カルタジローネの一番の見所はこのサンタ・マリア・モンテの大階段!現地では「スカーラ」と呼ばれ親しまれています。
階段の蹴上がりに、動物や植物をモチーフにしたマジョルカ焼きの装飾が施されていて、142段すべて違うデザインになっています。
全部を写真に収さめきれないもどかしさ!!でも、階段は遠目には美しいモザイクのようです。
毎年4月〜5月は写真のように花が置かれ、また一際美しく彩られます。
また、7月と8月の各2日づつ計4日間、夜になると大階段がイルミネーションで光り輝く華やかさがありますが、その他の時期には落ち着いた風情ある街歩きが楽しめます♪
開催される日程は毎年変わるのでインフォメーションで確認することをお薦めします。
142段の階段を昇るのは、かなり息が上がりますが、階段のすぐ脇には焼き物の工房や土産屋も多いので、ひやかしながら記念にお気に入りの一品を見つけつつ進めば楽しく階段を昇れると思います。
頑張って階段を昇りきると、そこはちょっとした広場になっていて、眼下にシチリアの大地が広がり、標高約600メートルの高地にへばりつくように街が広がっているカルタジローネを感じることが出来ます。
広場には12世紀に創建された「サンタ・マリア・デル・モンテ教会」がありますが、いつ開いているかは気まぐれなので、中に入れたらラッキーですね♪
大階段(スカーラ)を昇るのは結構大変です。
腹が減っては戦ができぬ!と言うことで、階段の脇にあるレストランでランチはいかがでしょう?
その名も「スカーラ」と言うレストランがお薦めです。
もちろん陶器がアクセントになったインテリアで、物価高のイタリアにおいて20ユーロ以下でランチセット(プリモ(パスタ類)・セコンド(お肉かお魚)・サラダ・パン)が用意されているなんて嬉しい限りです。
各方面からバスで到着したら、陶器の街灯が並ぶ市民公園の脇に沿って伸びるローマ通りから街の中心へ歩いてみましょう。
ローマ通りはイタリアのバロック的な街並みに、イスラームの色彩が混じる美しい通りです。
通りをしばらく行くと、突如現れるのは陶器博物館。中に入らなくてもその佇まいは、文明の十字路と言われるシチリアならではの風情です。
カルタジローネは9世紀にアラブ人がマジョルカ焼をもたらし、ここからイタリアじゅうに広まったと言います。
現在も陶器技術は継承されており、シチリア陶器のほとんどがカルタジローネ産とは驚きです!!
ローマ通りをひたすら真っ直ぐに進むとサン・フランチェスコ橋が見えてきます。
橋の欄干までもがカラフルなマジョルカ焼きで彩られ、来た道を振り返れば聖フランチェスコ・アッシジ教会、そして橋からはシチリアの大地を見渡すことも出来ます。
ここはお薦め撮影スポットですよ。きっと見事なまでの風景をカメラに収めることが出来るでしょう!!
カラフルな陶器とバロック建築で彩られたカルタジローネの街歩き、一緒に楽しんで頂けましたか?
一本路地へ入れば洗濯物がはためき、子供とマンマがやり取りする穏やかな声が響き、素顔のシチリア島を感じることが出来る街の一つと言えましょう。
14:00〜16:00くらいはお昼休みになってしまうところが多いので、陶器などのお買い物を楽しみたいなら、その時間帯を外して訪れることをお薦めしますが、静かな街もまたいいものです。
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(2023/11/28更新)
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