花咲ガニは、北海道ならどこでも食べられるわけではなく、根室近海でしか獲れないため、幻の蟹とも言われている。カニとは呼ばれているが、実はヤドカリの仲間で、足もカニより2本少ない8本足。鮮やかな赤い甲羅に立派なトゲトゲは見た目も華やかで、縁起物として贈り物としても喜ばれる。家庭用の安いものだと一匹500円から買えるが、花咲ガニ専門店の人によると、小さいカニのほうが実は味は良いのだとか。でも、贈られた人が喜ぶのは断然大きなカニのほうで、身のぎっしり詰まった贈答用の大きなカニはそれなりに値が張る。
花咲ガニ専門店にはテーブル席があり、茹でた花咲ガニをその場で食べることができる。花咲ガニの殻は硬く、トゲも鋭く多いので、かぶりつくには注意が必要なので、お店の人に食べやすく切ってもらおう。カニ専門店の「カニの庄屋」では、生きた花咲ガニを水槽に入れている。他のカニと喧嘩する様子が見られるかもしれない。
カニ専門店以外にも、根室駅の近くには海鮮市場がある。鉄砲汁用の安くて小さなカニから贈答用の大きくて高級な花咲ガニ、さらに希少価値のある子持ちの花咲ガニまであり、品ぞろえが良く、いろんな種類の魚介類を一度に発送したい人には海鮮市場が便利かもしれない。
回転寿司「根室花まる」は、東京丸の内にも2013年に進出したが、ここ根室店が一号店。地元根室で水揚げされたばかりの魚を使うので、他の店舗が敵わないくらい鮮度が違う。根室の郷土料理である花咲ガニの鉄砲汁はボリュームがあり、カニも手足だけではなく甲羅も入っていてなかなか豪快だ。リーズナブルで高いネタの寿司一皿とほとんど変わらない値段なのに、このボリュームは満足感を得られる。根室はなまるには、他にも花咲ガニの軍艦や、茶わん蒸しなど花咲ガニを使ったメニューがあるので、花咲ガニ料理をいろいろ試してみたい人にはぜひとも行ってみてほしい。店内には子どもの遊び場もあるので、子連れ客にも嬉しい飲食店だ。
根室駅前エリアは幻の花咲ガニが堪能できるお店が集中しているので、根室旅行の最後には、ぜひ、カニ専門店や飲食店に立ち寄って、ここでしか食べられない希少価値の高い花咲ガニを味わってほしい。
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(2024/9/9更新)
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