一時は危機遺産だったクロアチア・ドブロヴニク!災害内戦から復興した市街を堪能

| クロアチア

| 旅の専門家がお届けする観光情報

一時は危機遺産だったクロアチア・ドブロヴニク!災害内戦から復興した市街を堪能

一時は危機遺産だったクロアチア・ドブロヴニク!災害内戦から復興した市街を堪能

更新日:2015/09/11 13:42

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

「アドリア海の真珠」と謳われるドブロヴニクは、クロアチア観光のハイライトです。過去には何度も大きな地震の被害や内戦による破壊を受けて、瓦礫の山となった時期もあり、一時は「危機遺産」のリストにまで載るほどだった世界遺産の町。現在ではすっかり修復され、訪れる人々を魅了し続けるドブロヴニクです。周りを囲む城壁や背後のスルジ山からの眺めは絶景そのもの。平和な姿に蘇った旧市街をたっぷり楽しみましょう。

旧市街を取り囲む城壁めぐり

旧市街を取り囲む城壁めぐり

写真:Hiroko Oji

地図を見る

ドブロヴニクは古くから海洋貿易によって栄えた都市。巧みな外交術と豊富な富のおかげで15世紀から16世紀にかけてめざましく発展してきました。それなのに、度重なる大地震や、後のユーゴスラビア崩壊に伴う紛争での砲撃により、ことごとく破壊されつくした悲惨な歴史を持っています。旧市街は、今では見事に修復され、海に突き出した部分を城壁で取り囲み、絶景を楽しむ観光ポイントになっています。

全長1940メートルの城壁は、高さは最高の所で25メートル、途中にはミンチェタ要塞をはじめ、要塞や見張り塔や稜堡が築かれています。あの大地震の時でさえ、城壁だけはほとんど被害がなかったというほどの頑丈さ。この城壁からはただただ美しく澄み切ったアドリア海とオレンジ色の屋根の並びに見惚れるばかり。中ほどにはカフェもありますので、絶景を前に一休みするのもよさそうです。

背後のスルジ山頂上へ

背後のスルジ山頂上へ

写真:Hiroko Oji

地図を見る

旧市街の背後には標高412メートルのスルジ山が控えています。かつては、旧市街を一望できる大人気の観光スポットであり、ロープウェイで山頂まで上ることができたのに、1991年の独立戦争の時に破壊されてしまいました。しばらくは、破壊されたままの状況が続き、鉄骨が剥き出しになったまま、コンクリート壁が崩れかけたまま、見るも無残な姿に思わず立ち尽くしてしまうほど。砲弾の後もくっきりあちこちに残り、頂上駅周辺は、荒地状態そのもの。この写真撮影の2007年時点では、頂上まで行くのは、ジグザグの山道を徒歩で1時間近く、または車でぐるっと回って上るしかなかったのです。

でも、「安心してください!」現在ではロープウェイが完全復活しており、楽に山頂まで運び上げてくれるようになっています。山頂からは、素晴らしいアドリア海とロクルム島、手前には美しい旧市街を一望のもと!この眺めを見られるだけでも、しあわせなひと時です。

すっかり綺麗に整備されたスルジ山頂上

すっかり綺麗に整備されたスルジ山頂上

写真:Hiroko Oji

地図を見る

修復されたロープウェイの頂上駅がこの写真です。現在では近代的な頂上駅に生まれ変わっています。すっかり見違えるようになった駅の中にはレストランも併設され、素晴らしい眺めをゆっくり楽しめるようになっています。また、隣の敷地には、崩れかけた建物をそのまま利用してメモリアル・ムゼウムが設立され、戦争の悲惨だったころを我々に伝えてくれています。

綺麗に整備された山頂には、ナポレオンから贈られたという白い大きな十字架(現在のものは戦後に建てなおされたものです)がアドリア海を見下ろし、足元にはロウソクや花束が今でも絶えず供えられています。

彷徨うことが楽しい旧市街の路地

彷徨うことが楽しい旧市街の路地

写真:Hiroko Oji

地図を見る

統一されたオレンジ色の屋根瓦が埋め尽くす旧市街は、見所満載です。旧市街入り口のピレ門から入ると、目の前にオノフリオの大噴水が存在感をアピール!美味しい天然水が溢れています。この先に中心部のルジャ広場までプラツァ通りがまっすぐ延び、石畳の両側には石造りの建物が建ち並びます。また、狭い路地が左右に延び、一歩足を踏み入れると洗濯物が翻り、そこはもう人々の生活の場そのもの。迷子になったかのように彷徨うのも楽しくさえ感じます。

ルジャ広場の周囲には、スポンザ宮殿をはじめ、聖ヴラホ教会や市庁舎、オーランドの柱像が集まり、観光客で溢れ返っています。奥には総督邸、大聖堂が続き、聖イグナチオ教会、海洋博物館、民俗博物館、フランシスコ会修道院・・・と数え上げたらきりがないほど見所尽くしの旧市街です。

海岸やロクルム島から見るドブロヴニク

海岸やロクルム島から見るドブロヴニク

写真:Hiroko Oji

地図を見る

城壁の外側では広々とした砂浜に下り、旧市街を離れた位置から眺められる海岸で、のんびり過ごすのもお薦めです。夏なら、砂浜で日光浴や海水欲を楽しむ人々で賑わっています。

また、夏季限定で沖合に浮かぶロクルム島への船も出ています。美しい3つのビーチを持つリゾート地の島内には、修道院跡や植物園もあり、レストランやカフェもオープンするので、日帰りで1日たっぷり遊ぶことができます。海を隔てた眺めもしっかり楽しんでくださいね。

平和のありがたさをかみしめて

いかがでしたか?大地震や独立戦争で膨大な犠牲を払い悲惨な歴史を乗り越えてきたドブロヴニク。たくさんの人々の努力で今では平和そのものの町に復活しています。

この町を見て周るのに、便利でお得なカードがあるのです。ドブロヴニクカードと言って、ガイドブックが付いてきて市内バスに無料で乗車可能、8つの施設と城壁が無料、レストランやショップで割引があるというものです。観光客にとっては便利な存在ですので、よかったらご利用くださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/08/05−2012/12/30 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -