写真:Saito Junso
地図を見る日本では登山などで雲海を見る機会は多々ありますが、南国タイでも日本に勝るとも劣らない美しい雲海を見る事が出来ます。そこは、タイ北部にある「プーチーファー」。毎年乾季の時期になるとタイでは珍しい美しい雲海が一面に広がります。
早朝から光と色が刻々と変わる美しい雲海を見るために、たくさんの人がこの時期に訪れます。そして訪れた誰もが乾季の寒い山の上にもかかわらず、その美しさに見入ってしまいます。プーチーファーはタイ人の間ではよく知られていますが、まだまだ外国人観光客が少ない穴場的な場所と言えるでしょう。
写真:Saito Junso
地図を見る「プー」は山、「チー」は指差す、「ファー」は空。日本語では「空を指す山」と言う意味になります。それはプーチーファーを横から眺めるとすぐにその意味を理解できます。尖った山の一部が、まるで空を指差すかのように突き出ていますね。これがプーチーファーの名の由来です。
雲海を眺める時は、この尖った頂きの近くまで登って景色を楽しむのが人気です。そして多くの人が雲海と共に楽しみにしているのが、その雲海から登る御来光です。見事な御来光は雲海と共にプーチーファーの代名詞にもなっています。
写真:Saito Junso
地図を見るご覧の通りプーチーファーは断崖絶壁となっています。標高1,628mとタイの中では高い山の部類に属し、その眼下にはラオスの平原が広がっています。メコン川を国境線としていることが多い両国ですが、この辺りは山岳地帯を国境にしています。
まだ暗い早朝から訪れるプーチーファーですが、ここには特に柵などもないので暗いうちは気をつけて行動しましょう。なお宿泊施設などがある麓から、この頂付近までは20分ぐらいの軽い登り坂を歩いて向かいます。
写真:Saito Junso
地図を見るプーチーファーのシーズンは11月から1月頃までです。特に12月から1月にかけての週末は多くのタイ人観光客で賑わいます。朝が早いので前日から一泊する人がほとんどで、宿も満室になっていることが多いです。雲海や御来光が目的なので、当然ながら元旦の朝は非常に混み合います。可能ならば平日に訪れるのがお薦めです。
プーチーファーは正式には「プーチーファー森林公園」と言います。公園の門が開くのが午前4時半ごろで、麓から20分ぐらい山を登り頂きに向かいます。場所取りの事も考えると遅くとも午前5時半頃までには頂きに着いておきたいです。午前6時ごろからだんだんと明るくなり、御来光を眺められるのが午前7時すぎ。この頃には大変多くの人で賑わいます。
アクセスは公共交通機関ではやや困難なので、ツアー参加か、思い切って地図を片手にレンタカーでの訪問も楽しいですよ。
写真:Saito Junso
地図を見る雲海が美しいプーチーファーですが、夏のプーチーファーもお薦めです。乾季とは違って草木の緑色が、タイの青い空と共に美しい高原風景を見せてくれます。純粋にこの風景を眺めるだけでも十分に訪れる価値のある場所です。
またオフシーズンとなるので、観光客も少なく独占状態でプーチーファーを満喫できます。
今回は南国タイでは珍しい雲海が見られる「プーチーファー」をご紹介しました。暑いイメージのタイですが、乾季のプーチーファーは防寒具がいるほど寒くタイ人の間でも人気の場所となっています。日本でも雲海は各地で見られますが、国境にかかる雲海というのはなかなか貴重ではないでしょうか。
雲海はもちろん、タイでの美しい御来光が拝めるプーチーファーへ一度訪れてみませんか。
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この記事を書いたナビゲーター
Saito Junso
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(2025/1/18更新)
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