クリスマスはご存知の通り、イエス・キリストが生まれたとされている日。クリスマスマーケットはキリストの誕生日を祝うために、クリスマスの4週間ほど前から必要なアイテムを市場に集めたのが由来と言われていて、発祥はドイツのドレスデンです。一説には700年の伝統がある、由緒正しい行事なのです。
しかしながら今ではドイツを始め、ヨーロッパの各地でも開かれる程、人々の認知度が上がり、冬の一大行事として楽しまれるイベントになりました。それでもやはり、最もにぎやかで豪華なのは、発祥地のドイツ。行われるのがクリスマスの前=冬休みの前に行われる行事ということもあって、この時期に休みを取ってドイツまで行くのは難しいですが、是非とも時間を作って参加していただきたい行事です!
日本でもおなじみのクリスマスツリー用のオーナメントや、甘い香りのするシナモンやスターアニスをくっつけたクリスマスリース。ろうそくや、中に電気をつけて明かりをともすランタンなんかも置かれています。さらには食べ物屋さんやポストカードも!
街の中心部となる広場にはメリーゴーランドが設置され、大人から子供まで楽しめるよう工夫されています。
また、クリスマスマーケットと言えば、ハート形のお菓子レープクーヘンも有名。これは食べるためというよりも、お菓子の表面にメッセージを書いて、愛する人に渡すものです。
日も落ちて暗くなった街に暖かい電気がともされ、かわいいものを見ながら人々が笑顔で楽しんでいる様子は、まさに夢のよう!おとぎ話に迷い込んだかのような気持ちになります。
そんなただ歩いているだけでも楽しいクリスマスマーケットですが、ここでは必ず食べなければならないグルメがたくさんあります。
まずはドイツと言えばソーセージ! 大きな鉄板で焼いてパンに挟んで渡してくれます。カレーが大好きな人は、”カリーブルスト(Currywurst)”を頼んでください。焼きたてのジューシーなソーセージにもよく合う、カレーをかけたソーセージがやってきます。これにドイツビールがあればまさに最高!ドイツにやってきたことを実感するひと時です。
そして次はポテトを揚げた、カルトッフェルプッファー(Kartoffelpuffer)。ジャガイモが主食のドイツではポテトも驚くほどおいしいので、このクリスマスマーケットの名物はみんなが大好き。ガーリックかりんごのソースが選べることが多いですが、ほとんどの人がりんごのソースを選びます。
ビールにワインと、お酒が大好きなドイツの人々。もちろん、クリスマスマーケットでも必ず楽しむという、大人気のお酒があります。
それは、グリュー・ワイン(Glühwein)。日本語ではホット・ワインと訳されるこの飲み物は、クリスマスマーケットの寒さも一時忘れさせてくれる魔法の飲み物。温めた赤ワインに、オレンジピール、シナモン、スターアニス、砂糖などを一緒に煮込んだグリュー・ワインはゆっくりと! 一気に飲もうとすると気化したアルコールでむせてしまいます。
アルコールの飲めないお子さんもご安心を。アルコールの入っていない子供用のグリュー・ワイン(Kinderpunsch)も用意されていますよ。
グリュー・ワインは、ワインの入っているマグカップの値段も込みで売られているのが普通ですので、そのままマグカップは持ち帰っても大丈夫。もしも要らなければお店の人に渡すとお金が返ってきます。誰が使ったのか分からないものはいや! という方は、新しいものに変えてもらいましょう。
ドイツのクリスマスマーケットで目一杯楽しむ方法をお伝えしました。日本の夏祭りのように、やっぱりたくさんの人が集まって笑顔があふれる場所はとても魅力的ですね。
ヨーロッパでは11月の下旬からクリスマスまでの約4週間前、各地でクリスマスマーケットが開かれます。この期間限定の本場ヨーロッパでのクリスマスの雰囲気をぜひ体感しましょう。
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(2024/12/14更新)
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