写真:Hiroko Oji
地図を見るクロアチアのドブロヴニク方面からバスでコトル(Kotor)にやってくると、城壁に囲まれた旧市街の前を通り過ぎて山の麓のバスステーションに到着します。
このバスステーションは、ドブロヴニクをはじめ、モンテネグロのポドゴリツァやブドヴァ、ツェティニェ方面からのバスが発着するところ。建物内には切符売り場があり、各方面への時刻表が貼りだされています。
また、敷地内にはタクシーがずらりと並び、バスから降りてきた乗客を呼び込んでいます。コトルの旧市街は徒歩圏内ですので、タクシーのドライバーが声をかけてきたとしても乗るほどのことはないでしょう。ただし、大きな荷物がある場合は利用されるといいかもしれません。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこの舌をかみそうな名前の町ツェティニェ(Cetinje)は、コトルからバスで1時間20分ほどのところにあり、岩山が連なるロヴチェン国立公園の麓に位置しています。小さな町なのですが、1946年にポドゴリツァに首都が移されるまでは約500年間も首都であったことから、現地の人たちにすると、今でも特別な存在の町。様々な旧在外公館や旧王宮を利用した博物館などがあり、見所も多いです。
見所の一つ、ツェティニェ修道院は15世紀末に建てられたのですが、その後オスマン朝との戦争がたび重なり、何度か破壊されました。現在の建物は18世紀のもので、宝物館には貴重な書物やイコン、素晴らしい十字架などが収蔵されています。また、3つの宝(聖母マリアのイコン、ヨハネの右手、キリスト礫刑に用いられた十字架の一部)があるため、世界中からの巡礼者が集まってきます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るモンテネグロの中でも屈指のリゾート地のブドヴァ(Budva)、25キロメートルにも及ぶブドヴァ・リヴィエラの中心地です。
城壁に囲まれた旧市街はこじんまりとしており、教会が連なる広場、海に突き出したような城塞が見所。コトルとツェティニェの中間にあり、日帰り観光の途中に訪れるにも便利な立地です。宿泊施設や旅行会社がたくさんあるので、宿泊して600メートルもある砂浜を持つスロヴェンスカビーチをたっぷり楽しむのもよいでしょう。
コトルからクロアチアのドブロヴニクへ向かう途中、コトル湾に面した小さな町があります。町の沖合には、二つの島が浮かび、それぞれ小さな教会が建っているのが見えています。こここそがペラースト(Perast)の町。数軒のホテルとレストランがあり、立派な教会や博物館もありますが、人影も少なく物静かな町です。斜面に建ち並ぶ民家の間の路地を散歩がてら歩き回ったり、コトル湾の眺めを見下ろすだけでも来てよかったと思えるはずです。町のバス停前に教会と郵便局がありますので、ここで下車すると散策を始めやすいですよ。
写真:Hiroko Oji
地図を見るペラーストの町の沖合に浮かぶ二つの島、それぞれに教会の建物が建っています。
海に向かって右側に見えるのが「岩礁の聖母教会」(Gospa odSkrpjela)、水色の二つの丸い屋根が可愛らしい。また、左に見える島が聖ジョージ島。緑の木立の中に、石造りのスヴェティ・ドルジェ(Sveti Dordje)という教会が姿を見せています。どちらにも船着場から小舟が出ていますので、時間に余裕のある方はご利用になってくださいね。
世界遺産の町コトルだけでも満喫できるのですが、少し足を延ばすと、よりディープなモンテネグロの空気を吸うことができます。バスの便は頻繁にあるわけではありませんので、バスステーションに張り出されている近隣へのバス発着表をしっかり確認してお出かけくださいね。建物内の切符売り場の窓口でも尋ねることができます。
なお、ペラーストへは、コトルのバスステーションからではなく、城壁の正門近くにあるバス停から小型のバスに乗って行くことができます。クロアチアとの国境の町ヘルツェグ・ノヴィまでの間を往復しており、ほぼ1時間ごとの運行です。
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(2025/1/20更新)
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