宇宙探索へのチケットを入手したあなたがまずしなければならないこと、それは特別なツアーに出かけるかどうか、という決断です。ツアーは2種類、(1)無料のバスツアーと(2)有料のバスツアーがあります。
無料のバスツアーはビジターセンターからアポロ・サターンV型センターまでを行き来しているバスで、下車せずに発射台や組み立て工場の建物を見るツアーです。有料のバスツアーはいくつか用意されており、途中下車をして発射台を見学するツアーや、管制塔を回るツアー等があり、こちらも最終停車地はアポロセンターとなります。
ただ、有料のバスツアーは少なくとも2〜3時間要するため、残念なことに1日に参加できるツアーはたった1つだけ。しかも1日のツアー本数が限られていますので、無料のツアーにするのか、有料にするのか、有料にするのならどのツアーにするのか、あらかじめ決めておく必要があります。詳しいツアーの内容は「関連MEMO」にてご確認ください。
また、もう一つ決めなくてはならないのは、オーディオガイド(有料)を使用するかどうか。展示はすべて英語ですが、日本語のオーディオガイドを用意しています。ガイドの貸し出しは出入口すぐの総合窓口にて、立ち寄るのをお忘れなく!日本語版のマップとビジターガイドも用意されています。
見どころ満載のケネディー宇宙センターですが、その中でも、最大のオススメであり、他の科学館や宇宙センターでは体験することのできないアトラクションがあります。それはスペースシャトル「アトランティス」館(Space Shuttle Atlantis)にある、シャトル発射体験アトラクション(Shuttle Launch Experience)です。なんと、スペースシャトルの垂直発射をシャトル風の乗り物の中で実際に体験できるのです。
アトランティス館に入り、まずは映像にてスペースシャトルの苦悩と挑戦の歴史を学びましょう。映像が終了し、次の部屋のドアが開かれると、目の前に現れるのは、スペースシャトルアトランティスです。30年間の様々なシャトルの功績や宇宙について勉強しながら、発射体験アトラクション進みましょう。
荷物はすべてアトラクション入り口裏側のロッカーへ。体一つでシャトルに乗り込みます。まずはどのように垂直発射をするのか、ビデオ説明を受けます。そしていよいよ搭乗の時。まさか本当に垂直発射なんてするわけがない、と思うかもしれませんが、実にリアルに再現されており、ほぼ90度に傾き、地響きのような強烈な振動で発射の瞬間を体験することがことができます。
宇宙センターのすべてがそれぞれに個性ある展示、アトラクションですが、もしも時間が無い場合は、アトランティス館の他に、IMAXシアターとアポロ・サターンV型センターだけは必ず訪れてほしいアトラクションです。
IMAXシアターは巨大スクリーンで宇宙の不思議を知ることができる3D映像アトラクションです。通常2本立てで1日数回の上映がありますので、時間をあらかじめチェックして、劇場へ足を運びましょう。ハリウッドスターがナレーションを担当していることでも有名なこのアトラクション。現在はトム・クルーズとレオナルド・ディカプリオが担当しています(2015年9月現在)。残念ながら英語音声のみの上映ですが、素敵な声に浸りながら宇宙旅行してみませんか?
アポロ・サターンV型センターは1969年7月20日に人類を月面に到達させたアポロ11号に関する展示や、ルナシアターでの月面着陸当時の映像を見ることができます。また月面探索中に採集されたという「月の石」に実際に触ることもできるのです!当時を知る人も、知らない人もタイムスリップしてあの時の感動をもう一度!
IMAXシアターの鑑賞料、アポロセンターの入場料はチケットに含まれています。アポロセンターはバスツアーで必ず下車する場所ですので、バスツアーに参加した際は立ち寄るのをお忘れなく。
バスツアーでロケット発射台を見ても、それが現在も本当に使用されているということが信じられないかもしれません。しかし、現在ケネディー宇宙センターでは多いときには1か月に2,3度のロケットの発射を行っており、運が良ければ発射の瞬間に立ち会うことができるのです。宇宙センターの営業時間内の発射の場合、発射台が良く見える川沿いの観覧席での見学が可能です(有料)。発射のスケジュール等は「関連MEMO」にてご確認ください。発射スケジュールは直前になって変更になることがありますので、ご注意ください。
宇宙センターの敷地内は自然に囲まれた野生動物の宝庫です。川沿いの観覧席からゆっくりお昼寝をしているアリゲーターやヘビ、また家族で水遊びをしているマナティなどに出会えることがあります。たとえそんな興奮を抑えきれない状況になっても、自由に写真やビデオをとることはできますが、観覧席のあるコンクリートの敷地内からは絶対に出ないでください。野生動物を守るのもケネディー宇宙センターの大切な役割なのです。
楽しい宇宙の旅も終わりに近づいてきました。最後はやっぱりお土産。スペースショップは宇宙センター最大のギフトショップです。NASAのロゴ入りマグカップ等、自宅に帰っても宇宙に浸れるお土産が沢山揃っていますので、チェックをお忘れなく!
また、ビジターコンプレックスから10キロほど西に宇宙飛行士殿堂(U.S.Astronaut Hall of Fame)があり、入館料は宇宙センターの入場料に含まれています。こちらも是非立ち寄ってみてください。
年間を通じて日中は温暖なオーランドですが、夏は建物内の冷房が強く、秋から春にかけては寒暖の差が激しいため、重ね着ができる服装が良いでしょう。冬でも日差しの強い日がありますので、サングラス、帽子、日焼け止めは持参しましょう。また夏には1日に数回、短時間のスコールが降りますので、折りたたみ傘かレインコートを持っていると便利です。
ケネディー宇宙センターはオーランド国際空港から車で約1時間ほど東にあります。オーランドの様々なテーマパークに訪れた際は1日を宇宙体験で過ごしてみるのはいかがでしょうか?
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(2024/4/20更新)
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