根室駅を出ると、ここでしか捕れない名物の花咲カニの専門店が並んでいる。その最初の交差点を右に曲がり、あとはまっすぐ進むこと5分。北方領土関係の展示もある「千島会館」の隣が根室グランドホテルだ。一見、古臭いホテルだが、なんと、昭和天皇もご宿泊された由緒正しきホテルなのだ。そう思うと、昭和を思い起こさせる館内のレトロな雰囲気も悪くはない。
ロビー同様、部屋も古いビジネスホテルといった感じだが、無料のWi-Fiが全室で利用できるのはありがたい。ホテルの目の前にはスーパーとドラッグストアがあり、駅も近く、観光の拠点としてはとにかく立地が良い。
根室市内が360度見渡せる展望台ロビーに上ってみよう。天気が良ければ、知床半島や北方領土まで見ることができる。展望台ロビーはロビーという名前の通り、座り心地の良い椅子が並んでいる。椅子に腰をかけて、雄大な景色をゆっくり眺めて時間を過ごすのもいいだろう。
朝食バイキングは、景色の良いスカイラウンジで。北海道の旬の魚や惣菜を朝からいろいろ試すことができる。宿泊客にとって面白いのは、朝食バイキングでもロシア語での案内が書かれていることだ。根室市内はあちこちで日本語とロシア語が併記されていて、根室グランドホテルの館内にもロシア語での案内が書かれているが、バイキングのメニューにまでロシア語の名前が書かれているのは根室ならではの風景だ。
スカイラウンジでの夕食では、根室の夜景を見ながら、根室の喫茶店にしかないB級グルメ「エスカロップ」が食べられる。エスカロップはバターライスにカツが乗っていて、デミグラスソースがかかったジューシーな料理だ。エビカツのエスカロップも食べたいという人には、根室グランドホテルのオリジナル料理「ミックスエスカ」がオススメだ。エスカロップ付きの宿泊プランもあるが、根室グランドホテルでは19時30分までしかエスカロップを用意しないので、到着が遅い人は注意しよう。
グランドホテルというと高級な感じがするが、新しいホテルができてきた今、昭和っぽい雰囲気が漂う根室グランドホテルは、綺麗さを求める宿泊客には向かないかもしれない。でも、立地の良さや、花咲カニやエスカロップ付きなどの豊富な宿泊プランを取り揃えていて、全室無料Wi-Fiもあるので、利便性を追求するなら宿泊客にとっては魅力的なので、根室に来たら、ぜひ宿泊して日本最東端のホテル到達証ももらってほしい。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/9更新)
- 広告 -