写真:藤田 聡
地図を見る「佐倉の秋祭り」は、麻賀多神社の祭礼が起源で約300年の歴史があり、毎年10月第二週の金土日に開催。「新町通り総引き」の時間帯には、23の神輿と屋台と山車が新町通りに集結し、コラボレーションが行われます。
写真は神輿と屋台と山車のコラボで、左が麻賀多神社の大神輿、中央が並木町の唐破風屋根曳き廻し屋台、右が横町の三層江戸型山車です。「佐倉の秋祭り」では曳き廻し屋台を、御神酒所(おみきしょ)と呼びます。
写真:藤田 聡
地図を見る「佐倉の秋祭り」の一番の見所は、「新町通り総引き」での神輿と屋台と山車の豪快なすれ違いです。一般的な祭りでは混乱や混雑を防止する為、山車の運行ルートは環状の一方通行で、すれ違いはあり得ません。珍しい、すれ違いの様子を見れば、「佐倉の秋祭り」を一瞬で気に入るに違いありません。
写真は栄町と野狐台町の、御神酒所(曳き廻し屋台)同士がすれ違う様子です。新町通り各所で頻繁にすれ違いが見られるので、祭りが単調にならず見所いっぱいなのです。
写真:藤田 聡
地図を見る「佐倉の秋祭り」は、神輿と屋台と山車がすれ違うダケではありません。御神酒所(曳き廻し屋台)には回転機構が内蔵されており、自在に向きを変えられるので、挨拶を交わしたり、連結も行われます。
写真は麻賀多神社の大神輿が、上町の御神酒所(曳き廻し屋台)と連結した様子です。上町は昔の表記で「加美町」と書かれています。
「佐倉の秋祭り」は基本的には自由に撮影出来ますが、神輿を路上に降ろして全員で黙祷を捧げる神事だけは撮影不可です。
写真:藤田 聡
地図を見る「佐倉の秋祭り」の最終日、21時30分から「神輿宮入り」が行われます。祭り日程の最終行事であり、クライマックスです。
麻賀多神社の大神輿は千葉県だけでなく、関東でも最大級の大きさ(台輪巾5尺)で、関東三大神輿にも匹敵するサイズを誇ります。その大神輿が、麻賀多神社の石段を駆け登り、宮入りするのです。
何度も何度も失敗を繰り返し、登れないのではと思う程ですが、登らないと祭りが終わりません。何十回も挑戦した末に、やっと登れると、奇跡的瞬間を目撃した感動に包まれます。まさにクライマックスに相応しい、感動のフィナーレです!
写真:藤田 聡
地図を見る「佐倉の秋祭り」では、通常非公開の国の登録有形文化財・旧平井家住宅を特別に無料公開します。祭りのメイン会場である新町通りの突き当りにあり、クライマックスの神輿宮入りが行われる麻賀多神社もすぐ裏手にある交通至便な立地。
無料休憩所としても利用出来、石灯籠がある庭の縁側から御神酒所(曳き廻し屋台)が通過するのも鑑賞出来ます。佐倉市は日本遺産「北総四都市江戸紀行」に認定されており、旧平井家住宅はもちろん、「佐倉の秋祭り」も「城下町佐倉の祭礼」として日本遺産を構成する文化財です!
「佐倉の秋祭り」は佐倉市中心部で行われ、京成本線京成佐倉駅から徒歩圏内。車で行く場合の無料駐車場は、市民体育館の西側に通常の駐車場に加えて臨時駐車場が設けられ、さらに奥の佐倉城址公園駐車場も利用可能です。
ただし交通規制があるので、市民体育館まで裏道で南西側からアクセスする必要があります。セーブオン佐倉田町店前が裏道の入口でしたが、コンビニの廃業により目印が無くなりました。車で行く場合は、事前に地図を十分確認しておいて下さい。
開催期間:2019年10月11日(金)〜10月13日(日)
開催時間:15:00〜22:00(予定)
住所:千葉県佐倉市新町
電話番号:043-486-6000(佐倉市観光協会)
アクセス:京成本線京成佐倉駅から徒歩約13分
JR総武本線佐倉駅から徒歩約20分
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/4更新)
- 広告 -