青森ねぶた祭りは8/2〜8/7までですが、1日には前夜祭が特設ステージで開催され、浅虫温泉では花火で盛り上がります。そして2日から待ちに待ったねぶたが青森駅近くのコースを跳人(ハネト)やお囃子・太鼓と共に練り歩きます。
このねぶたを運行するコースも、最終日以外の昼間は日常と全く変わりなく、本当にお祭りなんだろうか?と、思うほど静かな町並みに驚きます。
ところが夕暮れに近づくと、ねぶたを運行するコース周辺には観覧席の設置や、地元の方々の場所取りなどが行われて、少しずつ祭りが近づくワクワク感で胸が高鳴ります。そんな町中を散歩しながら用意された観客席に腰をおろします。
どこからともなくお囃子の音、太鼓の音、跳人(ハネト)の笛の音が響き期待のねぶたが目の前にやってきます!
祭りを盛り上げるために欠かせないのが「ねぶた囃子」。 笛や太鼓そして掛け声と共にねぶた囃子に乗って団体が近づいてきます。
ねぶたが近づくと、観客みなが思わずうちわを上げて大喝采で立ち上がります。
その大喝采に引き寄せられるように、ねぶたがよりいっそう近くに大接近、そして回旋します。
身体中の血が騒ぎじっと座ってなどいられない!思わず一緒に立ち上がり歓声をあげてしまいます。周りに居る人は全く知らない他人でも、まるで知り合いで一緒に来た人かと思うほどの連帯感を感じました。
次々とねぶたが通過しますが、想像を絶するほどの迫力と熱気!担ぎ手の荒息さえ感じられるほどの距離感に、全身が震えるほどの感動に包まれていきました。
そしてねぶたと共に跳ねる跳人が「ラッセラーラッセラー♪」と叫んでいます。この掛け声「ラッセーラ」も諸説いろいろありますが、津軽弁で「お酒を出せ」という意味のようです。
この跳人の掛け声「ラッセラー♪」が更に一体感を生み、ねぶたの担ぎ手、お囃子、太鼓、そして観客を熱狂の渦と化していきます。
各賞を受賞した大型ねぶたが次々に!大迫力のねぶたは回旋すると姿を変えて、これがまた予想をしないような形をしていたり、息を呑むような美しい姿に圧巻です!
クライマックスに近づくと、見ている側もボルテージが最高潮に達して、魂が揺さぶられたような・・・そんな気分になりました。
特にこの水滸伝のねぶたが近づいて旋回する様子は、言葉では言い表せないほどの感動を与えてくれます。角度を変えることによって次々と変化する姿はどれも新鮮で、強烈に焼きついて忘れられない思い出のヒトコマに。たくさんの勇気と元気をもらえる最高の旅となるでしょう。
感動と熱気に包まれた熱い夜はあっという間に過ぎ去りますが、思い出はずっとずっと胸に刻まれて、夏が近づくとあのねぶたのお囃子が今でも蘇ってきます。
ぜひねぶたの感動を体験して、一生の思い出にしてください!
青森ねぶた祭りは、毎年8月2日〜8月7日までと決まっています。開催期間も長いので余裕をもって鑑賞ができるのも魅力です。日付も毎年曜日に関わらず確定していますので、早めの計画も可能かと思いますよ。
今回私は、「アソベの森いわき荘」という宿のプランを利用しての観客席での鑑賞でした。開催中、会場付近の宿はなかなか予約が難しいのですが、ちょっと離れた宿から送迎・観客席付の鑑賞プランや、ツアー自体に客席がついているものもあります。まだまだ探してみるとゆっくり観客席での鑑賞も可能かと思います。
また観客席だけの予約もありますので、公式サイトにてご確認をお願いしますね。
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(2023/12/10更新)
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