猫菜(150元)」は、台湾ではよく食べられている山菜で、シャキシャキとした食感が楽しめます。
「板條」とはもち米やうるち米を材料にした麺ですが、写真左の「煎板條(100元)」は、その麺の中にニンニク、ネギなどの具を入れて焼いた料理です。ニンニクがきいているので、ニンニク好きの方は是非オーダーしてみてください。
そして写真右の「菜脯蛋(150元)」は、台湾の昔ながらの家庭料理。干し大根を入れた卵焼きで、ご飯にもビールにも合います。「豊盛食堂」の「菜脯蛋」は大きい厚焼き玉子のようで、食べ応えがあります。
地元の方も「おいしかった〜」と言ってお店を出て行くほど、台湾人にも人気があるお店です。お店のオーナーは台湾の田舎育ちで、各地の食材を厳選し、田舎の美味しい料理をおなかいっぱい味わってもらいたいと考え出された料理はここでしか味わえないものもたくさんあります。
家庭的な台湾料理が楽しめる「豊盛食堂」は、お値段もそれほど高くないので、気軽に入れるお店です。永康街で小籠包やマンゴーかき氷もいいですが、リピーターの方は、台湾人もすすめる台湾料理を是非味わってみて下さい!
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